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洒落の分かる詐欺集団?

2009-12-24 18:36:43 | 日記・エッセイ・コラム

ダジャレ大好き
 他人はダジャレというが、言葉遊びの「洒落(しゃれ)」。
 会話の中で、とっさに出るうちは、まだ、ボケてはいないと自覚する。

 先日、友人の市会議員Mを囲んでの忘年会の席で、M議員が、ある人を指して
 「この方は、僕の一般質問を13年間ずーっと、ボーチョー(傍聴)し続けてくれている」と紹介があったので、
 「13年?たいしたことはないね。Mちゃんは、60年間、ボーチョー(膨張)し続けているでしょうよ」
 体格が良いと言うより、太っているとの表現が相応しくなってきたMさんに応えた。

「どっきり」「だまし」も大好き
 「ダジャレ」だけでなく、ウソや冗談で人を驚かせるのが好きな私は、テレビの「どっきりカメラ」が大好きだ。やり過ぎで、たちの悪いどっきり番組もあったが、人を一時的に”だまし”、すぐ真相を明かした時の、相手のリアクションを見ることに、ひそかな喜びを感じていた。むろん、自分で「どっきり」をやる場合は、ごく親しい人に限るし、ネタ証(あかし)は、すぐやるのが絶対条件だ。

 ウソを言い通し、人に損害や迷惑をあたえて喜ぶ(儲ける)連中が多いこと。

 最近、思わず吹き出してしまう「しゃれた冗談」、いや、もしかすると「しゃれ」「冗談」ではなく、ウソを言い通す「どっきり」かも知れない出来事があった。
 
だまされるのは大嫌い
 あきらかに、営業実態のない会社から
1_2  「転換社債を買わないか。元本保証で毎月配当がある。高利回りだ」との案内電話を受けた。

電話を受けながらインターネットで、その会社名の情報を検索。
 「詐欺会社ではないか」の書き込みが多い。
 自社のホームページがあるが、営業実態が全くないことが分かる。「レアメタルなどの資源を扱っている」と書いてあるが、収支報告、主要販売先・仕入れ先はない。この先の、売上げ・利益予想のグラフだけである。
 電話をすぐ切ればよいのだが、資料を送るというので送って貰った。
 普通は、そのような電話には、
 「間違いなく、しかも大幅に上がる未公開株なら、お世話になっている取引先にこそ、お奨めしなさい」と応じるのだが、これは、おもしろいと思った。
 印刷物の会社案内には、どんなだましのテクニックが書いてあるのか知りたかった。
 どうと言うことはなかった。おそまつなホームページと同じで、空疎な一般論のみで経営実態を知る資料は全くない。むしろ、経営実態が全くないことを証明する資料と言える。
 株の購入申込用紙が同封されている。振り込み口座も書いてある。
 株を買いなさいと言いながら、判断材料のバランスシート類がないことで、考慮するに値しない株と分かる。
 そもそも、資料を送らせたのは、どんな内容かを見て、インターネットで警戒を呼び掛ける目的があったからで、早速、警戒を呼びかけた。

 写真を見ると、どこからでも持ってくることの2 できる材料を使っている。アフリカンパートナーに関連する証左となる物はなにもない。
 アフリカには、教育を受けられない子供が多い。満足な医療も受けられない。道路が未整備だ。しかし、アフリカには貴重な資源が多いなど、
誰でも知っていて、インターネットや新聞・書籍で手に入る写真や資料を並べるだけのパンフレット。
 アフリカンパートナー社が、なにをやってきたか、これから、なにをやるのか、具体性は全くない。学校、病院を建てたと書いてあるだけ。
 これだけ空疎なパンフ、電話の言葉にだまされる人がいるから不思議だ。被害者の神経を逆なでする言葉だが
 「だまされる人も悪い」
なんとなく、納得してしまう。
  
