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みのさんって、なに者?

2008-12-28 22:56:57 | 日記・エッセイ・コラム

 人生の勝ち組にコメントさせるな!

 派遣社員の契約解除(契約不履行)が、まかり通っている。新卒の採用取り消しも「会社が苦しい時は当然だ」とばPhotoかりに行われている。労働契約の軽視が甚だしい。正社員の首切りも平然と行われているようだ。
 一般に、社員として採用したり、される時、契約書は取り交わしていないので、「労働契約」の認識が薄い。社員として従事している人は、契約を結んでいることになる。労働条件が変わるときは、本人や労働組合の承諾を得る必要があるのに「社命だから仕方ない」と思っている人が多い。
 まして、首切りは、切る必要のある合理的な理由がなければならない。「不景気だ」「赤字だ」は理由にならない。人員整理をしなければ会社の存続にかかわるほど経営が悪化したことに加え、それを回避するために、あらゆる努力をしたかどうかが問われている。必須条件となっているのだ。

 企業は、派遣社員を、もっと気楽に解雇している。契約途中の契約破棄。
 「企業も労働者も、派遣会社と契約を結んでいるのだから、派遣会社と話し合え」などと言う意見も聞いた。派遣元も派遣先も契約を結んでいるのだから、派遣会社は派遣先会社に異議を申し立てるべきなのに、請け負っている弱い立場だからか、契約不履行を言い出さない。労働者に押しつけて知らん顔だ。
 経団連が、雇用確保を「努力目標」に後退させたが、会長が、数年前から、派遣・偽装請負などで雇用に関して悪名高いCA○○Nの出身だから、当然と言えば当然だ。
 経済界が推し進めた派遣法改悪で、ほとんどの業種で派遣が可能になった。とってつけたような「3年後には正社員登用の道がある」かのような内容。それを偽装請負でごまかそうとした会社が○○NONだったことは記憶に新しい。
 不景気になって
 「簡単に首を切れる派遣社員が多くて助かった」と、多くの経営者が、派遣法に感謝していることだろう。好業績を、安い人件費で支えてきた派遣社員に感謝なんかしていない。

 こんな状況の中、みのもんた氏が
 「派遣とはそういうものだ。分かっているはずで、そんな選択をした者が悪い。自業自得」
という趣旨の発言をしたそうだ(怒り狂って友人が電話してきた)。
 確かに、
 「正社員より気楽で、働きたいとき働き、遊んだり旅行をしたりして、金が無くなりゃまた働く」
という人間もいる。しかし大多数の人は、仕方なく派遣社員として働いている。年齢や学歴の壁。技術・技能などが足りないので、スキルを磨いて正社員にして貰う目的で働いている人などが、はるかに多い。Photo_2
 派遣法があるから、満足できる収入で働く希望は、ますます狭まっている。
 みの氏は、求人倍率は低くないと言い
 「働くところがない、なんてうそだ」
などとも話したようだ。
 仕事も収入も多く、成功者であり、勝ち組の典型である「みの」氏ような、弱者の気持ちも分からない奴に、世相のコメントをさせるな、と言いたい。「みのもんた」でなく「みのほどしらず(身のほど知らず)」と言われるようなことにならないと は限らない。
 それに引き替え、「報道ステーション」の古舘伊知郎氏が、
 「解雇・契約破棄で、住居もなくなった労働者に、災害時のように公共施設を開放すべきだ。これは災害です」と訴えていたのを聞いて、それに共感するとともに、久米さんの後釜に、みの氏の名が噂されたことを思いだした。
 とんでもないことだ。ニュースのコメントをするような人物ではない。まして弱者の話などする資格なんかない。
 古館さん、意外といいね。最近、見直している。


まずいことが起きている

2008-12-28 14:07:14 | 日記・エッセイ・コラム

 非常にまずい事態が起きている。世界が不況・恐慌に向かっている、というのではない。私の体に起きているのだ。
 一昨日、定期的に通っている虎ノ門病院の検査で、主治医から
 「悪玉コレステロールが増え続けている。この値では薬で落とすしかない。5Kg程度の減量ではとても追いつかない」と言われてしまったのだ。
 なんと言っても、食生活と運動不足が原因だろう。
 検査の前日だって、「カワハギの刺身」「スペアリブ」「チキンもも焼き」を食べてしまった。この数日、ケーキも食べ続けた。食後のアイスクリームも日常化していた。昼間のチョコレートこそ控えるようになったが、明らかにメタボ食を好んでいる。
 妻に言うと、好物を控えさせられるから
 「コレステロールが少し増えてきた」程度しか伝えていない。
 料理教室で作った料理が回ってくる。研究のため作った料理の試食として食べ(させられ)る。クリスマス料理やケーキが常にある。それに加え、酒の肴として必須の刺身がある。
 量は多くないので、残して捨てることはないから、「もったいない」の感覚はないが、「もったいない贅沢」には違いない。
 これでは太ってもおかしくないのだが、体重はずっと維持しているから、カロリー摂取量は多くはないと思っていたのが、油断だった。
 楽器三昧、温泉三昧、うまいもの三昧の、緊張の無い生活は、体をむしばみ、新陳代謝機能を怠けさせるだけだということを知った。

