私のブログで、以前から「詐欺にかからないように」と注意を喚起していた「アフリカントラスト」「アフリカンパートナ」両社の社債。私のところには、昨年の12月15日、勧誘の電話がかかってきた。
最初から「眉唾(まゆつば)」で、普通なら「そんなに儲かるなら自分で買いな。親戚にでも勧めなさい」で断るのだが、あまりにも陳腐なので、資料を送らせた。
早速、ブログで、「ウソばっかりのいい加減な会社だよ。引っかからないように」と書いた。
下記の三つのブログを参照。
誰のためのパートー?
http//hawaiian.blog.ocn.ne.jp/kenbunroku/2009/12/post_c704.html
アフリカンパートナー社のパンフが来た!
http://blog.goo.ne.jp/naleioislanders/d/20091218
洒落の分かる詐欺集団?
http://hawaiian.blog.ocn.ne.jp/gakki/2009/12/post_a079.html
繰り返しになるが、近いうちに株式を公開するというのに、会社案内に、「財務諸表」など過去の実績に関する記載は一切無い。これからの業績予想だけがある。
レアメタルなど、需要が増す世界のトップレベル企業の名が連ねてある。取引先のように思う人もあるだろう。ただ、当たり前のことが書いてある参考書のような内容だ。
しばらくすると、両社を擁護するコメントが寄せられてくるようになった。
「配当はちゃんと出ています」「株の素人には安心できるお奨めの株です」なんて書いてある。
文面は、若者言葉で、稚拙な内容から同一人物か、会社が作った文を見ながら書いているようだと分かる。
傑作なのは、
「近いうちに後悔準備に入るそうです」というものだった。「公開」を変換ミスしたのだろうが、早速、
「後悔に準備なんていらない。後悔する前にやめましょう」と反論文を掲載した。
今年に入り、TBSから「取材させてくれ」と連絡が入り、協力することになった。
私は、これまでも、Cメールによる「サイト利用料の督促」詐欺の告発を続けていたが、私の ブログは、実名と電話・メールにたどり着けることから、連絡が来たようだ。
本日、その放送があった。
「報道特集」である。
ここでは、危うく詐欺にかかるところを、慎重に対処して「結局、買わなかった」人として扱われていた。早とちりした友人から、、
「だまされちゃったんだって!」と電話がきた。
相手の会社に乗り込んでいって、だまされそうな人を演じてはいたが、どんな奴が平気な顔をして、人をだますのか?良心はないのか?の興味しかなかった。
今、この会社は「アフリカン○○」の両社が合併して、「ワールド・リソースコミュニケーション株式会社」となっている。それでも、依然として会社が存在しなくなった「アフリカンパートナー」の社債を売っていたなど、図々しいさにはあきれるばかりだ。
「ワールド社」になってからは、ブログに書くのを控えた。TBSの告発取材の邪魔になってもいけないと思ったからだ。息子がNテレで働いていることもあり、家では妻以外に話すこともなかった。
本日、テレビを見た息子に、「告発を続けていた勇気ある人」ではなく 、46インチ・ハイビジョンでシワだらけがはっきり映っていて、「もう少しでだまされるところだった老人」として登場していると言われた。そこに不満は残るが、被害者が出ないようになれば協力した甲斐があると考え、ブログでの告発を再開することににした。
テレビでも「ウソの言い訳」をしていた営業責任者との電話のやりとり録音があるから、近いうちに後悔する、まっまっま、間違えた、公開するつもりでいる。
とにかく、高利回り未公開の社債なら、一般の人に勧誘する必要なんかない。数倍になるような株なら、身内、取引先、関連会社で充分さばける。そんな勧誘の電話があったら、「あんたが借金してでも買った方がいいよ」と言ってやろう。
その後、サクラで電話してくるニセ証券会社が
「証券会社でも申込書がないと買えない。超優良株なので買ったら転売してくれ」と来たら
「必死に売ろうとしているから、あんた電話すれば直接買えるよ」と言ってやろう。