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知らなかった北川温泉 これぞ気配りの宿

2009-12-03 19:48:53 | 旅行記

12月の1、2日。1泊だけだったが、温泉に行って来た。
 カレンダーの予定表を見て、妻と二人、完全にフリーの日を二日以上見つければ
 「さあ、温泉へ行こう」となる。
 留守番を頼まれる息子は
 「また行くのー」と不満そうだが、一緒に行きたいとは言わない。次女は、スケジュールさえ合えば付いてくるが、最近忙しそうだ。長女はドタキャンの常習犯。

 年中、夫婦喧嘩ばかりしていて、子供たちが小さい頃は
 「お父さんとお母さんが離婚したら、どっちに付いていくか」で、兄弟げんかをしていた。むろん、全員が「私はお母さんに付いていく」だった。それなのに、なぜ、喧嘩になるのか。多分、3人も付いていったら生活が苦しくなるから
 「あんたは、お父さんに付いていきな」と、末っ子の長男が押しつけられて言い争いになっていた。
 だから、夫婦で頻繁に旅行に行くのが、不思議で、また、不満なのかも知れない。

 今回は1泊なので、近場を探した。「海の幸料理」があって、暖かいところが良いと、伊豆方面に行くことにした。
 昨年、二度ほど行った西伊豆の戸田(へた)も良いが、少しでも早く宿に入りたいから、より近い東伊豆で情報を集めた。楽天トラベルで検索していたら、北川温泉の「望水」という宿の評判がすこぶる良いことが分かり、ここに決めた。
 行ってみた結論。
 「近くの温泉場で、定宿(常宿)に出来る所がないか」という、かねてからの希望に合致するホテルだった。みなさんにも、お奨めできる。
 ということは、大変良いという結論だ。
 これまで、伊豆の温泉はあちこちと出かけたのに、北川温泉は知らなかった。「きたがわ」でなく、「ほっかわ」だというのは、ホテルに着いてから知った。
 ホテルで知り合った千葉からのご夫婦は「JRから、評判の良いホテルとして紹介された」そうだ。リピーターが多いとも聞いた。

 いつも、シャンプー・リンス・ソープ類は、自前を持っていくが、こちらのお風呂には、上質で香りの良いシャンプー・リンスが使用されていた。妻が買って帰ったくらいのものだ。浴衣と寝間着(これも浴衣)が別々に用意されている。フェイスタオルが使い切れないほど用意されている。気配りが行き届いている。
 ホテルの口コミ記事は本当だった。

写真の説明

下の写真
部屋に通されて、お菓子と抹茶のお出迎え。写真にはないが(抹茶は飲んでしまった後の写真)、焼き芋もあって、早い到着で、夕飯まで時間があった腹具合には、ちょうど良い量だった。
おいしいお菓子だったので買って帰り、今、食べながら書いているところ。Photo

下の写真
脱衣場から見た露天風呂(ブレてしまった)。
先ずは、大浴場と露天風呂でくつろぐ。屋内風呂はぬる目で、もの足りなかった。露天風呂は熱めのお湯が出ていた。男女風呂は時間で入れ替えだった。翌朝の入れ替え済みの、古代檜の風呂。こちらはお湯も熱かったので、朝の目覚めにはちょうど良かった。Photo_2

下の写真
大浴場で1時間ばかり湯につかり、浴場を出ると、サービスルームがある。そこでは、「ところてん」のサービスがある。これがおいしい。伊豆名産のわさびのタレがいい。お茶も出してくれるが、「無料のお茶」にありがちな、いい加減なものではない。ここではお茶までが行き届いているのがうれしい。朝は、ここで、摘みたてのキュウリとトマトのサービスを受けた。
Photo_4

下の写真
大浴場からあがり、部屋で少しくつろいでから、「ときの凪」というプライベート・ガゼボを楽しむ。ここは予約の必要があるが、4種類の風呂がある。今回は、サウナとジャグジーバス付きの「さざ波」を利用。50分間、無料で利用できる。利用時間は、さんざん迷った挙げ句、夕食前の5時からとした。この時期はもう暗く、本来は見えるはずの伊豆大島が見えなかった。夏場なら、この時間、冬なら朝方がねらい目かも知れない。
Photo_3

下の写真
地場の材料を使った料理に地ビール。金目鯛のひれ酒があるとのことで、写真の冷酒は少しだけ飲んで、ひれ酒に変更。久しぶりのひれ酒のおいしさを楽しむ。ここは、金目鯛が旬のようだ。帰りに寄った寿司屋さんでも、プリプリの金目鯛がおいしかった。
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下の写真
えび鍋
Photo_6

下の写真
お造り。どれも活きが良くておいしい。私は、なんといっても刺身がたのしみで、普段は舟盛りや大皿を頼むのが常で、妻が「もっと、別注文したら」というのを我慢した。いつも、最後の料理がきつくなってくるからだ。歳のせいか、食べられる量が減ってきた。
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下の写真
豚の柔らか煮(黒米あんかけ)。これもおいしかった。他に、熱した石で焼く「さざえ」や「海老」が出たが、他の料理が大変美味だったのに比べ、こちらは、よくある普通の味だった。写真も撮り忘れた。
Photo_8

下の写真
この釜飯が素晴らしかった。アワビがたくさん入っていた。これだけ、おいしいご飯が出た旅館・ホテルは記憶にない。湯河原のホテルで、ご飯がおいしくて、お米の仕入れ先を紹介して貰い、今でも時々、注文しているが、釜飯・炊き合わせ類のご飯では、今までの最高の味だ。辛口批評の妻も、ベタ褒めの味。
Photo_9

下の写真
ロビー奥のサロンで、日の出を見る。残念ながら大島上空に雲があり、雲の上からの日の出だった。大島右の稜線が切れるあたりの雲が、島のように見えないこともない。日の出なんて久しぶりに見た。サービスでコーヒーが飲める。このサロンでは、夜、シャンパンのサービスもある。しつこいようだが、無料なのに安っぽくない。
Photo_10

下の写真
朝食が豪華で、 いろいろな食材が楽しめる。
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下の写真
カニ汁が大きな椀で盛られた。ダシがよく出ていた。
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下の写真
「身の詰まったイカも入ってっるよ」と喜ぶ。
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下の写真
焼き魚は5種類から選べる。金目鯛の味噌漬けを選んだ。
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下の写真
帰りは、伊豆半島の海岸線を一週。下田、石廊崎に寄り、海と富士山の景色を満喫。雲見からの富士山が絶景だった。伊豆の宿で、最悪の思い出が雲見の宿だった記憶も蘇ってきた。風呂にお湯がなく、ホテルが慌てて風呂にお湯を張ったが、貯まるのが遅く、ちょろちょろしか出なくて、すぐ冷める。風呂をあきらめる、気配り最低のホテルだった。帰りに請求金額を見て普段おとなしい友人までが、激怒した。すったもんだで、半額以下の支払いしかしなかった。
Photo_18


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