 資金運用や営業などしていなくとも、次々と出資金を集め、配当を続けている限り、詐欺だとは断定できない?から取り締まれないのだろうか?
 金集めが出来なくなって行き詰まり、破綻しても、
 「だますつもりではなかった」の言い逃れが聞かれるのだろう。
 
 詳しくは、私の別なブログを見ていただきたい。

 この別ブログに情報を載せた途端、いくつかのコメントが寄せられた。
 文は違っても、内容は同じ。あきらかに若者の文面で、
 「配当は出ている。お奨めの株だ」というもの。
 内部の人間だと分かる。
 その中に、ひとつ、告白文のようなものがあった。
 「1月に後悔準備に入るそうです」

 冒頭の「吹きだしてしまった洒落」とは、このコメント文だ。
 後悔する予告を書いてくるなんて!(株の)公開Photo に引っかけて、注意を喚起しているのだったら、良心の呵責で?、それとなく注意を呼びかける内部告発なのだろうか。
 それとも、ダジャレなのだろうか。
 近年にない傑作だ。負けた!!!
 こんな面白い社員?関係者?をかかえる会社名は「アフリカンパートナー」。別に「アフリカントラスト」というのも、インターネットの詐欺情報を賑わせている。


アフリカンパートナー社のパンフが来た!

2009-12-18 13:43:53 | 日記・エッセイ・コラム

 前の記事で紹介した「アフリカンパートナー株式会社」から、会社案内と数枚のパンフが送られてきた。
 未公開株の転換社債の勧誘だ。「購入申込書」と「振込銀行口座の案内」や営業担当の名089刺まで入っている。
 「ご契約の流れ」というパンフには、申し込みの後、審査があると書いてある。どんな人が不合格になるのだろうか。振り込みするお金さえあれば、いいじゃないか。

 「配当表」も入っていた。「3年・5年もの」だと年率12%以上だ。すごい
 しかし、この種の勧誘では比較的控えめだ。頭から疑われない配慮だろう。
 営業妨害をする気で書いているのではないから、私は「こんなの、買うわけねえだろう」とだけ書いておく。
 
 この会社の「すごい」ところだけ紹介してみよう。

1、会社設立の主旨がすごい。商売をしながら、アフリカへの援助をする。 
 全額を寄付で建てたとする施設や施設を利用する子供たちの写真が掲載されているが、同社の援助施設かどうか、また、それに関連している写真かどうかも分からない資料で、見る人を信用させようという姿勢が、すごい
 設立間もない会社なのに(売上げは今年度からみたい。来年3月に収支報告は出るのだろうか。それまでに無くならなきゃよいが。もう少し延長させるなら、当社は9月決算ですと言うのかも。決算月が書いてないからね)、寄付で学校を建てた、しかも運用が始まっている。特に外国では、申請・認可、そして実際の建設など、相当の準備期間がかかる作業をいつから始めたのだろうか?多分、会社設立前からやらなければ間に合わない。認可も受けず、手抜き突貫工事で間に合わせたのだろうか?すごい、すごい。真似できない。

2、会社案内にもパンフにも、これまでの売上げ実績が書いてない。資料を見ると今年度から売上げが発生するようだが、全額援助の支援を先にやっている?のがすごい。
 「アフリカの子供たちを救済するために利益の一部を還元している」そうだが、その利益はいつ出たのか?売上げがないのに利益が出て、その一部を寄付しているところが、とにかく、すごい

3、ガーナの鉱物資源などの生産量が載っているが、そのうち、どれくらいの量を取り扱っているのか、今後、どのくらい扱えるのか書いてない。また、どこと契約しているのか分からない。なんとなく、全部を独占しているかのように思わせたり、ガーナ共和国、あるいは政府と直接契約しているかのように取れるパンフの手法が、すごい

