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えーっ、5000万件の年金不明!!!

2007-05-31 12:20:48 | 日記・エッセイ・コラム

みなさんのデーターは大丈夫?
 5000万件の不明年金。おどろくべき数字だ。Photo_82
 日本人の半数に近いが、年金に関わる二十歳以上の人に限れば半数以上だ。この中には、一人の人間のデーターが複数含まれているのもあるだろう。私のように、会社をいくつか変わった場合や、氏名に旧漢字を使っている場合は、不明データーとなっている可能性が大いにある。
 幸い、私は、以前の複数の勤務先まで、データーが登録されていた。
 一時、こんなに件数が多いと分からなかった時期、年金の支払期間に空白があり、疑義を申し立てた人が、保険庁から「領収書を持ってきて証明しろ」と言われたなんてニュースがあった。領収書を持っている人なんて、何パーセントいるだろうか。
全件数の調査は可能なの?いつまでに出来るの?
 最近、「全員を救済する」、「時効を無効とする」など、政府が言い出しているが、明らかに選挙目当てだ。全件数の調査が可能か?証明の手段は?データーが消えた人、また、それに気づかない人へはどうするのか?問題が多過ぎる。選挙が終わったら「領収書は?他になにか証明するものは?」ってことになるだろう。申請したら通ることになれば、不正受給につながる。暴力団関係者などの不正生活保護受給が問題となっているが、同じ問題が起こる可能性が大いにある。窓口は、弱い立場の人には強く、怖い人には弱い、なんてことも聞くし‥‥。
 何よりおどろくのは社会保険庁の無責任さだが、さんざん言われていることだから、ここでは敢えて触れない。
無能をさらけ出す、おどろくべき発言
 「本気かよ?」とおどろいたのは、閣僚の一人が「こんな問題は10年前から分かっていたことで、今さら、政争の具にすべきではない」と言ったことだ。多分、番号制を採った法改正時期の10年前、当時の菅厚生大臣にも責任があると言いたかったのだろうが、当時から分かっていたなら、なぜ法の不備を追求しなかったのか。その後は自民党政権が長いのだから、「なぜ整備しなかったのだ」と追求されるとは思わないのだろうか。自分たちの無能、無責任、ほったらかしの体質を、自ら言ってのける。おどろくばかりだ。無能なんだから徹底的に討論して欲しいのに、もう充分だと強行採決する。
 昨日は、自民党の国対副委員長が「5000万件という言葉が一人歩きして政争に使われている」なんて言っていた。「言葉が一人歩き」って言うのは、「それほどの問題ではないのに、いかにも大仰な言い回しだ」という考えがあるのだろう。
 社会保険庁の無駄遣いは、年金資金運用での投資の失敗や赤字でも作り続けた保養施設など腹の立つことばかりだが、政権にある政治家の自ら認める「ほったらかし」は刑罰ものだ。
それでも国Photo_83会議員年金は厚~い
 
私の厚生年金はいつ支払われるんだろう。失業保険の手続きをしていないから、6月か らのはずだが、少ないからそれほど気にもしていない。国会議員の年金はすごい。人任せの、ほったらかし議員でも、自分から無能と名乗ってもいっぱい出るぞ。
自分で「私は無能です」と認める議員たち
 政治家の、自らの無能ぶりを認める発言というのは、けっこう多い。私の住む市で以前行われた市長選挙や市議選挙。引退した前市長に反対する立場の現職市議たちが、「前市長の無駄遣いで市の財政が破綻した」、「前市長の垂れ流し福祉政策で、財政が赤字になった」と、がなり立てていた。
 前市長は、少数与党で議会運営をしていた。多数野党なのだから、なぜ議会で追及しなかった。決算委員会で否決すればよかったじゃないか、と思う市民もいたと思う。議会の責任を果たしていない、議員として無能でした、と自分のことを言って歩いている。しかもそれに気づいていない。
 そんな顔見知りの市議に、そのように言ったら、一人は絶句していた。もう一人は「気づかなかったんだ。だまされてたんだ」と素直に?無能ぶり?を認めていた。「あんたは、4年間仕事してなかったってことだよ」
 友人で、前市長の熱心な信奉者だった森田みつお市議に聞いたら、別な市議は「だってよー、市長がよー、決算案を通してくれって頭下げたからよー、仕方ねえよー」と言ったそうだ。市民のためより権威者の意見を優先する政治姿勢?を認めたと言えるだろう。
 このような議員たちに、「どの辺が無駄遣い?」と聞いても答えることは出来なかったから、「無駄遣い発言は、政争の具だったんだろ。あんたは、本当は無能ではないんだよ」と励ましてあげるべきだったか!
自分に敬語を使う議員たち
 駅頭に立って演説をしている議員や候補者。
 「私の、お訴えは‥‥」、「お訴えをさせていただきます」などと、自分の行動である「訴え」に「お」をつけて、自らに尊敬語を使う人が多い。中には「お」をつけることで、言葉にやわらかい響きを与えているつもりの人がいるのかも知れない。あるいは、謙譲語とでも思っているのだろうか。明らかに「お訴え」は尊敬語だ。相手の行為、行動を敬って言う言葉だ。
 「あなたのお訴えは聞き届けました」など、市民に対して言う時に使いなさい。こんな奴らだから、自分が偉いと勘違いするのだ。挙げ句に、自分を無能だと発言しても、はばからない無神経な議員になってしまうのだ。


