私のバンドのメンバーに、フジタの元社員serikamoがいる。今は、個人で一級建築士事務所をやっている。
フジタは一時、深刻な経営危機に陥り、早期退職を募った。その時期に退職して現在に至っている。昨日、バンド練習に来るなり開口一番、
「中国に拘束された4人の事件。開放され,帰国して、昨日、会見に出た3人は元同僚で、同じプロジェクトにいたんだ」と言う。
「日本人が拘束されたニュース。名前を聞いて驚き、フジタに電話したら、『会社でもさっぱり分からず情報がつかめない』と言われた」そうだ。
案内の中国人(運転手か?)と5人で行動していたそうだ。しかも禁止区域とされる地域に入るのを(実際に禁止地域かどうか不明)、「待っていました」とばかり公安が出てきたそうだ。中国人が調べられているニュースはない。
「間違いなく、はめられた」
これが、元フジタserikamoや私たちの見解である。
無論、漁船船長の逮捕・拘留への報復で人質である。一人だけ残されたのも、帰国した3人への足かせ・口止めが目的のひとつだろう。
開放された3人のうち2人(会見で真ん中にいた人、左の白髪の人)は、serikamoの建築学科後輩、すなわち、serikamoだけでなく、私や他のメンバー(ワッキーやエビさま、常郎たち)の大学同窓ということになる。
「○○は中国人と結婚したと聞いている」
早くから中国へ貢献してきた会社と社員、その中心メンバーを人質に取ったことに憤慨やるかたないようだ。
中国は、指導者が少しでも弱いところを見せると失脚の恐れがある。今でも、北京派、上海派などの対立があるという。国民性だけでなく、指導部の思惑で、なんでもやる国のようだ。