4、会社案内書。とくに出資を募る案内書には必須の、主要販売先や仕入れ先が書いてないので、取引先は全く不明。レアメタルを使用する世界の大企業が載っているが、もしかしたら「こんな一流企業に売っている」と、言うつもりなのか?それとも、勘違いさせるつもりなのか?この手法が、すごい
 レアメタルについても、今後の重要性や市場は書いてあるが、同社がどの程度の役割をするのか書いてない。インターネットで検索すれば、出て090 くるような一般論ばかりの案内書は、驚くほど、すごい
 中国などが、何百億円クラス、国家プロジェクト並の設備や資金の供出で、競い合い奪い合っているレアメタルを、村の学校建設程度で獲得できるという営業力と妄想は、すごい

5、元大統領とコンサル契約をしたという、サインをする元大統領?の写真が載っている。「なにを書いているのか分からない写真」と疑われることをも恐れないで掲載する度胸が、すごい
 大統領を表敬訪問したという写真も、同じだ。いつ、誰と、誰が、なんの行事で会見(並んで撮っている記念写真を会見としている)しているのか、一般の人には分からない写真で格付けをしようとするアイデアが、すごい

6、これまでに勧誘された人たちは、「シエラレオネ共和国の鉱物資源を活用する」と説明されたそうだ。ホームページにも、ガーナ以上の最重要国としているのに、今回送付されてきた資料には「シエラレオネ共和国」は、いっさい書いてない。「治安や政情が不安な国」ということが知られ始めたから「ガーナ」に変えたのかも知れない。シエラレオネをシラネーヨにしちゃうところが、すごい

7、電話では「元本保証」と言っていたが、さすがに、同封の「重要事項説明書」には書いてない。法的に「不実記載」などと追求される禍根を残さないためだろうか。クーリングオフなどは書いてある。それでも、営業には堂々と、「元本保証」と言わせるところが、すごい

 とにかく、すごい会社だ。「なにも考えずに出資すれば、きっと儲かる」という資金集めの手法が、すごい

 だから、今後注目すべき会社だということは認めるが、たとえ捨ててもよいようなお金があっても、ここに寄付するなら「宝くじ」を買うことをお奨めする。「宝くじ」は、間違いなく寄付金になるのだから。

追記
「後悔準備に入るそうです」

 早速、いくつかのコメントが寄せられました。全てが、アフリカンパートナーを擁護する内容で
1, 毎月配当があります。
2, 来年1月から公開準備に入るそうです(1月に公開ではない)。
3, 近いうちに、また合併するそうです。
4, あなたの担当営業は誰ですか?
 
 共通した内容ですが、同じIPアドレスが3つあり、これは同一人物。
 
 内容を見ると、内部の人間としか思えません。内部ではない、善意の第三者だとしても、デタラメな内容ではないですか?
 
 もし、毎月の配当があっても、マッチポンプと呼ばれる手法なら、しばらくは可能です。新しい出資者を開拓して、それを回転させて運用するのです。それが、いずれは破綻して、被害者が続出するニュースは事欠きません。

 「公開」って、どこに公開するのでしょうか。東証ではないですよね。株を上場したり、公開する場合、数年前からの決算報告がなければ不可能ですが、とにかく、売上げのない会社なのに、どうするんでしょうか。善意の第三者さんは、幹事証券会社や監査法人を聞き出すべきです
インサイダーになるから教えられないなどとウソ言う場合が多い。こう言ったら間違いなくインチキ)

 「今から合併して、1月から公開準備に入るそうです」なんて表現の報告が怪しい。公開はいつになるか分からないと言っているのに等しい。合併してから株が公開されるまで相当の期間がかかりますよ。
 合併なんて言い出すのは、どんどん大きくなる印象を持たせながら、公開は先になる言い訳の準備でしょう。そして、複数の会社名でやっている矛盾を追及されての、窮余の一策でもある迷案なのでしょう。
 
 営業担当者を聞いてくるなんて、おかしくないですか。一般の投資者が、そんなことしますか。
 「あなたの営業担当者は間違えているから言うべきです」とか
 「私の営業担当は、そんなこと言わなかったですよ」なら、納得しますが、おそらく担当者を聞いて、このブログを書いている私を特定したいのでしょう。

 「詐欺」とは書かなかったけれど、怪しい会社と断定できます!