ウクレレ教室は腐らない

2007-05-22 19:49:40 | 日記・エッセイ・コラム

 始めたばかりのウクレレ教室が好評だ。上手になるために一番必要なのは、自分で弾いた音が「いい音だ」と感じられるか、どうかだ。弾き方にもよるが、なんと言っても楽器の善し悪しが大きい。今日、初めてウクレレを触り、Cのコードを弾いてみた生徒さんが「わあ、いい音だ」と感激していた。私の所有する楽器をお貸しして練習したのだが、チューニングも完璧にしてあり、ハワイアンコアの音色も相まって、感激するUkulelesetumei のも分かるような気がする。
 体験だけのつもりの方も、その場で入会。みなさん喜んで帰っていかれる。
 3年ほど前、姪が「職場でウクレレを習っている」と言いながらウクレレを持ってきた。ネットオークションで、たくさん出ているメーカーで、心配したとおりフレット音痴だ。音も小さい。見かけは立派に見える。一万円だという。ケースを買ったらウクレレが付いてきたと考えればいいか、という気になる。私のウクレレを貸そうか、と思っているうちにやめてしまったようだ。
 今、私の楽器で練習している人たちが、自前の楽器を買うときは大変だ。耳が肥えてからだと、満足する物がすぐ出てくるか。今から探しておく必要がある。

 料理教室を主宰する妻も時々、練習しているが、つくづくと漏らした言葉は本音だ。
 「ウクレレ教室はいいなあ。準備は要らないし、お休みの人が出ても困らないもんね」

 料理教室は、準備が大変だ。先ず、なにをやるかを考える。レシピを作る。手書きのレシピを私がパソコンで入力、印刷することが多い。原稿は夜遅くに渡される。多いときは4~5枚もある。これまで貯まったレシピを使うこともあるが、入力し直すものもある。そしNaleioschoolkanban て、材料の仕入れがある。新鮮な材料を使う関係で、仕入れは直前がベストだ。下ごしらえや準備がある。少し凝った料理であれば、近所のスーパーでは賄いきれないから専門店やデパートへ行く。当日、キャンセルがあれば材料が無駄になる。そんな時、来た人のお土産になることもあれば、休んだ人に料理を届ける場合もあるが、我が家の食卓に並ぶこともある。腐らせたこともあったようだ。
 
 ウクレレ教室は簡単だ。急な生徒さんの参加でも、パソコンから教材を出し、プリントして渡すだけ。90分のレッスンで、私の実働は楽器を準備する10分をプラスするだけ。日持ちしない材料もないし、食材店に電話しまくり、直前まで仕入れに走り回ることもない。
 「準備も原価も発生しないもんねえ」と、妻は羨ましがること、しきりだ。


もう少しでベートーヴェンになるところだった!