 勤務先だった会社の友人から、仕事納めの日の連絡としてメールが来た。
 会社の後輩だったH君が、通勤途上のバスで心臓発作を起こし亡くなった。Hより少し年下のK君は、定期検診で前立腺ガンが見つかったなどの内容だ。
 Kに電話した。すぐ出たから
 「あれ、死んだんじゃないの。Kが心臓発作で死んで、Hが前立腺ガンだって聞いたけど」
と言うと
 「違う違う、それ、逆よ、逆だからね」と元気そうな応え返ってきた。

 今年も、「喪中につき年頭の挨拶ご遠慮‥‥‥」のはがきが多く来ているが、親の喪中に加え、知人本人の喪中はがきが増えている。
 私も、来年人間ドックに入ることを決めた。


助さんは助平さんの略称

2008-12-16 00:34:05 | 日記・エッセイ・コラム

 テレビのチャンネルを回していたら、里見浩太朗の「水戸黄門」の放送が流れていた。もうPhoto 第39部だそうだ。
 「この紋所が目に入らぬか」のシーンを見たくて、放送時間終了が近いにもかかわらず、思わずチャンネルを止めた。
 「こちらにおわす御方をどなたと心得る!先の副将軍、水戸光圀公であらせられるぞ。頭が高い。控えおろう」の決まり文句のシーンである。単純でも気持ちの良い場面だ。光圀公も得意そうな顔に見える。
 東映時代劇映画が全盛だった50年前。月形竜之介の黄門様は
 「先の従三位中納言(ジュサンミチュウナゴン)、水戸光圀様である」と名乗りを受けていた。
 最近は、副将軍が定着して、水戸の殿様は将軍に次ぐナンバー2であるかPhoto_4のような扱いを受けている。
 水戸黄門が、日本中を漫遊していたことなど作り話なのだから、目くじらを立てる必要がない かも知れないが、水戸家は御三家の末席である。筆頭は尾張徳川家で大納言の格式であ る。もっとも武家は権大納言・権中納言と権が付く。
 尾張の歴代藩主は
 「徳川御三家とは、総本家の将軍家と、尾張、紀州である」と認識し、主張していたと聞く。
 参勤交代を義務づけれられていた尾張や紀州と違い、常に江戸にいることを義務づけられていた水戸家は、緊急時に将軍の代わりを勤めることもあるとされ、俗称で「副将軍」と言われていた。筆頭とは言え、尾張は最後まで総本家から冷遇され、将軍になる人はついに出なかった。紀州、水戸からは将軍が出ている。
 「黄門」とは中納言の別称で、名や官位を直接名指すことを遠慮する場合や、特に隠居した人に対して使う。外様大名の加賀前田家も中納言(利家は大納言)に任ぜられることもあり、「黄門様」だ。
 水戸のご老公様と言っても、同格やそれ以上の身分Photo_3 の人が何人かいるわけだ。まして「副将軍さまだぞ」などと名乗って、印籠をかざしたら猛反発をする人もいるのだ。それでも、こんな印籠を持ってみたいものだ。
 偉そうに振る舞う「木っ端役人」及び、宮内庁高官でさえ「木っ端役人」呼ばわりをする都知事に向かい
 「頭が高い。新銀行東京への無駄遣いを止めろ」と、使ってみたい。少なくとも、都知事より黄門様の方が位が高い。

 番組の売りの一つだった「疾風のお娟(おえん)」の入浴シーンは、相変わらず肩しか見えないので、おもしろくも何ともない(最新シリーズでもやってるのかな?)。それにしても、湯船に浸かった濡れた体で、すぐに消える(むろん着物を身につけたのだろと思うが)、あの素早さはすごい。ドライヤーや乾燥機もない時代なのに。
 黄門様か、助さん・格さんが着替えを手伝っていなければ絶対無理だ。私が助さんなら、当然、むらむらとおかしな気持ちになり、助平さんになるのが確実だ。