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民の声は天の声?

2007-07-31 21:48:35 | 日記・エッセイ・コラム

 参議院選挙は事前の予測通り、自民党の大敗で終わった。
 閣僚の失言が、だめ押しになったのは間違いないと思うが、なんといっても年金問題が大きい。
 安倍首相が「私の内閣でちゃんと処理する」と、それを売りにしていたが、そんな当たり前のことを公約にすること自体がおかしい。処理するための多額の出費。これまでの社会保険庁の無駄遣い。それにもかかわらず、我々の年金の受給条件が著しく後退し、そこからPhoto_127若者の年金支払い義務放棄が起きていることを、完全に忘れている。
 「景気を後退させるな」と言われても、大企業の景気が良くなっているだけで、国民の実質所得は減り続け、正社員となれない「ワーキングプア」が増え続けている。
 私の身の回りでも「息子はフリーターだ」「派遣の仕事しかない」という人がなんと多いことか。
 「改革を停めるな」と叫ばれても、私たちの生活に潤いを及ぼす改革なんかあったのか、思い浮かばない。
 生活保護の切り捨て、老人福祉の切り捨て。それどころか、あの「びっくりする地方税の負担増」。安倍さんの必死に叫ぶ言葉が、聞いている私でさえ、うすら恥ずかしくなるのを覚えた。
 自民党にブレーキをかける役割を期待した公明党も、あおりを食って惨敗。社民党は相変わらず埋没して、今後、存続できるかどうか分からない。

 安倍仲良し内閣と言われる閣僚の資質は、お粗末きわまりないが、阿倍仲麿(仲麻呂)も嘆く、安倍仲良さんの内閣では、もうやっていけないのでは………?


すぐ消してよね。原発の火。

2007-07-20 16:51:40 | 日記・エッセイ・コラム

 私の経営するアパートに住んでいる娘さん。その部屋に一泊されたご両親。私や妻と挨拶を交わしてから車で出発。新潟小千谷への帰路につかれた。
 「3年前の中越地震の時は、娘さんも一晩連絡が取れなくて、心配してましたよ。大変でしたよね」なんて話をしたばかりなのに、出発から5分後の地震。テレビを付けると、震源が中越だという。なんということだ。
 長岡、柏崎が震度6強という。小千谷も相当なものだろうと思われた。Photo_122

 2004年10月23日の地震では、山古志村が全村避難となり、土砂や水に浸かる家屋が放映され、気の毒でならなかった。
 義援隊を出すことになり、息子も参加した。
 息子は役立たずだった。到着早々、怪我をした。却って、付き添いで送り返してくれる人の分、邪魔をしに行ったようなものだ。むろん、残念無念だった本人だが、送ってくれた人に「うちの息子は役立たずで‥‥‥」と言えば、「おやじのムスコは、とっくに役立たずだろう」と反論された。
 
 翌年の年賀状で詠んだ狂歌(替え歌)が、まだ記憶に新しいのに、3年も満たずに、大地震。

 今回の地震で、特に印象に残ったのは、柏崎原発の火災。変圧器の火災なのに、燃えるに任せている。ヘリからの画像でも、消火している様子がない。ホースは何本か見えるが、放水はしていない。だいたい、周辺に人が見えない。
 「放射能漏れの危険を察知して、原発所員は逃げちゃったんじゃないだろうな」
 周辺の住民に知らせる前に、逃げてしまった訳はないだろうけど、なぜ、自前の消防隊の活躍が見られないのだ。変圧器火災なら絶縁油が燃えているのだろう。水で消えないなら、化学消火剤があるだろう、と思って注目していたが、周辺で消火の努力をしている様子が、まったく見られないPhoto_125まま時間が過ぎていく。
 逃げてはいなくても、怖くて近寄らないのかな。幹部は、なにをしてるんだ。昔の関東軍の幹部のように、自分たちは安全なところに避難しちゃったのかな?イライラして見ていた。

 後の報道だと、「配管が壊れ、水が出なかった」そうだ。なんと、おそまつ!!!

