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北海道でハーレム生活だ!

2006-12-25 21:57:56 | 日記・エッセイ・コラム

  有馬記念のディープインパクトの迫力には驚いた。普段 、競馬は滅多Photo_32に見ないが、昨日は、さすがに見ることにした。これで引退はもったいないが、ケガをされたら元も子もない。種牡馬として、賞金よりも、はるかに稼げる道を選んだのだろう。
  私は競馬などのギャンブルはやらないが、競馬とは縁がある。
  1969年から1971年頃、中央競馬で活躍したアカネテンリュウという馬。家の近所にあった「あかね製作所(あかねの表記は漢字、あるいはカナだったか失念)」の社長の持ち馬だということだった。小学校の頃は私の住むアパート(社宅)の真ん前に工場と社長の住まいがあった。土佐犬も飼っていて、大関の位だという闘犬もいた。
  アカネテンリュウは菊花賞で1位になり、有馬記念は2年連続で2位だったということは、なんとなく知っていた。3回目の挑戦では、一番人気で期待されながら出走取り消しとなった。その経緯は知らないが、近所の人たちが、悔しがって大騒ぎしていた。その時に「あかね製作所」の社長の馬と知った。

  私が勤務している会社は、入社した当時、競走馬の輸入実績が国内一だった。ハイセイコーで第一次競馬ブームが起きていた頃だ。テレビ、新聞によく社名が出て、担当社員のインタビュー記事が載っていた。ハイセイコーの親馬が「我が社の輸入馬なんだ」と、競争馬輸入部門の担当者が自慢していた。飼料部門の担当者は、厩舎情報として、馬の調教状況を解説していた。これはインサイダー情報だろうか。
 仕事時間中に、堂々と競馬情報が話せる職場にはびっくりしたが、競馬ファンには垂涎の会社だったろう。今は馬をやっていない。
 そのハイセイPhoto_29コーの親馬の名は、何度も聞いたから、競馬音痴の私でもよく覚えている。「チャイナロック」という。種牡馬でも一級の絶倫馬だということで、過去から現在まで、最高の伝説的な種馬と聞く。
  最近知ったのだが、あのアカネテンリュウの父親も「チャイナロック」だった。

  引退レースを圧勝し、今後は北海道で種牡馬として再出発するディープインパクトを見て、私は決めた。私も来年3月の引退後は、北海道で種牡人として余生を送ることにしたい。会社の飼料課に在籍していた妻にも協力して貰い、絶倫とまでは望まないが、効果的な餌を研究して貰おう。
 いつ、言い出せるかが問題だ。


武田鉄矢と海援隊

2006-12-22 00:26:14 | 日記・エッセイ・コラム

 「トミ○○さんのバンドはなんて言う名前なんですか?」と、職場の女性から質問を受け
 「武田鉄矢と海援隊の向こうを張って、トミ○○マスミとカイメンタイと言うんPhoto_28だ」
と答えた。
 「カイメンタイ?ですか?」
 この言葉は、妻も、「ん?」と分からないようだった。「バンドの 名前を、そうしようかと思っている」と言ったとき、「似たような名前で、真似することないじゃない」と、ごく普通に応じていた。
 年末、会社の大掃除の時に、壁や書棚の汚れ、ヤニが簡単に落ちるのを見て、
 「なにを使ってるの?」と聞いてみた。
 「界面活性剤を使ってるんですよ」
 「なに!そんなものがあるの?俺のカイメンも活性するかなあ?」
 問題のある会話である。たとえ、相手がなにを言ってるのか理解できなくても、セクハラであることは間違いない。
  
 以前、地域のリクリエーション活動中の休憩時間に、私のところに、「ちょっと、おかして」と仲間の女性が来た。私の座る椅子の隅に荷物を置こうとする前に
 「えーっ、こんな所でー!いいんだけど。でも後で訴えないでよ」
 私の言葉が分からず、目を白黒していたので、さらに
 「犯してって言われても、女房もそばにいるし…、ちょっと困るなあ」
 「なんでも話をそっちへ持って行くんだからー。頼む相手を間違えた」と、いつもの大笑いとなった。相手が美人でなければ言わなかっただろうと思うから、完全にセクハラだ。

