「そーら、見たことか」
消費税のアップを、公約の柱のように打ち出して負けた菅総理。サッカーになぞらえて、「菅さんのオウンゴール」と揶揄されているが、およそ、間抜けというか、正直というか、選挙を戦う党首としては不適と言わざるを得ない。
国を破綻させないため、ひいては国民生活をどん底に追いやらぬため、いずれ消費税を含めた増税を検討する必要がある。そのような主張には同調者もいただろうが、先ず「消費税アップ」があって「自民党案の10%」などが出てくれば、「こりゃなんだ」になるに決まっている。
総選挙を「消費税アップはしません」という公約で勝ち抜いた政党である。
「すぐに実施できるわけではない」などと言っても、そんなもの、なんにもならない。
「次の総選挙までは公約通り増税はない。準備はしても、次の総選挙で国民に計るが、真剣に研究し検討しておく」
そう言っておけば良いものを、選挙に負けては、それもできない。
結果論ではなく、消費税アップをしつこく言い出したときに、こうなることは予想できた。
「そーら、見たことか」になってしまった。
「ソーラ、見たか」
置前置きが長くなってしまった
ここでは、「そら(空)見たか。ソーラ見たか」が、本来の主題である。
今月から、我が家の屋根にソーラパネルが設置され、発電が始まった。太陽光発電システムである。
CO2対策・温暖化対策に協力と言うよりも、電気代を少しでも節約しようという心づもりである。その投資に対し「何年で元を取る」などは、あまり関心がない。月々の電気代を減らせればよいのである。月額30,000円以上かかったこともある我が家の電気代。60アンペアーのブ レーカーが落ちることもあった。7人もの家族が同居していた頃は、それも珍しいことではな かった。
今なら、国と都からの補助金で設置費用の1/3ほどが賄えるし、売電料金も買い取り料金よりずっと高い。
今では、発電量・使用電力量・売電量などを見るのが楽しみな日課になっていて、趣味のようになっている。部屋が少しでも暗いのを嫌らい、必要以上に明るくしたがる妻も変わってきた。他の部屋で仕事をするけれど、居間にも戻ってくるから(1時間以上、戻らないことも)と、消灯しなかったのに、こまめに消すようになった。
家族も、エアコンは、ぎりぎりまで稼働させないし、扇風機と併用するようになった。
これも、ソーラ発電の詳細が見られるリモートモニターのおかげである。
妻も、ヒマがあればモニターを見ている。
太陽光発電を取り入れると、「ECO意識が高まる」「節電するようになる」というのはかねてから聞いていたが、まさしくそれだ。
「今日は、○○kw/h(キロワット/時)の発電で、使ったのは××kw/h だった」の会話をするようになれば、自ずとそうなることは見えていた。気になるのは、太陽光(明るさ)と発電量。
2月に導入した深夜電力のECO給湯システムでガス代が減り、ソーラ発電で電気料金が減る(はず)。これで、我が家のECO対策はひとまず完了。
「そら(空)見たか、ソーラ(発電量)見たか」の毎日である。
追記
ソーラパネルによる太陽光発電は、真夏よりも5月頃がもっとも効率よく発電する。真夏は太陽光がまぶしくて、一番明るいから発電もすごいと思われがちだが、熱によるロスがあり、発電効率は少々落ちる。意外と知られていない事実だ。
直射日光にさらされていた屋根に取り付けるので、屋根温度(屋根の下)が下がる効果を期待していたが、直下の部屋にいる息子が、「部屋温度が5度は違う」と言っていた。