 「想定外の大きな揺れだった」と言い訳をしているが、大きな被害で、確かに倒壊した家屋が多い。しかし、木造家屋でも外見上は無事な建物がたくさんある。
 原発の耐震性は、一般家屋がほぼ全滅状態でも、放射能漏れなど起こさない、そのぐらいは耐える構造だと思っていた。姉歯さんが、設計した訳じゃないだろうに。

 以前、「原発は安全だ!」と言ってのけ、「反対する人が無知だ」と言わんばかりだった、当時の山東昭子科学技術庁長官。
 「おい、おい、大丈夫かいな、この人」と思った。「こんな認識の人が、原子力行政のトップでいいのかい?」というのが当時の想いだった。
 「原発は危険です。だから万全を期して、さまざまな安全策を講じています」ぐらい言うなら、まだ信頼できるのだが。もう一度、原発を語って貰いたいものだ。

 原発は火力・水力発電よりコストが安いと思っている人がいる(その根拠は燃料が再利用できるかららしい)が、核燃料の保管、周辺自治体への援助・補償、環境保全等、直接発電に関わらない費用が莫大で、安全管理にも膨大な費用がかけられている。
 それでも、「想定外」とおっしゃる。「安全」と確信が持てるようにするには、いったいどのくらいの費用がかかるのだろうか。当事者でも、見当が付かないのではないだろうか????


水不足が一転。早明浦も満杯!

2007-07-19 18:26:55 | 日記・エッセイ・コラム

 南九州から九州全域に拡がった記録的な豪雨。とどめを刺すかのように台風4号が被害をもたらした。
 雨が少なかったPhoto_118四国の早明浦ダムも、あれよあれよのうちに満杯になった。早明浦ダムにはライブカメラが設置してあり、インターネットを通してリアルタイムに状況が見て取れる。前の日には、岩肌が大きく見えていたのに、たった一日で、洪水警戒のために大量放水を開始するほどだ。
 一日に数百㎜の雨なんて経験したことがない。
 鹿児島のシラス台地がもろいのは、既に知られているが、あんな雨なら、どんな山肌や崖でも崩壊するだろう。私の住む地域は岩盤上の広い台地である。崖崩れや河川の氾濫とは縁がない。地震にも強いと言われている。住むところによって、運不運がある。明らかにハンディのある地域の改修・改善に、公共事業費を使うことが公平な生活の保障と言えよう。
 偉そうに言うが、実は、小河川の洪水対策用ポンプやシステムを、都や県、市町村など自治体に売り込む仕事をしていたことがあるのです。


ああ原監督、されど原監督、去れドハラハラ監督

2007-07-18 14:25:14 | 日記・エッセイ・コラム

 前回の続きです。
 あとから色々知ると、今更ながら原さんは、ハラハラ監督です。逆境に、こんな弱い人が、伝統ある組織の指揮者なんて‥‥‥。
 二岡を替えた理由の一つが「確率の問題だ」そうです。あの場面で、確率の高い方を選んだのだそうです。小関選手は、二軍で一割台の打率。でも「最近は良い状態だと報告を受けている」からだそうです。
 二岡は、シーズン初めよりは当たりが落ちていたとはいえ、最近14試合で3割を超えている打率。一軍で5番を任せPhoto_117た打者だよ。得点圏打率なんて四割を超えているんだよ。この日、ファインプレーで気分も高揚しているんだよ。味方は期待し、敵は緊張する打者だよ。
 一方、小関。二軍で二割にも届かない技量。一軍なら一割に満たないんじゃないか?二軍だから係数を二倍にしちゃったんじゃないだろうなあ。どんな確率の計算をしたんだろう。
 私は、二岡なら、外野フライの可能性も十分あると考えたよ。一軍登録初日のバッターでは、バットに当てるのが精一杯じゃないかとも思ったよ。
 もし、失敗したときの、チームやファンに与えるショックを考えないのだろうか。二岡なら、「残念、次の打順で頼むぜ」だろうが、小関とやらでは「勝つつもりはないのか」「選手起用で負けた」と、ファンも納得できない。チーム内も釈然としないだろう。
 それでも確率(原さんの計算する確率)に賭けた?

