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地球の裏側まで突き抜ける?

2011-05-28 14:25:10 | 日記・エッセイ・コラム

 やはり、早々とメルトダウンが起きていた。
 東電はともかく、政府の発表に「真実を伝えろ」と言っても無理だ。早くから「メルトダウン」を知っていたとしても、すんなり発表していたら、大混乱・パニック、想像を絶する大恐慌が起きていただろPhoto う。買い占めどころか、復旧作業などとんでもない状況が、福島だけでなく東北・北関東に起きていただろう。段階的な発表はやむを得ない処置だったと思う。むろん、危機的な放射能汚染が一気に起きた場合は別だが、少し冷静に対処する時間が与えられたと思っている。

 メルトダウンの情報は、プルトニウムの検出が発表された時点で、素人ながら予知できた。テレビに出ていた解説の科学者に緊張が走ったのも見た。
 日本テレビの報道局統括デスクが急に休職届を出し、関西地区へ避難したことを知り(日テレ関係者が憤っていた)、これから起きるだろう大パニックが想像できた。
 もっとも、このデスクは、若い社員を取材に行かせないように申し入れ、それを聞き入れない会社に対し、抗議のため職場放棄をしたと弁護する日テレ社員もいるそうだ。どちらにしろ、大パニックを誘起する可能性のある行動と言える。
 
 保安院は不安院と言われて元々懐疑的に見られていた。
 東電の発表は、もっと別な意図で、情報を伏せたり隠したりしていたのだろうが、政府発表は、専門分野の発表を鵜呑みにせざるを得なかった、あるいは大パニックを起こさないための発表だったと思う。悪意ではなかったろう。
 「メルトダウン」イコール「チャイナ・シンドローム(地球の裏側中国まで突き抜ける?)」を連想する外国メディアも大変なパニック状態だったそうだ。
 この時、メルトダウンを発表していたら、と思うとぞっとする。

 後で真実を知って「政府は信用できない」と思うのは当然だ。

 「絶対に故郷を離れない」というお年寄りが大勢いると、身近な人から聞く。私の近くに、なんと福島に関係ある人が多いことかと、この事故で知った。私の練習生。原発から10キロ地区出身の娘さん。祖父母を呼ぼうとしても「たとえ避難所でも福島が良い」と離れない決心をしているそうだ。実家が30キロ地区の生徒さんも二人いる。
 大パニックを起こし、このような人への援助や生活の糧を失う事態は避けなければならない。情報の小出しはやむを得なかったではないだろうか。


名前を出すのを控えたい作曲家

2011-05-28 02:58:00 | 日記・エッセイ・コラム

 クラシック音楽を語る場合、これから気を遣って話さなければならない作曲家が二人いる。
 一人は、シューベルトである。線量計を持ち歩く人まで出てきた今では「○○シーベルト」などと日常会話にも出てくるようになった。「シューベルトが‥‥」などと口走っただけで「どのくらいの値でしたか?」などと人が寄ってきて聞かれたりするんじゃないか。
 もう一人は大作曲家の親分格である。
 「ベートーヴェンが‥‥」と喋ったら「ベントの弁を開くのが遅かった」「いや、ベント弁を開放しても意味がない」など、全て、原発事故に結びつけた話しに取られ、議論が始まるのではないかと危惧している。
 とにかく、今一番の関心事は原発事故。その終息がなければ、なにも始まらない。しばらく怠っていたブログの更新が増えたのは、ただひとつ、この事を願うばかりだからだ。


男にはメンツがある!

2011-05-27 17:55:08 | 日記・エッセイ・コラム

 原発事故の処理をめぐって、東電、政府の発言がコロコロ代わり、その真偽が分からない。「内閣府原子力安全委員長が言った」「言ってない」と水掛け論。情報の錯綜や情報隠しというよりも、それぞれの面目にこだわっているだけに見える。
 こだわるほどの面目を持ち合わせていない私には不思議な光景に見える。
 「面目ない」
 「面目を潰された」
などと使うが、少し怒りを込めて言う場合
 「メンツを潰された」と使う場合が多い。
 メンツは、麻雀用語で一般的だと思うが、元々は中国語で面子と書き「面目・体裁・世間体」といった意味だ。
 
 以前、「俺のメンツ、メンツをどうしてくれる」とうるさく騒ぐ奴に 
 「はいはい、男はメンツが大事。女はメンスが大事」
と茶化して応えたものだ。
 これには続きの言葉もあって、さらに茶化すことにしている。
 「男は月給に一喜一憂。女は月経に一喜一憂する」
 メンスや月経。最近は死語に近く、若い人、 特に男性は、どちらの言葉も知Photoらない可能性がある。私が10~20代の頃、生理用品のメーカーが、その日を「アンネの日」と命名して広めようとしたことがある。女性が「今ね、アンネなの」と言っていたことがあった。そのほうが言いやすい。今は「生理」が一般的で、「今、生理なの」と、お誘いを体よく断る言葉などに使う(らしい)。
 女性社員は「生理休暇」が取りづらくなってきていると聞くが、今の男性社員には「整理休職」、ちっ違う、「整理解雇」が吹き荒れる時代となってきてしまった。

 「メンツ、面目」と、騒ぐ奴ほど、他人が認めるほどのプライドなんてないと思えるのだが
 「男の沽券(こけん)にかかわる」と吠える奴もいた。
  沽券とは、土地・家屋の売り渡し証のことで、それが「人の値打ち」などに使われるようになったそうだが、陰嚢から出血経験のある私などは
 「男は、沽券より、股間の方が大切だ」
 そう叫びたい年齢になってきた。
 


捨ててOKの法律があれば(アレバ)大儲け??

