『旧二条城』は、永禄12年(1569年),織田信長が室町幕府15代将軍足利義昭のために築城した平城です。足利義昭の兄で13代将軍の足利義輝の御所を改修・拡張して再利用したために僅か70日で完成した。二重の堀、石垣、三重の櫓を備えていた大規模な城であった。徳川家康築城の二条城と区別するために『旧二条城』と呼ばれるようになった。天正元年(1573年),室町幕府滅亡にともない廃城となった。
[所在地:京都市上京区武衛陣町他]
<アクセス>京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅下車すぐ
▼旧二条城推定位置図
▼旧二条城跡の石碑 ▼この付近斯波氏武衛陣/足利義輝邸遺址碑
*『旧二条城跡の石碑』の背後の解説板の解説文には別の場所にあった誠仁親王の下御所と混同するなど、間違いがある。
▼旧二条城移築石垣(地下鉄建設時に発見された石垣を移築復元したもの)
▼本能寺の変(1582年)後の京都御所付近の地図
2015/06/14 訪城