2007-05-20 22:19:51 | 日記・エッセイ・コラム

 還暦を迎え、衰えの全てを老化現象と考えれば、なんとなく納得がいくが、思いこみもある。ここ数年、耳が遠くなってきたことを自覚していた。3月まで勤務していた会社でも、サーバーから高域ノPhoto_79イズが出ていたのに、私一人、気づかないことがあった。会話の中で、何度も聞き返すことも多かった。
 バンド演奏では、チューニングが狂っている楽器には相変わらず敏感だし、アンプから出るヒス音にも真っ先に反応するくせに、サーバーからは、通常ノイズ以外、聞こえなかった。仕事に関することは、「耳までもが拒否反応を示すのか」と冗談半分で話をしていたが、少々心配になっていた。老化の進行の早さに驚いてもいた。
 妻との会話でも、お互いに、「えーっ」「なにー」と聞き返すことが多くなった。妻の、主語を省略する話し方もあって、意味が分からないことも多い。息子が間に入って通訳をする。この数ヶ月、特に、妻の声が小さくなり、「ぼそぼそ話すな。聞こえない」と何度も注意した。妻も耳が良い方ではないので、元々、話し声は必要以上に大きかったのだが…。
 息子や妻は、私の耳が「遠くなったのだ」と言い、「寝るときもヘッドホンステレオを聴いているのが原因だ」と言う。
 10日ほど前、右から話しかけられた声が、ほとんど聞こえないのに気づいた。片方ずつ耳を塞ぎながら試してみた。片側だけのイヤホンを左右取り替えてテストした。明らかに右耳の聴力は劣っている。ほとんど聞こえない。
 2年ほど前、妻が「突発性難聴」を患い、1週間の入院をした。ストレス・過労が原因だそうだ。手当が遅いと、完全な難聴になり、耳鳴りなどで一生苦労すると聞いた。発症から1週間が完治するかどうかの分かれ道だそうだ。妻は左耳だったので、電話が聞きづらいことですぐ気がつき、処置も早かった。
 私は、気楽な定年生活を送るつもりが、期待に反し、母親の介護で鬱状態になったくらいで、私でもストレスに見舞われたんだと、「突発性難聴」を疑った。気づくのが遅れているし、当然、手当が間に合うかと心配になった。なによPhoto_81 りも音楽活動に影響する。聴力を失ったら、もしベートーヴェンほどの才能があったとしても、演奏家としてはおしまいだ。急いで医者へ飛び込んだ。
 診断する医者の言葉も、あまり聞こえなかったが「鼓膜が全く見えないくらい塞がっている」と言っているようだった。
 私が飲んでいる薬の代表的な副作用は、皮膚の炎症や壊死である。確かに、体中の粘膜が炎症を起こしたし、耳の中は炎症が直らず、かゆくて堪らなくて、年中耳を掻いていたほどだ。炎症で染み出た浸潤液が、鼓膜にこびりつき固まって、何層にも重なっているそうだ。左耳も右ほどではないが塞がっており、鼓膜が皮膜で覆われて、少しだけ見えるそうだ。
 早速、除去の治療をして貰ったが、何年もかかって出来た鍾乳洞のようなものだから、一日では処置できなかった。右耳も、少し鼓膜が見えるまで、小さな穴のトンネルが貫通したそうだ。医師の「今日は限界。ここまでにしておきましょう」の言葉が急に大きく聞こえた。
 帰宅して経過を話すと、妻が、大きな声で「なんだあ、そんだったのかあ」と吠える。「大きな声を出すな」とたしなめると、「今までと同じ声の大きさだよ」と逆襲されてしまった。
 「お前、歳を取ったなあ。声が小さいよ」と、昨日まで言っていたのが、「大きな声を出すな」と変貌した私のことを、家族は笑いものにした。妻も、あちこち言い広めている。
 治療が済んだらもっと聞こえるのかもしれない。
 息子が、「悪口が聞こえるようになるから、これからは気を付けた方がいいね」と言っているのも、よーく聞こえた。


立て!「だんこん」の世代!無理かア?

2007-05-11 19:58:31 | 日記・エッセイ・コラム

 「何気なく」という言葉が、最近は「なにげに」と使わPhoto_75 れている。若い人に多いが、パソコンでどんな変換になるのかやってみた。ATOKでは「名逃げに」となった。また、最近、インターネットの店舗紹介で「さりげに飾り付けをしてある」と書いてあった。「さり気なく飾り‥‥」の意味だろうが、これには驚いた。
 「~なく」が否定しているように取れるからだろうが、このような言い回しがこれから増えてくるのだろうか。
 そのうち「味気ない」を「あじけな」と言う人が出てくるのだろうか。「あじけな生活」では、確かに「味気ない生活」になるだろう。
 「気の置けない友人」と言うべきを「気の置ける友人」と使う人もいる。 これも「ない」が出てくるので、否定しているととって、逆の意味に解釈するのだろうか。
 この辺は、間違えた使い方を指摘する人もいるし、正しい言い方を使う人のほうが多い。