 ひとつ、的を射るコメントがあったので、下に掲載します。「近いうちに後悔するよ」という内容です。これは当たる予言だと思います。
 毎月、配当を貰っている方なのに、「1月に後悔準備に入ります」と書いてくれました。
 後悔に準備なんていりません。他の人を後悔させないため
 「投資初心者に充分な(意味がわからないけれど)会社です」なんて勧めないことですね。

 下記が、善意の第三者?「わお」さんのコメントです。

ここは毎月配当入ってきてますよ。今から又合併して1月から後悔準備に入るみたいですね!書面きました!小口から始める人、投資初心者には充分な会社だと思いますよ!大手より、この様な会社の方が一番です。上場したら証券会社に手数料払うよりは断然いいです。ちなみに貴男の営業担当は誰ですか?

ここから管理者記入
 証券会社を通さない株の取引方法を教えてください。アフリカン※※を名乗る会社は、金融庁登録の金融商品取引の認可業者ではないですよ。


誰のためのパートナー?

2009-12-15 11:49:00 | 日記・エッセイ・コラム

 本日、「個人対象の転換社債のご案内」という内容の電話がかかってきた。
 「10万円単位で元本保証。毎月、配当がある」そうだ。事業内容など詳しい話はしない。後日、資料を郵送するという。
 どこで、私の電話・住所を手に入れるのか?
 「元本保証と言ったって、そPhotoの会社が存続し続けなきゃ、元本も何もないだろう」と応じると、
 「だから、資料を見て判断してください」と言う。さらに
 「無理に勧めはしません。断ってもよいのです」と、当たり前なことを言う。

 後で、インターネットで情報を集めるつもりでいたし、どんな立派な(立派に見える)資料か知りたくて、送って貰うことになった。

 インターネットでは、案の定、「詐欺ではないか」などの情報が、たくさん載っている。
 「会社のホームページが工事中ばかりだ」という情報があったが、本日、私が見たところ、工事中のページは無かったが、内容が空虚で薄っぺら。具体性が全くない。設立は5年前。最近、本社を移転し、増資したと書いてあるが、設立時の住所や資本金は書いてない。
 売り上げは今年度からの計画が書いてあり、5年かけて、売り上げは4倍、利益が7倍となるようなグラフがあるだけ。根拠となる説明、資料などは、なにもない。
 金、石油、レアメタルの独占契約があるらしく書いてあるが、それで高い配当をするには、利益が7倍になっても足りないだろう。今年度の売り上げ・利益が少ないからだ。会社設立から4年間は売り上げがなかったらしい。

 とにかく、説得力のないホームページ。デザインは、もっともらしくきれいだが、文書にいたっては、宿題を、なんとか仕上げたような高校生並みの作文。

 電話で勧誘を受けた方たちは書いている。
 「アフリカのシエラレオネ共和国の金の採掘権」とか「レアメタルの権利」などと説明されたから
 「シエラレオネ共和国って、どの辺りにあるの」と聞いたところ、電話勧誘の女性は、言葉に詰まったという。周りにいた人に聞いている様子だったが、電話の向こうから、どっと笑う声が聞こえたという。その挙げ句、デタラメな答えが返ってきたという。
 あとで調べたら、全く違う方面にある政情不安で治安の悪い国だと分かった。そんな所で、安心して儲かる取引ができるわけがない。国がかかわる契約が成立するだろうか。
 総合商社勤務の知人に聞いたところ
 「まったく知らない利権話だ。総合商社のネットワークにかからないわけがない」ってことだった。

 また、ある投稿では、「次に電話が来たときには社名が変わっていた。しかし営業担当者は同じ人間だった」とあった。
 さらに調べると、会社名は複数使っているようだ。2度目の電話なのに、うっかり別社命を使ってしまったのではないだろうか。