 下ネタで笑いをとるのは、笑いの外道だそうだ。私のは「下ネタではなくPhoto_27、色ネタ」と言い張っているのだが……。
 中学校の頃から、三木助の都々逸(どどいつ)が好きだった。色気のある話を、都々逸の調子で語られるのが好きで、意味が分からないものでも想像して笑っていた。
 父が都々逸を作るのを得意として、ラジオに応募しては、時々取り上げられていた。父のは、風刺で、お色気ものは少なかった。そんな父の影響もあるだろう。
 幕末の志士、高杉晋作が、芸者遊びをしながら、三味線を弾き、都々逸を作った話が有名だが、「風流だな」と憧れていた、変な学生だったと思う。

 すぐ女性に絡む話に持って行くので、私が何か言い出すと「また、そっちへ持って行くぞ」と変に期待されることもある。仲間達、特に女性から、妻に「家でもそうなの?」と質問が行く。
 妻は、「うちの人は、口だけ!」と応えるので、その都度、「その答え方はやめろ。俺があちらが全く駄目な亭主で、それを妻がバカにしてるように取られるだろう」と言っているのだが、すぐ忘れるのだ。
 妻は「そんなスケベじゃないよ。けっこうまじめだよ」と言うつもりで応えているのだが、相手はどう解釈するか、甚だ心配だ。
 
 一時、父が持っていた三味線を弾いていたが、すぐ抜いてしまったので、父がやる気を無くしそうになり、やめた。高杉晋作のように、「三味線で都々逸」の宴会芸を取得する機会を放棄した。
 妻が、ウクレレの練習を開始して3ヶ月ほど経った頃、長女がちょっと私に教わった3時間で、簡単に妻を抜いてしまった。「おもしろい、楽しい」と教本の曲をほとんど弾いてしまったのを見て、妻はウクレレを放棄した。
 
  私の海綿体も、職務を放棄しそうだ。  


ホワエグは、えぐい?

2006-12-21 22:07:36 | 社会・経済

ホワイトカラー・エグゼンプション 
 年収が、ある基準を超えると残業代を払わなくてよい。経営者には都合の良い、とんでもない法案が検討されている。
 今、若い人たちの雇用実態は厳しい。知り合いの息子さんは、夜の10時前に会社を出ようとすると、「甘ったれるんじゃない。そんなことでは他の企業との競争に負けてしまう」と言われるそうだ。通常の勤務時間内では、とてもこなせない過酷なノルマを与え、残業代を請求すれば、「能力がない」で、ごまかす無法・無能経営者が、それこそ喜ぶような法案が作られようとしている。
 過酷なノルマを防ぐ手段が、割り増しの付く時間外手当、すなわち残業代だ。人手不足を訴える数字でもある。
 年収の少ない人には適用しないと言ってるが、まやかしに他ならない。私が経営者だったら、社員を基準の年収に上げてしまうだろう。もし報酬が2倍になったら、3人分のノルマを与えればよいのだ。労働時間を自由に選択できるということは、労働者の自己管理と責任でノルマをこなせということ。帰宅後も、休日でさえ、働くしかなくなる。
 NHKのニュースで、この法案のアンケートに答えた経営者が「夢のよう(な法案)だ」と、臆面もなく言っていた。
 若い人たちが、「能力に応じた報酬」「努力に応じた給与」という甘ーい経営側に対し、無批判に、深く検討することもなく、受け止めようとしている風潮は、とって~も、怖い。
 能力給を導入した企業の人件費総額が、大きく節減されている、ということは、大部分の労働者が収入減となっている証左だ。一部の労働者に「ごほうび」を見せておけば「能力給をきちっと運用し、うまく機能している」と威張れる。そうでない人は努力が足りないと説明できる。
 能力給に切り替えた企業が、給与体系を元に戻しつつあるとも聞く。業績アップにつながらなかったということだろう。社内がまとまらなくなったという報告もある。
 そこで出てきた切り札が「残業代なし」政策。すなわち少数社員で、目いっぱい働いて貰おうという政策だ。有給休暇も取れない。休日は自宅作業か。健康管理も企業の責任ではない、「社員の自己管理ができていない」で済ませることが出来る。

 解雇も自由にできるような法案だという。解雇一時金を払えば済むらしい。今でも、1ヶ月分の給与を払えば解雇できると勘違いしている人もいるが、そうしないと会社が潰れそうだとか、それでも解雇を最大限避ける努力を必要とするなど、厳しい条件が付く。それを知らない経営者や労働者がけっこう多い。
 理由は何でもいい。いつでも解雇できるようになれば、先のサービス残業強制が受け入れられない人は、どんどん取り替えられてしまう。
 もう、労働契約なんて無いに等しい。おかしな世の中になってきた。
 経団連が積極的で、経済同友会はどちらかというと消極的に感じる。
 労働側は絶対退いてはならない。
 