 ほとんど、それが正しい使い方のようになっている言葉の中で、「早急」と言う言葉がある。「さっきゅう」が本来の言葉でも、今は、ほとんど「そうきゅう」と使われる。10年ほど前だったか、NHKでは「そうきゅう」と読んでもOKにすると、内部規定を変更したという記事を読んだ。それだけ一般的になってきて、間違いだと思う人が少ないということだ。今でも、アナウンサーは必ず「さっきゅうに」と言っているが、放送記者やリポーターは「そうきゅうに」と言う人がかなり多い。
 そのうち「早速」を「さっそく」でなく「そうそく」と言うようになるのだろうか。ただ、「さっそく」は、仮名で書くことが多いので、心配は要らないのかも知れない。
 「他人Photo_76事」は「ひとごと」なのに「他人」の字が含まれるので「たにんごと」と読んでしまう。これも仕方がないかも知れない。人事を「ひとごと」、他人事を「たにんごと」と読みわけるのだろうか。人事課は「ひとごと課」か?確かに、そういう人事課もあるような気もする。

 「団塊の世代」を「だんこんの世代」と言った人がいた。近年は、毎日聞く言葉だから間違える人は少ないだろう。15年以上前のPhoto_77社内研修だった。この人は、その少し前の世代だったから、後輩である私たちに、「女のことしか考えない奴らめ」と、皮肉で言ったのかも知れない。
 私は、2007年に定年を迎えた「団塊世代の先陣」だ(正確には次の1947年生まれからを団塊という)。
 もう「男根の世代」と皮肉られることもないだろう衰えを感じている。


タコだー!アオシマだー!

2007-05-11 17:31:42 | 日記・エッセイ・コラム

   一世をPhoto_70風靡した元大阪府知事で元参議院議員の「横山ノック」氏が亡 くなった。履歴を見ると、参議院議員を4期勤め、府知事も2期目が始まったばかりで、不祥事により辞任したが、30年近くを政治家として過ごしていたことを再確認。
 トリオ漫才で「タコ」を自称し、「パンパカパーン、今週のハイライト」を やっていた期間よりずっと長い。
 辞任したのが2000年で、この「山部赤人」の替え歌は、2001年の年賀状に使ったものだ。最近は、芸能界への復帰を目指していたと聞いていたが、全国放送のテレビなど、メジャーな舞台では、お呼Photo_73びがかからなかったようだ。
 昔の「漫画トリオ」のメンバーが、追悼の催しを計画しているという。ノック氏が政治家になったときには、トリオ解散で、仕事に影響が出たことへの恨みもあっただろうに。
 周囲からは好かれていたとも聞く。事件は、慢心が起こしたのだろうか。

 ノック知事が誕生した時、東京都知事も「青島幸夫」氏が選ばれ、二大都府がタレント知事になったと、賛否両論(否定が多かったと思う)が巻き起こった。
 青島知事が誕生したときは喝采を送ったものだが、かなり早く失望に変わった。議会からの反発に、だんだん弱腰になっていった経緯は気の毒でもあったが、見た目も小さくなっていったように思えた。テレビで「意地悪ばあさん」を演じていたが、議会でも意地悪ばあさんの本領を発揮して欲しかったが、弱々しさのほうが目立った。
 議員から「ハローワークを知っているか」と質問され、なんのことか分からず沈黙した。あとで「みんなが分かる職Photo_74安と言え!」と、なんでもカタカナにする風潮に渇を入れてもよかったのではないか。
 公約だった情報公開やごみ問題で、「議会に迎合していった」と憤慨していた、そんな時期に作った替え歌が、「定頼」から「不頼」への替え歌である。ノックさんへの替え歌の前年の作だったと思う。
 
 先に、都知事だった青島氏が亡くなり、あとを追うように府知事だったノック氏が亡くなった。どちらも参議院議員当時は二院クラブの同士だったことがあり、私も支持していた時期があった。

 当時の、故人を揶揄する歌だが、懐かしく、敢えて掲載させた。


山部赤人の和歌が違うという指摘をする方がいましたが、おそらく百人一首の
「田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ」と比較されてのことだと思います。これは藤原定家が小倉百人一首を編纂するときに、編集、作り替えたもので、ここでは、万葉集にある作者の本歌「田子の浦ゆ‥‥ま白にそ‥‥」を使っています。