 さて、肝心な会社名。
 「アフリカンパートナー」。
 そしてもうひとつが「アフリカントラスト」。
 「トラスト」の方が古いらしい。資本金も大きいことになっている。しかし、事業内容は具体性がなく、事業計画に到ってはグラフや数字がない。政府高官や元大統領が顧問だと書いてある。
 前出の、社名が変わったと説明された方は、「パートナー社」から「トラスト社」になったと書いてあったが、新しい会社から古い会社に社名が変わったことになる不自然さがおもしろい。
 ところが、どちらもホームページがあるから、社名が変わったわけではない。
 どちらのホームページも、同じ人間が書いたらしい文書と構成。
 アフリカの人々の救済も事業目的のひとつとしていPhoto_2る点も共通。実に立派だ????

 社債購入の契約をしたら、すぐ数倍で買い取るという連絡を受けた人が数人いる。ある人は
 「それでは買ってくれ」と申し込んだところ、
 「5口では駄目。50口以上なら買う」と言われたそうだ。売った側なのだから、その人が何口の購入者か分かっているはずではないか。
 多分、安心させるため、あるいは、もっと買わせるための口実だろう。

 また、ある人は、証券会社(と名乗る人)から
 「転換社債の申込書が来ていたら、買い取らせてくれ。申込書がないと証券会社といえども買えない」と連絡が来たそうだ。しかも、いくつもの証券会社からだった。
 「それほど垂涎の、儲かる社債なのか」と思わせるためだろう。
 これこそ怪しい。社債申込書が送られてきた情報をどうやって手に入れるのだろうか。そう考えずに購入する人がいるのだから、無警戒もはなはだしい。
 未だに、社債券が来ない人がいるという。印刷が遅れているんだという。あきれて、言葉を失う。

 求人情報で応募したところ、一次審査の連絡さえ数ヶ月待ちと言われた人もいた。日本中の人が応募しているのだろうか?違う!求人をしている成長企業と思わせるためだろう。

 とにかく、そんな会社は、不自然きわまりない。
 どんな資料が送られてくるか、その後、どんな電話が来るか楽しみだ。
 そしたら、また書きますね。

※お断り。
 私は、上記2社の営業を妨害するつもりは毛頭なく、多くのブログやスレに書いてあるように 「詐欺だ」「マッチポンプ」だと言っているのではありません。ただ、空虚で無意味なホームページはおそまつで、「社名が変わった」と、本来別会社のはずの社名を名乗るなど、不自然な経営姿勢だと言っているのです。出資者に儲けて貰い、アフリカの人々を助ける高邁な気持ちなど、とても感じられない不自然な会社だと言っているのです。
 「転換社債を買うな」「だまされるな」とも言っていません。そう取られる内容だとしたら、2社のホームページよりも、稚拙な文書力のせいかもしれません。


原監督は世界一の監督だった?

2009-12-08 16:30:47 | 日記・エッセイ・コラム

 スイス・ローザンヌで開かれた国際野球連盟(IBAF)の総会で、監督部門の最優秀賞に「原監督」が選ばれたというニュース。
 今年開かれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝監督だから当然かも知れない。世界的に見れば、野球はマイナーなスポーツだから、日本から選ばれる公算は大きい。日本人では3人目、プロでは初めてだという。Photo_2
 ジャイアンツの7年ぶり日本一を成し遂げ、今年のプロ野球界に一番貢献したとして「正力賞」も受けた。
 久方ぶりにジャイアンツ日本一の胴上げを、テレビで見ることができた。そこで、原監督になったつもりで、上の和歌を作った。球場で、ウエーブが起きたかどうかは確認していない。

 原監督の采配については、未だに疑問符がつくことが多い。これは多くの人が感じているようだ。「なるほど」という采配を見たことがない。今年は、野村監督の采配や、それに関する言動が話題になり、応援した。

 しかし、原監督は受賞によって、日本一の監督、世界一の監督として認められたことになる。私も、日本一、世界一を認める。
 「原辰德監督は、日本一、いや世界一、幸運に恵まれた監督だ」と。