 最近、体調が芳しくないが、妻が「仕事で過労なわけないし、ストレスがあるわけじゃないし」と言う。社内結婚で、会社の雰囲気を知り、私の働きっぷりを知る妻だから言えることだ。
 統制法だ、JSOX法だと、話題になるが、統制法に一番引っかかりそうな社員としては偉そうに言えないが、倍々ゲームで発展する企業が、必ずしも、安心して働ける企業だと言えない実態だけは、偉そうに言うぞー。


スチールギタースペシャル

2006-12-17 23:28:58 | 日記・エッセイ・コラム

2  ハワイで、アレン・アカカとボビー・インガノのスチールギター生演奏を聴いた。そつのない演奏で、それなりにうまいとは思ったが、若い頃に、これがスチールギターだと言われて、「やってみないか」と誘われたら、断っていただろう。ハワイで1、2を競うプレーヤでも、感じるものは少なかった。心の琴線にふれるというものではなかった。インガノに至っては、誰だか知らないで聴いていた。演奏終了後に「どんなチューニングでやってるの」「なるほど、7弦だったんだ」なんて気軽に聞いたくらいだ。名前は知っていたが、このおじさんだとは思わなかった。もっとも、私より若い人だが。
 帰ってから数ヶ月後、テレビのハワイ特集。タレントが、現地で自炊のパーティーをやるため、食材を調達するコーナーに出てきたスーパーのおやじが、どうも見た顔だなと思っていたら、夜はスチールギタープレーPhoto_26ヤーになると紹介された。「インガノさんは‥‥」とのナレーションで気が付いた。「あれがインガノ様だったのか」
 以来この話は、
 「ハワイベスト3のスチールギタープレーヤーに、日本ベスト1784のプレーヤーが、コーチしてきた」とおもしろおかしく紹介している。
 日本の1784番はもちろん適当な数字だ。日本にスチールギタープレーヤーが何人いるか分からないが、このくらいの数字ではなかろうか。
 
 私の学生時代、他の学校で「これは上手だ」というプレーヤには、あまり、お目にかかったことがない。わずかに、N大のペダルスチールギタリストと、山梨の人(山梨大か?はっきりしない)のバッキーコピー名人がいたくらいだ。W大のナレオハワイアンズは、既にスチールギターがなく、ドン・ホーとジ・アリースのスタイルになっていた。既にスチールギターは斜陽の楽器だったように思う。東京K大やK立女子大のクラブから、私のところに教わりに来ていたくらいだった。

 最近の、リタイア組の人を初めとするバンドブームは、ハワイアンバンドにも波及して、当時はどこに隠れていたんだというくらい、スチールギターの巧みな人が多いので驚いている。テクニックは、アカカにも、インガノにも負けないと思う。ただ、二人のレパートリーの広さと、演奏の確実さは、やはり本場のプロだとは思うが、得意な曲を弾かせたら、もっとうまい人はたくさんいそうだ。

 私は、大学3年になろうという時に、友人から「スチールギターがやめちゃって、ハワイアンが潰れそうだから、やってくれないか」と誘われたことがきっかけだった。彼はベースをやっているのだが、ハワイアンなんてとんでもないと思っていたから、当然断った。
 「なんで俺が灰田勝彦の音楽なんだ」
 「楽器編成は、牧伸次のウクレレと和田弘のスチールギターなんだろ」
というのが本音だった。
 ところが、大橋節夫とハニーアイランダースのLP「スチールギタースペシャル」を聴いてそのイメージを一新。スチールギターの単調なメロディーに、ギターやウクレレがバックでリズムを刻むのがハワイアンバンドと思っていたのが、そうではない、感情のこもった音楽2_1 が聞こえたのだ。ハワイアン曲ではないが、「引き潮」「キャラバン」「別れの曲」「ドナウ川の漣」などジャズやクラシックからの編曲。たった1曲挿入されていたハワイアンの「ナニ・ワイメア」が、またすごかった。
 強弱のメリハリが効いたスチールギターと、単なるバッキングではない、杉本いわおのウクレレと中村順一のギターが浮かび上がる演奏は、収録されている曲全てが新鮮だった。まず何曲聴いても飽きが来なかった。後に、バッキー白方、ポス宮崎の演奏も聴いたが、何曲も聴くと飽きて、下手をすると居眠りしていた。バッキーさんのテクニックとセンスは「すごい」と思うし、しばらくは乗って聴いているが、それだけなのだ。
 「オッパチ(大橋の愛称)のは、ハワイアンじゃない」という批判もあったが、ハワイアンじゃないところに惹かれたといっても良い。
 バッキーファンの中にはオッパチをバカにする人もいる。ハワイアン歌謡というジャンルの「倖せはここに」がオッパチの音楽全てだと思っていたら大間違いだ。もっとも、杉本いわおが抜けてからのハニーアイランダースは、「クリープを入れないコーヒーなんて」だったが‥‥。
 「スチールギタースペシャル」との出会いがなければ、今、ハワイアンをやっている私がいなかったことだけは確実だ。ということは妻のフラダンスもないだろう。もしフラを始めると言ったら「灰田勝彦はやめてー」と言っていたかも‥‥。
 
