霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

ACfAにおけるフロムのAnswer

2009年03月18日 20時14分46秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私は、「(例の残念な研究会の)卒業生にメッセージカード送ろうよ!」とかいうメールを受け取り、一年間「おめぇの席ねぇーがら!だった私に何を期待しとるんだ」と返したら「死ねカス」と言われて困っておる。

一週間ぐらい前の話だが。


さて、今日は挨拶に使った事だし、研究会以外の話題である。

先日、三月五日にバイオハザード5が発売された。私は大変熱狂的なバイオファンであり、ほぼ全ての作品を所有しておるしやっておる。ビデオ映画のディジェネレーションも買ったし、攻略付設定資料集こと攻略本も全作品持っておる。

あのゲームの攻略本、ものによっては半分以上のページが設定に回されてるからな。キャラの動作がフレーム単位で表になってるのはあのゲームぐらいだ。流石は変態バイオチームと変態エンターブレインである。こいつらのおかげで、私はやたら攻略本買う人になってしまったのだ。DMCとか役に立たなさ過ぎて泣いたがな。

で、待望の続編がついに発売になった訳だ、三月五日にな。三月五日に。そう、三月五日に。

まぁ、諸君も気付いておろうが、この日私は入院していたのだ。バイオの為であれば病院脱走も辞さぬ、アクアビットマンなみの変態である私だが、身体までは変態ではない為断念する事になった。

仕方なく、バイオができない哀しみを背負って無想転生しながらスプリガンを読んでた次第である。

何故か病院にあったのだ、スプリガン。


んで退院後、ヒャッハー!汚物は消毒だー!とやってるかと思われておろうが、まだ全然やっておらん。と言うのも、あのゲームも次世代機だけあってハイビジョン前提であり、三色コードしか受け付けてくれない現状だとやりにくくて仕方ないのだ。

別にクリア不能ってことはないしむしろ4よりは簡単なのだが、いかんせん酔う。CQCメインの私のプレイスタイルだと、カメラがヌルヌル動く為3D酔いは更に激しいのである。

んで、何だかんだ言ってやっておるのはACfAだったりする。前にちょっと話した、【ARMORED CORE 4】の続編だ。正式な題名は【ARMORED CORE for Answer】であり、fourのフォーとforのフォーをかけているらしい。4に対するフロムソフトウェアなりの答えなのだろう。プロデューサー変わってたし。











さて、ここからがきもである。











実はここまでは結構前に書きあがってたのだ。




















三月六日の段階で。


という訳で、冒頭と合わせて二重オチである。

↑まで書いた後、退院したてで気張るのもよくなかろうということで一旦PCを落として寝たのだ。が、その後実は左膝も逝ってたとか本人に続きPCも入院とか色々あったおかげで、今日この日までずれこんだのである。

ま、たまったストレスの発散というのもあったのか、fAにゾッコンだったのも事実だがな。全ミッション出して、ミッションランクもノーマルは八割、ハードは九割がたSにしたから、後は詰将棋の気分である。流石にラストミッションとかは両手ライフルのみの我が愛機では無理だ。計算してみたら物理的に弾が足りなかった。


さて、私の病状とかを話してもネタにならぬし、今更話題を変える訳にもいかんからACfAの話でもするとする。

…が、その前に何も知らない人の為に。アーマード・コアシリーズは、何十種類もあるパーツから自分の好きなものを選んで自分だけの機体を組み上げ、その機体で戦うゲームである。頭、胴体、腕、脚、両手両肩の武器、更にはジェネレータやブースターまで選択できるのだ。

では。

まず旧シリーズをやった人に向けてこれを評するなら、無印4がネクサス、fAがラストレイヴンみたいな立ち位置のゲームである。例えば無印は、固有名詞の嵐だったり説明不足だったりでストーリーが酷かった。最初のミッションの解説が「独立計画都市グリフォンを制圧する敵部隊を排除する。このミッションは、アナトリアのネクスト、即ちキミの、パックスに対するプレゼンテーションだ」とか言われるからな。

