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ぜひ、お邪魔してください

2007-02-15 22:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

  おかしな日本語、わけの分からない言葉が多い。
「ぜーんぜん美味しいです」は、テレビの料理番組や味Photo_45 の旅番組などでよく聞く言葉だ。コンビニでは「五百二十円、ちょうどお預かりします」の、わけの分からない言葉の方が「ちょうど、いただきます」という正しい言葉より多く使われている。そんな時は「えっ、お預かりって?おつりがあるの?」とか「返してくれるの?」と応えることにしている。
 「お」の付く言葉が、丁寧語と勘違いしていることもあるのだろうか。「お預かりします」の後で、「○○円のお返しです」だったのだろうが、なんでも「お預かり」で済ませて疑問に思わなくなってしまった。少し年配の人も使い出している。
  以前、会社の先輩で「○○部長さん、おりますか」と取引先に電話をしている人がいたが、これは、ついに、直らなかった。脳裏に染みこんでいるのだ。「お」が付いているから敬語だと思って使っていたのだろう。「謙譲語なんですよ」と注意したら、謙譲語の意味も勘違いされ、丁寧語の中でも、さらに上に位置する敬語と思ったようだ。

  変な敬語や間違えた謙譲語を使われると、スケジュール調整もおかしくなる。
  ある業者さんと、システムのデモンストレーションを見せて貰う約束をした。私が、取引先へ行くのか、業者さんが当社へ来るのかを決めることになったのだが、「じゃ、私が伺います」と言ったら、先方は、先ず最初の勘違い。
 「いや、○モトさんが、決めてください」と返してきた。「だから私が伺いますよ」と言いかけてから気が付いた。「伺います」を、問いかけに間違えたのだ。
  そして次の勘違い。
  「あっ、そうEigyouか、○モトさんが、お伺いするんですね」ときた。そして次は極めつけ、
  「じゃあ、○日×時に、お邪魔してもらうってことで、お願いします」
  心配になって
  「俺が行くんだよね。分かってる?」
  私から俺に変えて、少し強い口調で確認する。さらに「お邪魔なら行かないからね」とも付け加えてから、言葉の使い方を教えたが、驚いたことに、それまで「お邪魔してください」が敬語だと信じていたそうだ。
  「でも、滅多に使わなかったですよ。『お伺いしてくれますか』が仕事で使う言葉で、個人的な目上の関係の人にだけ、『お邪魔してください』だったから、仕事に支障はなかったと思います」と言っていた。

  古いことわざや熟語を知らない若い人の場合は仕方がないと思う。
  10年以上も前だった。ある人が、部下を電話で叱っていた。
  「はい」、「はい」と素直に聞いていたそうだが、最後に、もう一 言注意の言葉を言った。
 「余計なことと思うかも知れないが、お前のため、老婆心ながPhoto_44 ら注意しておくんだぞ」と、締めくくったつもりなのに、
  「えーっ、どこかの婆さんが死んだんですか?どうしたんですか?」と返ってきたそうだ。
  この上司は「だめだー」と頭をかかえていたが、「そんな言葉、死語ですよ。分かるわけ無い」と周りから言われていた。
  「明日は旗日だ。連休だ」と言って帰宅していった年配者がいた。案の定、「ハタビってなんだ?」と若い人が不思議がっていた。「昔は、祝日に日の丸を飾ったので旗日と言ったんだよ。俺も使わない言葉だけど、旗を出してた家庭の人は使ってたよ」と説明した。
 私でさえ戸惑う「ハタビ」は死語だと思う。 


そのまんまは駄目!そのまんまを選ぶ

2007-02-06 15:55:04 | 日記・エッセイ・コラム

1_1   泡沫候補扱いだった頃と違い、マスコミに出ずっぱりの「そのまんま東」知事。
  就任早々、またもや鳥インフルエンザ騒ぎで、腕の見せ所だ。選挙戦序盤には「そのまんま東知事では、宮崎県民の見識を疑われる」という県民の声が多かったと聞くが、投票日近くには、「当選の可能性大」とまでなっていた。討論や演説を重ねるうちに「泡沫ではない」と感じられるようになっていったと聞いている。
  宮崎県といえば、以前は「フェニックス・ハネムーン」。最近では「我が巨人軍」のキャンプ地として、私の意識の中では真っ先に出てくる。我が国有1_2数の養鶏産業地だということも知らなかった。その基盤を根底から揺るがす事態が起きている。
  鶏を食べても、人間が「鳥インフルエンザ」に感染することはないそうだが、「鳥わさ」「鳥刺し」が、大好物の私は、とにかく早く収まって欲しいと願っている。
  県政改革に取りかかる前に、鳥あえず、じゃなかった、取りあえず、拡大防止に、東国原知事の奮闘を祈りたい。
  少し前に、私の別ブログ「当方見聞録」に書いた「北見市ガス漏れ事故」。自分自身が経験した「藤枝市ガス漏れ事故」を思い出したので、インターネットで「何年前の事故だったのか」と調べた。27年前の出来事だと分かった。その年、他に何があったのかな?と見ていたら、「宮崎県知事が汚職で逮捕」という記事があった。
  折しも1月は、「そのまんま選挙」宮崎県知事選が行 われていた時期で、その理由は、知事の汚職で逮捕・辞任によるもの。
  偶然、27年前に一回だけ起きた知事の汚職事件なのか、年中あるのか知らないが、県民が「政治家は信用できない」と「そのまんま東」氏に傾いていった気持ちが、分かったような気がした。
  今回も、収賄をとぼけ通すことが出来ず、逮捕されてしまった。そのまんま職に留まることは当然許されない。「そのまんまは、許すな」の県民の声が「『そのまんま』に委せろ」になったという、単純明快な選挙結果だったのだ。

※個人及びナレオアイランダースのホームページ製作のため新記事掲載が遅れました。
個人http://www.naleio.ecnet.jp/   
ナレオアイランダースhttp://naleio.jp/ です。