 大橋節夫さんは今年、天寿を全うされた。 


「契りきな」 談合知事と入札

2006-12-15 21:59:17 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_17  官製談合の最たるものに「鶴の一声」がある。
 今年は次々と知事が逮捕された。選挙の応援に対する謝礼が基本にある。東京都の石原知事の場合、選挙にめっぽう強いから、業者への応援依存度は少ないだろうと思っているが、身内への疑惑問題が発生していると聞く。しかも、問題を起こして渦中にある建設会社が絡んでいるそうな。
 芸術家の息子への公費出費も、知事自身、これでいいのかという回答をしていた。
 「才能ある芸術家を起用した。それがたまたま息子だっていうことで、なにが問題なのだ」という趣旨の発言をしていた。どんなに才能があろうが、知事の息子を東京都が公費派遣して問題がないわけがない。「余人を以ては代え難い」などと言う判断を誰がしたのか?何人ぐらいの”余人”と、どの程度比較したのか?たとえ一番だと判断しても、「たまたま都知事の息子だった」という理由で、諦めて貰うのが筋だ。もっとも誤解が生じない方法だ。
 芸能人の「親の七光り」とは違うんだということを知事自身が示すべきで、都の役人がごますりでやったことなら、なおのこと範を示してほしい。しかも、その出張費が民間の基準と比べて高いそうだ。
 出張経費が削減された企業が多い。出張の日当がなくなった会社の人がこぼしていた。一方的に廃止されたという。労働条件の一つが勝手に変えられること自体問題で、「会社が決めたことだから仕方ない」という従業員の意識も、問題ありだ。
 いろいろな手当がある官公庁。長期間休んでも、民間の中小企業より多い年収。
 官民の格差はいろいろな面で広がっている。

 「談合は必要悪」という根強い論がある。私も若い頃、仕事で官庁の工事、物品販売を担当したことがあるが、仕様書通りの性能を維持するのため算出した金額より、ずっと低い金額で別企業に落札されたときなど「どこかで手を抜くのかな?仕様書を曲解しているのかな?」と思うこともあった。検査があるので、まさかと思うが、赤字覚悟の受注をすることもある。
 学校などで使うパソコンの超特価落札が話題になった。以Photo_21前のパソコンは互換性の問題が大きかったから、入れてしまえば、以後、随時契約で、その機種が採用されることが決定したようなもの。いずれ元が取れる。
 そうでなくても、知事が指名してくれて、さじ加減を加えてくれれば、初めから元が取れる。その仕組み、からくりが、逮捕知事自身の口からどの程度出てくるか?悪あがきはみっともない。

 防衛庁から、やっと受注できた災害対応用機械300万円ほどの契約書を、窓口に持っていたとき、先に受付順を譲った女性の書類の多さに驚き、次に金額に驚いた。
 千万単位が何枚もあり、億もあったと記憶している。品名が「○○ヘリ」とか「対艦○○」と書いてあった。あちらは、機種(メーカー)の決定が先にあって、その代理店は決まっているので特に嬉しそうではない。契約にも慣れているのか、淡々と窓口に書類を提出していた。順を譲るんじゃなかった。
 「あなたが納入する兵器で、俺たち国民全員が護られるんだね」とも「私の機械で、一部の駐屯地が出水から守られるんだよ」とも言わなかった。
 その防衛庁も省になることになって、隔世の感がする。長官は大臣になるし、外務大臣と肩を並べる。そのうち、昔の陸軍省、海軍省のようになるのか。いや防衛省は、陸軍省、海軍省を一緒にした組織なので、もっと権力を持つかも知れない。
 あー、恐ろしい。防衛省の談合を摘発したら、軍靴に踏み込まれるぞ!