 外部からの補強選手の多さは相変わらずだが、今年は育成選手から、のし上がった選手など、若手を育てたとも言われているが、やっと出てきたという感じだ。期待されて入団した大物新人選手がいつの間にか消えていく。松井以来、ドラフトの抽選には弱い。やっと獲得した大物、辻内投手も忘れそうになった。
 ラミレス、小笠原、谷や、生え抜きの阿部など、これだけ好打者が揃っていれば、亀井、松本などを使う余裕もでる。ファームのコーチ陣も豊富(人数)で、優秀な育成コーチがいるのだろう。
 投手などは、「えーっ、こんなのいたの」と驚くことが多かった。外国人投手は、それが顕著だった。ぶっちぎり優勝する戦力を持っていても、一戦一戦は冷や冷やしたものが多かった。

 「運も実力のうち」というが、体を張って闘う選手には当てはまるだろうが、監督、球団経営者の頭脳労働者には、「幸運」は実力の一部ではないと言える。ただ、「あいつは運の良い奴だな」だけである。
 世界一の監督が「楽天」を指揮していたら、どうだっただろうか。
 「不運な奴だな」で終わりだったろう。


知らなかった北川温泉 これぞ気配りの宿

2009-12-03 19:48:53 | 旅行記

12月の1、2日。1泊だけだったが、温泉に行って来た。
 カレンダーの予定表を見て、妻と二人、完全にフリーの日を二日以上見つければ
 「さあ、温泉へ行こう」となる。
 留守番を頼まれる息子は
 「また行くのー」と不満そうだが、一緒に行きたいとは言わない。次女は、スケジュールさえ合えば付いてくるが、最近忙しそうだ。長女はドタキャンの常習犯。

 年中、夫婦喧嘩ばかりしていて、子供たちが小さい頃は
 「お父さんとお母さんが離婚したら、どっちに付いていくか」で、兄弟げんかをしていた。むろん、全員が「私はお母さんに付いていく」だった。それなのに、なぜ、喧嘩になるのか。多分、3人も付いていったら生活が苦しくなるから
 「あんたは、お父さんに付いていきな」と、末っ子の長男が押しつけられて言い争いになっていた。
 だから、夫婦で頻繁に旅行に行くのが、不思議で、また、不満なのかも知れない。

 今回は1泊なので、近場を探した。「海の幸料理」があって、暖かいところが良いと、伊豆方面に行くことにした。
 昨年、二度ほど行った西伊豆の戸田(へた)も良いが、少しでも早く宿に入りたいから、より近い東伊豆で情報を集めた。楽天トラベルで検索していたら、北川温泉の「望水」という宿の評判がすこぶる良いことが分かり、ここに決めた。
 行ってみた結論。
 「近くの温泉場で、定宿(常宿)に出来る所がないか」という、かねてからの希望に合致するホテルだった。みなさんにも、お奨めできる。
 ということは、大変良いという結論だ。
 これまで、伊豆の温泉はあちこちと出かけたのに、北川温泉は知らなかった。「きたがわ」でなく、「ほっかわ」だというのは、ホテルに着いてから知った。
 ホテルで知り合った千葉からのご夫婦は「JRから、評判の良いホテルとして紹介された」そうだ。リピーターが多いとも聞いた。

 いつも、シャンプー・リンス・ソープ類は、自前を持っていくが、こちらのお風呂には、上質で香りの良いシャンプー・リンスが使用されていた。妻が買って帰ったくらいのものだ。浴衣と寝間着(これも浴衣)が別々に用意されている。フェイスタオルが使い切れないほど用意されている。気配りが行き届いている。
 ホテルの口コミ記事は本当だった。

写真の説明

下の写真
部屋に通されて、お菓子と抹茶のお出迎え。写真にはないが(抹茶は飲んでしまった後の写真)、焼き芋もあって、早い到着で、夕飯まで時間があった腹具合には、ちょうど良い量だった。
おいしいお菓子だったので買って帰り、今、食べながら書いているところ。Photo