2011-05-26 19:53:46 | 日記・エッセイ・コラム

 数日前、電波時計の電波マークが表示されているのに気づいた。

 二ヶ月ほど前、時計の電池を交換して、日付・時刻を合わせるために受信のボタンを押しPhoto_2 たのに時間が狂ったままだった。最初は時計の故障と思ったが、我が家の電波時計全てが、電波受信中のマークが消えていた。調べると、電波の発信所は、福島第一原発の近くで、保守職員が避難していること分かった。電波が発信されていないのは、その所為だった。その電波が復活していることに数日前、気がついたのだ。
 しかし、原発事故が良い方向に向いている証ではないことがつらい。

 原子力に頼らない現代生活が可能か?私など原始力がないから不安だ。
 本も道具も、なにも持たず、タイムマシンで古代に行ったとしよう。古代人に、文明の利器を知らせようにも、作り方を教えられるだろうか。
 「電気というのがあって、灯りとして使える。遠くの人と会話ができる。料理ができる。暖が取れる」
などと説明して
 「それを作ってくれ」
Photo と言われても、いったい、何が作れるだろうか?基本となる材料・部品だって作れない。
 普段の生活では「餅は餅屋」と、専門家に依存している生活では、一般の人は万能を要求されないし、必要がない。
 
 原子力発電は、原子力の専門家、時代の先端を行く科学者たちが万全を期して運用していると思っていた。

 「原子力発電は安全だ」ということが大きなウソだとは知っていた。
 「原子力発電は安い」。これも眉唾と思っていた。発電量に対して燃料費が格段に安いというだけで、建設・運用・地元対策費、そしてなにより使用済み燃料の廃棄・保存に巨額の費用が必要だからだ。
 核処理最先端???のフランス・アレバ社でさえ、そんな技術は持ち合わせていない。安全な保存・保管・処分方法は、未来の技術に依存するというのが現実だそうだ。
 
 古くなった発電所を廃炉にする費用は驚くほどの巨費だ。今回のような事故が起きれば想像を絶する国家予算並みの費用が必要になる。火力発電用の石油が有り余るほど買える。

 先のアレバ社。その再処理工場では、大量の放射能放出が続いている。大気汚染も多いが、地下水の汚染は桁違いという情報もある。「ラ・アBs ーグ使用済核燃料再処理工場」では、放射性廃棄物を『合法的』に大気や海洋に放出」しており、独立機関ACROが政府に調査を訴えている。フランス政府の対応は鈍い。このあたりはNHK・BS1「世界のドキュメンタリー・シリーズ放射性廃棄物はどこへ!終わらない悪夢」で、詳しく放送された。汚染水をパイプで沖合に放出するのは規制外、すなわち合法だということだ。
 今回の事故で、東日本の残留放射能が心配されているが、ヨーロッパの放射能量の多さは、チェルノブイリの影響だけではないことを知った。
 そんなアレバ社に汚染水処理を任せる頼りなさ。フランスの国内法通りに沖合数キロにパイプ流送するだけじゃないだうね。1トンの汚水処理に1~2億円かかると聞くと、原子力科学者も、原始の時代では、なにも作ることができない人が多いのだろうと思う。
 現代文明を古代に紹介することができないだけではなく、私と同じように、狩猟ができない、石器・土器も作れない、衣服・住居も作れない、原始の落ちこぼれとなるのではないか。
 私も木を利用する楽器。笛ぐらいは作れるだろう。弦楽器も、弦は羊の腸(ガット)が手に入ればなんとか可能だろうが、接着剤はどうする。「にかわ」って、どうしたら手に入るんだっけなどと迷うだろう。


東京電力にも認定されました

2011-05-22 22:51:28 | 日記・エッセイ・コラム

Photo  先日、東京電力株式会社から認定書が送られてきた。正式には、経済産業大臣からの認定書で、東京電力が代行申請した結果、認可された書類である。
 「○○○○太陽電池発電所」
 ○○○○には私の個人名が入っている。
 
 今、東京電力の社員寮や社宅では、「いやがらせ」や「いたずら行為」が頻繁に行われ、表札や看板を外して隠しているという。そんな時期に、東電の関係者と見られるのはどうかと思うが、こんな時期だからこそ、自然エネルギーの利用に価値があると思う。
 
 先だって、テレビで太陽光発電をめぐり、家族で議論しているドキュメンタリーを見た。
 お父さんが採用推進論だが、妻や子供など家族が猛反対をしていた。反対理由は
 「価格が高い(利益にならない)」というものだと思う。
 「いつ頃、元が取れるか」というのが、その根底にあるだろう。元を取って利益を計ろうというなら、強くはお奨めしない。いずれは利益が出てくるだろうが、うちで試算しても7~9年くらいだ。それよりも、節電意識、自然保護意識、それが心の健康感を高める効果があると思う。

 我が家で発電を初めて約10ヶ月。試算データーを見ると、
 CO 削減が「691Kg」となっている。石油換算491リットル。成木なら48本。
 これが、環境貢献の数字だ。
 ひとつの世帯で、年間1トン近い CO 削減が可能なのだ。

 光熱費の削減効果も大きい。我が家の4月の電気代は、¥3,800の利益となっている。買いより売りの方が多い。昨年の同時期電気代は¥24,000。すなわち、プラスマイナスで約28,000円の経済効果もあったということだ。太陽光発電は5月がもっとも発電量が大きいそうだ。冷暖房も要らないので、使用電力料も少ない。
 期待するところ大だが、この5月は天気が悪い。我が「○○○○太陽電池発電所」は、冷温停止状態が続く。それでも、10日間で千円に満たない支払額(売り買い差額)で推移している。

 家族で、もめる必要もないだろうに、理解が足りないのではないか、というのがソーラーパネル発電を体験している者の意見だ。