 原監督は「5番で、代打を考えないような選手になってほしい」と二岡を評していた。
 とんでもない。
 「5番で起用した選手に、代打を考えることなんかしない監督になってほしい」だよ。
 「お前が5番に起用したんだぞ。それなら最初から小関を5番に置け」

 発言の内容が、ばかばかしくて、話にならない。


原監督は、どこのファンだか分かります?

2007-07-15 19:33:31 | 日記・エッセイ・コラム

 いやあ、驚いた。原監督の采配には‥。投手起用で驚くことが多いけれど、今日(2007年7月15日)は極めつけ。Photo_113
 ワンアウト満塁で、五番バッター二岡。なんと!そこでピンチヒッター。
 見ていて、愕然、憮然、騒然。思わず出た言葉は
 「お前、馬鹿か!!!」
 試合前、なにを考えて二岡を五番に起用したんだ。チャンスに、三番・四番・五番バッターが打順を迎える最高の形を作るために、一番・二番バッターを含め、クリンアップトリオを考えて決めてるんじゃないの?
 チャンスで五番に代打を出すなら、最初から「チャンスには、この男だ」というのを先発させなさいよ。
 解説の掛布氏たちは、揃って疑問を呈していた。
 驚いたことに、今日一軍登録したばかりで、これが初打席になる選手だと言っていた。憮然とした二岡の顔がテレビに映し出されるなかで、解説者たちは「これは厳しさではない。(選手を奮い立たせるための)厳しい野球ではない」と言っている。全く同感。五番に起用しながら「お前は信用していない」と宣告しているようなものだ。くさることはあっても、燃え上がらせる効果はない。
 ひょっとしたら、今日、先発で五番に起用してもおかしくないと迷ったんだろう。そのぐらいの選手が代打なんだろうと、思い直し、戦況を見つめた。「原の腹が読めない。バッテリーは楽になっただろうな」と思いつつも!
 解説者が、「満塁で、五番の代打なんて緊張させるだけだ」という内容の話をしている。
 誰だって、そう思う。
 私は、少年野球のコーチを10年以上務めたが、監督や他のコーチが、子供たちに、「落ち着Photo_115けー」「堅くなるんじゃないぞー」と大声で怒鳴って、どんどん緊張させていくのと同じだと思った。
 案の定、三球三振。
 原監督は、「ちぇっ」という感じの、ノーテンキな反応。
 起用法など作戦を批判すると、「そんなのは結果論だ」と言う人がいるが、これは違う。大勝ちしている試合じゃないいんだよ。負けが続いている状態で、同点で満塁のチャンスなんだよ。初打席の選手が、緊張を強いられる場面で、タイムリーヒットを打てる確率は少ないんじゃないの。「ゼッタイムリーヒット」と自嘲のダジャレが出る。広島バッテリーだって、得体が知れない選手が出てきたなんて恐怖感はないだろう。
 二岡を替えた理由は
1、二岡が嫌い。
2、代打に出た選手(名前なんか忘れた)が大好き。惚れてる。
3、勝ちたくない。理由はお話(インタビュー)が嫌いだから(負ければ「話すことなんかない」と憮然として断れる)。
4、お告げがあった。
5、台風の風雨で気が触れた。
 このうちの、どれなんだろう。
 「もしかしたら、原監督は、中日か阪神か、それとも今日の相手、広島のファンなのかも知れない」
 気づくのが遅かった。
 今年も、勝負を捨てるなら、しばらく一位でいるようなことするな。しかも、去年よりも長いから、期待しちゃったじゃないか!