本来ならこういう場合は「なんやねん○○って」と突っ込みたいところだが、○○に該当するものが複数ある為できぬという始末であるからどうしようもない。事前説明もないし、説明書に至っては読んでもプレイできる知識が身につかないという伝説的な乙仕様である。

一方、メカデザインを見てみればどうみても歯茎だったりした訳である。オープニングやタイトルを飾ったアリーヤ(あーりあ?)も目が電光掲示板だったし、サンシャインに至ってはついたあだ名が悪魔超人という始末である。

以前も紹介したとおり、致命的欠陥建築☆レイレナード本社エグザヴィルとか太陽神ウェブカメラ☆ソルディオスとかも大分酷かったしな。しかし一番致命的だったのは、やはり企業を増やしすぎたこと、そして企業まわりの設定を無理に詰めすぎたところにある。


4に限らず、ACシリーズは未来が舞台のSFだ。国家という概念が崩壊し、企業が世界を統治するようになった時代の話である。4が他シリーズと明確に違うのは、国家が崩壊してからどれぐらい経ってるか、というところである。旧シリーズは百年も二百年も経ってからの世界だが、4は10年と経っておらん。

またそれ故にか、旧シリーズでは大抵二大会社以外出てこない。自然淘汰されたのだろう。しかし、国家解体戦争から3、4年しか経ってないからか、4では大企業グループだけでも六つ、全部で20社ぐらい出てくる。まぁこれだけならまだわかりにくいで済んだんだが…

AC世界では、アーマードコア(つまりAC)と呼ばれる最強の人型兵器が世界の戦争で第一線に立っている。んで、旧シリーズだと、企業に所属するAC乗りというのはほとんど出てこない。実際企業所属部隊なんてのはたいした数いないんだろう。

まぁ当たり前と言えば当たり前である。企業だって国みたいに争うのだ。しかも国家がないから、経済的な競争だけでなく軍事的な競争もある。企業が真面目にAC部隊を揃えたりしちゃった日には、企業間の争い=戦争になってしまう。人的物的資源を傾けた全面戦争にな。そうしたら国家解体どころか世界が解体する

そんな訳で、ACに乗る人はレイヴンズネストとかグローバルコーテックスとか呼ばれる独立行政法人みたいな組織に登録して認可を受ける。そして各企業や研究機関から依頼を受け、研究所の警備とか、逆に襲撃とかを遂行する傭兵となるのだ。これが、いわゆる「レイヴン」である。

しかし、4の世界ではレイヴンズネストみたいな組織がない。ここからがちょっとややこしいのだが、国家解体戦争の前にはあったらしいし、実際世界の戦場をレイヴンが戦っていた。ACとともにな。

しかし国家解体戦争では、通常のAC、つまりノーマルACとは違う別のACが投入された。次世代型AC、ネクストである。ネクストに乗る者はリンクスと呼ばれ、リンクスはレイヴンを一掃してしまった。実際、ノーマルとネクストじゃパラメータの桁が違うしな。

で、国家の時代が終わり、企業の時代が来た。ちなみにさっきの「パックス」ってのは企業による平和=パックス・エコノミカの略だったりする訳だが、略すな。パックスだけじゃただ「平和」って意味だけだろうが。

閑話休題。で、ここで何が問題って、企業は沢山ある訳だ。しかも、レイヴンを管理したレイヴンズネストみたいな組織はない。つまりリンクスは皆、どこかしらの企業に属している訳だ。で、会社は二桁以上の数がある。

ここで考えてほしい。

企業がAC部隊を創設、運用する場合、当然他社製パーツは使わない。あらゆる意味で当たり前の話である。国家解体戦争の時は同盟だったかもしれんが今は競争相手なのだ。パーツを売ってくれる訳がない。

まぁグループ系列企業のパーツなら使うが、そういう大まかな区分けでも6社もある訳だ。例えばGAは、武器ならガトリングガン、バズーカあたりぐらいしか作ってない。頭とか腕とかのパーツも、頭と足を除けば一種類しかない。その頭と足とて、二種類あるだけである。

