肺炎の初期症状は風邪と似ている。それは免疫力の対病原体対応がワンパターンだからだ。病原体が侵入すれば免疫力が体温を上げる。体温が上がれば患者は不快だが病原体にとってはもっと苦しい。これが最も有効な抗病原体対応だ。だから風邪症候群と思える症状を訴える患者の中には肺炎などの他の疾病の患者が常に含まれている。
欧米では風邪に対する薬を処方しない。風邪の治療薬は未だ発明されていないからだ。医師は休息と栄養を勧めて帰宅させる。肺炎らしき症状が現れてから対応しても充分に間に合う。風邪をこじらせても肺炎にはならない。風邪は所詮風邪であって肺炎とは別の病気だ。風邪の患者に肺炎の治療を施しても有害無益なだけだ。
日本では風邪の症状を訴える患者に対して対症療法薬だけではなく「念のために」と抗生物質まで処方されることが多い。抗生物質は細菌にしか効かない~ウィルスが原因で発症する風邪に対しては全く効果が無い。しかしごく一部を占める肺炎の患者は発症が未然に防がれる。但し抗生物質の濫用は多剤耐性菌を増やすことになるから、厚生労働省も最近になってようやく抗生物質の濫用を規制するようになった。
肺炎であれば見解の相異で済む問題かも知れないが癌や精神病であれば重大な問題になり得る。癌の疑いがあれば早期発見・早期治療の原則に基づいて手術が行われ、精神病の疑いがあれば抗精神病薬が投与される。どちらも少なからぬ危険を伴う医療だ。
軽度の神経症的症状の患者に対して抗精神病薬を処方することが正しい医療だろうか。軽度の神経症は大半が精神病の初期症状ではなく一時的な精神のバランスの崩れだろう。原因を無視して危険性を伴う薬によって症状だけを抑え込もうとするべきではない。実際に苦しい思いをしているのであれば苦しいと感じるのは当然であり、この苦しみを感じなくさせることは正常化ではなく異常化だ。これは薬ではなくカウンセリングなどを通じて地道に克服すべき課題だろう。ブラック企業で扱き使われて疲弊した人が抑鬱的な精神状態になるのは決して異常な反応ではなく正常な反応だ。薬によって苦しみを感じなくなることが狂人への第一歩となる。
軽度の精神病として治療を受けている人の多くは、実は初期症状ではなく一時的な軽度の神経症だろう。これを精神病として治療しようとするから人為的に本当の精神病患者にされてしまう。少なからぬ異常な犯罪者が精神病院への通院・入院歴を持っている。これは、治療をしたにも拘わらず、ではなく誤った治療が施されたことによる狂人化が原因と考えてほぼ間違いなかろう。医原病の恐怖に対して人々は余りにも無知だ。
癌の早期発見・早期治療も大半が癌ではなく良性腫瘍を切り取っているだけだ。大半の癌は相変わらず不治の病のまま放置されている。
欧米では風邪に対する薬を処方しない。風邪の治療薬は未だ発明されていないからだ。医師は休息と栄養を勧めて帰宅させる。肺炎らしき症状が現れてから対応しても充分に間に合う。風邪をこじらせても肺炎にはならない。風邪は所詮風邪であって肺炎とは別の病気だ。風邪の患者に肺炎の治療を施しても有害無益なだけだ。
日本では風邪の症状を訴える患者に対して対症療法薬だけではなく「念のために」と抗生物質まで処方されることが多い。抗生物質は細菌にしか効かない~ウィルスが原因で発症する風邪に対しては全く効果が無い。しかしごく一部を占める肺炎の患者は発症が未然に防がれる。但し抗生物質の濫用は多剤耐性菌を増やすことになるから、厚生労働省も最近になってようやく抗生物質の濫用を規制するようになった。
肺炎であれば見解の相異で済む問題かも知れないが癌や精神病であれば重大な問題になり得る。癌の疑いがあれば早期発見・早期治療の原則に基づいて手術が行われ、精神病の疑いがあれば抗精神病薬が投与される。どちらも少なからぬ危険を伴う医療だ。
軽度の神経症的症状の患者に対して抗精神病薬を処方することが正しい医療だろうか。軽度の神経症は大半が精神病の初期症状ではなく一時的な精神のバランスの崩れだろう。原因を無視して危険性を伴う薬によって症状だけを抑え込もうとするべきではない。実際に苦しい思いをしているのであれば苦しいと感じるのは当然であり、この苦しみを感じなくさせることは正常化ではなく異常化だ。これは薬ではなくカウンセリングなどを通じて地道に克服すべき課題だろう。ブラック企業で扱き使われて疲弊した人が抑鬱的な精神状態になるのは決して異常な反応ではなく正常な反応だ。薬によって苦しみを感じなくなることが狂人への第一歩となる。
軽度の精神病として治療を受けている人の多くは、実は初期症状ではなく一時的な軽度の神経症だろう。これを精神病として治療しようとするから人為的に本当の精神病患者にされてしまう。少なからぬ異常な犯罪者が精神病院への通院・入院歴を持っている。これは、治療をしたにも拘わらず、ではなく誤った治療が施されたことによる狂人化が原因と考えてほぼ間違いなかろう。医原病の恐怖に対して人々は余りにも無知だ。
癌の早期発見・早期治療も大半が癌ではなく良性腫瘍を切り取っているだけだ。大半の癌は相変わらず不治の病のまま放置されている。