家庭の太陽光発電がお奨め!
計画停電には振り回されている。電気・ガス・上下水道が全く使えない被災地と比べたら、贅沢は言えないが、今、仕事は全く出来ない。相手のいる仕事だから、こちらの停電事情だけではない。
妻の料理教室の一部クラスを、生徒さん達の強い希望でやることになった。停電時間にひっかかる。
「昼間なら明るい」「ガスは使える」「家にいるより、みんなが集まってワイワイやる方が気が晴れる」等の理由だ。
ところが、どっこい。ガスは使えても、温度・時間などを電気でコントロールしているガスオーブンは使えない。暖房もガスファンヒーターだから使えない。
我が家は、今、ソーラパネルによる自家発電をしている。停電時には、それを使うことができる。
住宅販売会社のセールスマンでも勘違いしている人が多い。停電と同時に自動、あるいは手動で切り替えられて、家中の電気使用が可能と思っている 人がいるが、そうではない。
自立コンセントというのもがあって、ソーラのコントロールパネルで、自立運転切り替え操作をして、その自立コンセントにつないだ機器だけが利用できるのだ。だから、コンセントの差し込みを外せる電気器具だけが利用できる。しかもトータル1.5キロワットまでだ。これは全てのソーラ発電共通。それを、家のメイン電源として、すぐ使えると説明している住宅販売員がいる。詐欺ではなく、無知だということ。
ソーラーパネル会社のセールスマンは知識があるから、そんな危ないことは言わない。
取り付けるときは、それを念頭に置く必要がある。
昼間の停電なら自家発電で対応
但し、雨天・曇天でないことが条件!
我が家でも、明るい時間帯の停電なら、長い電源ケーブルを用意して、冷蔵庫、パソコン、インターネット機器、電話などを使えるようにしている。
さて、料理教室の部屋までは、ケーブルが20mほど必要だ。つなぎつなぎで配線。太いケーブルでないと電圧が落ちる。ガスオーブン、暖房用ガスファンヒーター(ファンを回す電気が必要)につないだ。しっかり使えて、妻も生徒さんも大感激。
私は、居間でホットカーペットを使い、インターネットで情報を見ながら、作業(といってもヒマになったからブログの更新など)をしている。冷蔵庫も使えて(冬だから運転時間は極小)、それでも使用電力は瞬間最大値で0.7キロワットだった。理論上は、あと800ワットが使える。
誤算だったのがテレビ。地元のケーブルテレビ契約なので映らない。ケーブルテレビ会社が停電なのだ。ケーブルテレビ経由の電話も使えない。もう1本のNTT電話のほうは使える。
インターネットは、ずっと使えたことも、途中で切れたこともある。基地局が切れることがあるのだろう。
元を取ってその後の利益は???
環境と電力事情改善に貢献、それで良いのいでは
ソーラーパネルを付けると
「どのくらいで元が取れますか」
「この歳では、元が取れるまで生きていられるか分からないから付けません」
と言う人も多い。初期費用も高い。
昨年、7月中頃に取り付けてからの様子を見ると、東電への支払い額は、これまでの半分。そこへ売電が加わるから、真夏でも四分の一。1、2月は使用量が真夏並みだったが、発電量が夏より多いので、電気代は数千円。今月は、停電と節電の効果?で、2千円以下で済むと予想している。深夜電力のエコ給湯と併用しているから、ガス代は極端に減った。冬は暖房で減り具合が少なくなったが、それでも減った。
発電可能量で決まるが、うちのように4キロワットクラスなら、ローンでも削減費用で充分まかなえる。
元をいつ取れるか?
早ければ7年、遅くとも10年かかることはない。10数年先にはパワーコンデンサーの交換 が取り替えもある。光熱費の削減もそうだが、なにより、環境貢献データが見られるのが心地よい。
8ヶ月ちょっとで、CO2削減量が407kg。石油換算293リットルなんだそうだ。
真夏の停電の夜は扇風機???
妻が友人に
「太陽光発電はすごいよ。夏の電力事情も悪いかも知れない。その時は、昼間だってエアコン使えるよね。停電の夜は使えないけれど、エアコンじゃなくて扇風機にすればいいんだからさ」
などと話している。
「おーい!停電なら扇風機も使えないよー」
慌てて会話を遮った。
※エコ給湯だけでは、冬場の費用削減は難しいのではないかと思う。深夜の沸き増しを毎日やっていると無駄が出る。真冬は、貯めたお湯も、風呂に入る夕方は少し減っている(冷めている)ので追い炊きが必要となる場合がある。我が家のように、家族が、勝って気ままな時間に入浴していると、なおさらだ(停電が始まり、息子や娘も連続で入るようになったが)。給湯が必要なときだけ使うガスの方が経済的な場合もある。
夏は、深夜炊きの設定を夏向きの経済設定にすれば、無駄なく、お湯が沸かせる。
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