日本は三権分立の国だ。立法・司法・行政が三竦みになって権力の暴走を防ぐシステムだ。この3者で行政の立場が最も弱い。立法によって大臣が決められるからだ。行政生え抜きの人は事務次官にまでしか登れない。たまに骨のある官僚が大臣に抵抗したり大臣をコントロールしようとするが組織の壁は厚い。その結果として立法を担う国会議員の権力が肥大し勝ちだ。
一体化した立法・行政に対抗できる唯一の権力が司法だ。司法のみが権力の暴走を阻止できる。
ところが大きな問題が顕在化しつつある。立法による司法軽視だ。司法が違憲と判断すれば立法は速やかに法改正をする義務がある。ところが現在、2件も放置されている。1票の格差と婚外子問題だ。
この2件に関して、私個人は全面的に司法判断を支持している訳ではないし何度か批判記事を書いている。しかし違憲判決がある以上、それに従うべきだ。判決を尊重しつつそれが招く社会問題にも充分に配慮して速やかに法改正を図るべきだ。
最近の自民党は中国共産党に似ている。まるで自民党が国家の最高権力だと信じているようだ。司法を軽視して憲法を曲解してやりたい放題だ。国民は自民党に独裁権を委ねた訳ではないのに白紙委任状を貰ったかの如く振舞っている。
奇妙な話だが日本には護憲政党が無い。自民党は綱領に改憲を掲げ、護憲を標榜する政党は憲法の摘み食いしか考えない偏った非民主主義勢力だ。未だかつて真の護憲政党が無いとは何というデタラメ国家だろうか。憲法が蔑ろにされ司法が軽視されればナチスドイツのような独裁制へと向かう。
権力を持つのは衆議院と参議院だけではない。ねじれが解消されただけで独裁権があると信じる自民党の驕りを正す必要がある。三権分立の重要性を再認識すべきだ。
一体化した立法・行政に対抗できる唯一の権力が司法だ。司法のみが権力の暴走を阻止できる。
ところが大きな問題が顕在化しつつある。立法による司法軽視だ。司法が違憲と判断すれば立法は速やかに法改正をする義務がある。ところが現在、2件も放置されている。1票の格差と婚外子問題だ。
この2件に関して、私個人は全面的に司法判断を支持している訳ではないし何度か批判記事を書いている。しかし違憲判決がある以上、それに従うべきだ。判決を尊重しつつそれが招く社会問題にも充分に配慮して速やかに法改正を図るべきだ。
最近の自民党は中国共産党に似ている。まるで自民党が国家の最高権力だと信じているようだ。司法を軽視して憲法を曲解してやりたい放題だ。国民は自民党に独裁権を委ねた訳ではないのに白紙委任状を貰ったかの如く振舞っている。
奇妙な話だが日本には護憲政党が無い。自民党は綱領に改憲を掲げ、護憲を標榜する政党は憲法の摘み食いしか考えない偏った非民主主義勢力だ。未だかつて真の護憲政党が無いとは何というデタラメ国家だろうか。憲法が蔑ろにされ司法が軽視されればナチスドイツのような独裁制へと向かう。
権力を持つのは衆議院と参議院だけではない。ねじれが解消されただけで独裁権があると信じる自民党の驕りを正す必要がある。三権分立の重要性を再認識すべきだ。