当然、偏った機体しか作れなくなってしまう訳だ。レイレナードなどは悲惨で、高機動戦を主眼においた機体を揃えているのだが…いかんせんジェネレータが産業廃棄物なのだ。一応二種類あるのだが、開発元の都合で事実上一択。んでブースター(これまた一種類しかない)がエネルギーを馬鹿食いするもんで、動けば速いけど動けないという有様なのだ。


4の一番の問題はここだ。それぞれの機体にまったくもって幅がないのである。どんな産廃パーツでも他の会社のパーツとの組み合わせやミッション内容によっては有用なパーツになりえる。その自由度の高さこそ、ACの醍醐味だ。

例えば、ロケットという武器があってな。ロックオンができない。時速500~1000kmぐらいの速度で動き回るゲームなのにロックオンが出来ず、見越しで撃たないといけないという武器である。普通に考えれば産業廃棄物だし、実際、一般的には産業廃棄物である。

しかし、威力が桁外れな上に軽いという利点があり、大型の要塞みたいな敵を撃破するミッションにはもってこいだ。ロケットを搭載し、武装をできる限り削って機動力と装甲を確保するように機体を構築する…こうなれば、ロケットは超のつく優良パーツになる。

が、現実は非情である。

ロケットを作っているのはテクノクラートという会社なのだが、ロケット市場を独占してるとかではなく技術がお粗末でロケットしか作れないだけの企業である為、所属リンクスであるボリスビッチは哀れにも全身にロケットを装備した自殺機に乗せられて主人公へ挑むのである。一応オリジナルなのに…

さっき言った、動ければ速いけど動けないレイレナードの機体だって、ジェネレータやブースターといった内装を他企業のパーツで組みなおしたりすればそれだけで一線級の機体に仕上がるのだ。見た目だって、全部同じ会社のパーツで組めばかっこ悪くても、他企業製を組み込めばそこそこ見れる機体になる。


で、これらの問題に答えたのがfAである。fAではレイヴンズネストみたいな傭兵管理会社が復活している。しかし企業所属リンクスもここに登録する事になっており、独立傭兵と社員リンクスが同時に存在している状態だ。社員リンクスは所属企業および系列会社のパーツを使って機体を構築し、独立傭兵はどの会社のパーツでも節操なく使う。

多すぎた企業も合併や再編成を通して減らし、新型パーツも開発して一つの会社が作るパーツの種類を増やしている。この為、会社ごとに偏っていた社員リンクス機体も、会社ごとの特徴が見受けられる、という程度に落ち着いた。その一方で、何でも使うが企業の支援がない以上万年金欠らしい独立傭兵、などそれぞれに性格が出ておる。


まぁ、こんなところか。主にACという機体をメインに語ってきたが、fAではこんな感じで4の濃すぎたところを修正し、その答えを提供している。ストーリーもなかなかどうしてACっぽい。

元々、ACはアイザック・アシモフとかあたりのSFみたいな話だった訳で、今回も答えは三つあるけど全部お先真っ暗という素敵な感じになっている。キャラもジャックみたいな策士からキサラギみたいな変態技術者、熟練の老兵から健気に戦う女の子まで色々だ。

武器とか外装とかの性能も、現在のver1.3ではどれもそこそこ使えるようになっておる。強すぎるパーツとかも勿論あるが、使い道の見当たらないパーツはそんなになく、どこかしら長所があるから使ってやれる感じだ。



長くなったが、そんな感じの答えを頂きながら今日も今日とてネクストを乗り回しておる次第。相変わらず機体構成がPSAC時代の発想だがな。この日誌も、毎日はきついが二、三日に一回は更新できるよう努力する予定である。

それでは諸君、また会おう。


2 コメント

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はい、そのつもりです。 (ししおーそ)
2009-03-18 21:02:53
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5495072
こんなのも見れてacfaいいよねー
発売日に買ったけれど今も稼働中ですよー
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Unknown (きりしま)
2009-03-25 23:52:41
やらないかネタはやはりパンツとゲドとジャックが優秀すぎるかと…

ランクマッチ、ラグとか贅沢言わないからタイマン以外成立すればな…何の為にチーム戦ルール多人数バトルロイヤルがあるんだと
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