下の写真
脱衣場から見た露天風呂(ブレてしまった)。
先ずは、大浴場と露天風呂でくつろぐ。屋内風呂はぬる目で、もの足りなかった。露天風呂は熱めのお湯が出ていた。男女風呂は時間で入れ替えだった。翌朝の入れ替え済みの、古代檜の風呂。こちらはお湯も熱かったので、朝の目覚めにはちょうど良かった。Photo_2

下の写真
大浴場で1時間ばかり湯につかり、浴場を出ると、サービスルームがある。そこでは、「ところてん」のサービスがある。これがおいしい。伊豆名産のわさびのタレがいい。お茶も出してくれるが、「無料のお茶」にありがちな、いい加減なものではない。ここではお茶までが行き届いているのがうれしい。朝は、ここで、摘みたてのキュウリとトマトのサービスを受けた。
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下の写真
大浴場からあがり、部屋で少しくつろいでから、「ときの凪」というプライベート・ガゼボを楽しむ。ここは予約の必要があるが、4種類の風呂がある。今回は、サウナとジャグジーバス付きの「さざ波」を利用。50分間、無料で利用できる。利用時間は、さんざん迷った挙げ句、夕食前の5時からとした。この時期はもう暗く、本来は見えるはずの伊豆大島が見えなかった。夏場なら、この時間、冬なら朝方がねらい目かも知れない。
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下の写真
地場の材料を使った料理に地ビール。金目鯛のひれ酒があるとのことで、写真の冷酒は少しだけ飲んで、ひれ酒に変更。久しぶりのひれ酒のおいしさを楽しむ。ここは、金目鯛が旬のようだ。帰りに寄った寿司屋さんでも、プリプリの金目鯛がおいしかった。
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えび鍋
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お造り。どれも活きが良くておいしい。私は、なんといっても刺身がたのしみで、普段は舟盛りや大皿を頼むのが常で、妻が「もっと、別注文したら」というのを我慢した。いつも、最後の料理がきつくなってくるからだ。歳のせいか、食べられる量が減ってきた。
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豚の柔らか煮(黒米あんかけ)。これもおいしかった。他に、熱した石で焼く「さざえ」や「海老」が出たが、他の料理が大変美味だったのに比べ、こちらは、よくある普通の味だった。写真も撮り忘れた。
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この釜飯が素晴らしかった。アワビがたくさん入っていた。これだけ、おいしいご飯が出た旅館・ホテルは記憶にない。湯河原のホテルで、ご飯がおいしくて、お米の仕入れ先を紹介して貰い、今でも時々、注文しているが、釜飯・炊き合わせ類のご飯では、今までの最高の味だ。辛口批評の妻も、ベタ褒めの味。
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下の写真
ロビー奥のサロンで、日の出を見る。残念ながら大島上空に雲があり、雲の上からの日の出だった。大島右の稜線が切れるあたりの雲が、島のように見えないこともない。日の出なんて久しぶりに見た。サービスでコーヒーが飲める。このサロンでは、夜、シャンパンのサービスもある。しつこいようだが、無料なのに安っぽくない。
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下の写真
朝食が豪華で、 いろいろな食材が楽しめる。
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カニ汁が大きな椀で盛られた。ダシがよく出ていた。
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「身の詰まったイカも入ってっるよ」と喜ぶ。
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焼き魚は5種類から選べる。金目鯛の味噌漬けを選んだ。
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下の写真
帰りは、伊豆半島の海岸線を一週。下田、石廊崎に寄り、海と富士山の景色を満喫。雲見からの富士山が絶景だった。伊豆の宿で、最悪の思い出が雲見の宿だった記憶も蘇ってきた。風呂にお湯がなく、ホテルが慌てて風呂にお湯を張ったが、貯まるのが遅く、ちょろちょろしか出なくて、すぐ冷める。風呂をあきらめる、気配り最低のホテルだった。帰りに請求金額を見て普段おとなしい友人までが、激怒した。すったもんだで、半額以下の支払いしかしなかった。
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