天気予報に降水確率が加わって便利になった。昔の「晴れ時々曇り、所により俄雨」では何の参考にもならなかったが、以前にも書いたように今では気象庁の発表する降水確率を6掛けにして判断材料の1つとして使っている。しかし最も重視するのは、今、目の前にある空だ。データよりも確かな現実がそこにある。
それでもまだ大きな欠点がある。降るか降らないかだけが基準になり勝ちなことと時間区分が大雑把過ぎることだ。
午前と午後に二分して予報する場合、丁度正午前後に掛けて1㎜の降雨がほぼ確実であれば、天気予報は「午前・午後とも降水確率100%」と表示されるだろう。この予報の表面だけを鵜呑みにすれば判断を誤る。
これほど極端ではなくても「12時~18時100%」を更に調べれば「12時~15時0%」と「15時~18時100%」となっていることは決して珍しくない。もしかしたら17時~18時だけが100%なのかも知れない。
日別の天気予報であれば「晴れ一時雨」が「降水確率100%」と表示されることもある。数学的には誤ってはいないが誤解を招き易い表現だ。
改善のモデルとして台風情報が参考になる。意識している人は余り多くないが台風は「大型で強い」というふうに表現される。「大型」が面積を、「強い」が風速を表している。
これと同じように単に「降る・降らない」のような○×式ではなく雨の強さを表現すれば利便性は格段に高まる。例えば「小雨・雨・豪雨」のようにランク付けすれば同じ降水確率50%であっても異なった対応を採れるだろう。
あるいは降水時間シェアもあれば便利だ。その時間帯の大半が雨なのか短時間の雨なのかの区別だ。これは従来の「一時」と「時々」の焼き直しなのだから決して難しいことではなかろう。
天気予報は最も身近で有益な科学情報なだけに正確で分かり易いものであって欲しいと思う。
それでもまだ大きな欠点がある。降るか降らないかだけが基準になり勝ちなことと時間区分が大雑把過ぎることだ。
午前と午後に二分して予報する場合、丁度正午前後に掛けて1㎜の降雨がほぼ確実であれば、天気予報は「午前・午後とも降水確率100%」と表示されるだろう。この予報の表面だけを鵜呑みにすれば判断を誤る。
これほど極端ではなくても「12時~18時100%」を更に調べれば「12時~15時0%」と「15時~18時100%」となっていることは決して珍しくない。もしかしたら17時~18時だけが100%なのかも知れない。
日別の天気予報であれば「晴れ一時雨」が「降水確率100%」と表示されることもある。数学的には誤ってはいないが誤解を招き易い表現だ。
改善のモデルとして台風情報が参考になる。意識している人は余り多くないが台風は「大型で強い」というふうに表現される。「大型」が面積を、「強い」が風速を表している。
これと同じように単に「降る・降らない」のような○×式ではなく雨の強さを表現すれば利便性は格段に高まる。例えば「小雨・雨・豪雨」のようにランク付けすれば同じ降水確率50%であっても異なった対応を採れるだろう。
あるいは降水時間シェアもあれば便利だ。その時間帯の大半が雨なのか短時間の雨なのかの区別だ。これは従来の「一時」と「時々」の焼き直しなのだから決して難しいことではなかろう。
天気予報は最も身近で有益な科学情報なだけに正確で分かり易いものであって欲しいと思う。