金属中毒

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小説4巻目を読みました

2009-03-17 14:04:10 | コードギアス
小説4巻目を読みました。文句は無いけど、不満はある。星刻の消息あいまいなままですよ!
ついでに言うと結局出なかった。厳島の戦い。それと藤堂星刻の地方征伐。絶対一度くらいは話題としてでも触れてくれると思ったのに。自分と同じ「英雄」や「奇跡」の名をこれから一生背負う立場の星刻に藤堂さんが手を差し伸べる。戦闘で受けた傷を自軍にも隠す星刻。藤堂にはその姿が厳島の直後の自分の姿と重なる。「君にとって自軍は休める場所ではないだろう」とか言って、一晩同じ寝台で・・・。ちょつと誤解しないでください。うちの星刻は天子様だけですよ。安心してゆっくり休ませられる場所がそこしかなかっただけです。
でも、たまたま出先から帰ってきて、いつもどおり藤堂の部屋に飛び込んだ朝比奈が見つけたりすると楽しいです。
あぁ、誰か書いてくださらないかしら。他力本願です。

で、妄想タイム。
星刻なら残った時間をどうするか。
ゼロ・レクイエムの後、一応世界は話し合いを先にしてみようかと動いただろう。しかーし、現実を見れば解るように、平和的話し合いとはイコールすでに力を持っているものが一方的に正義を押し付けるものだと。その意味で言えばシャルル侵略皇帝の正義と変わりない。いったんは悪逆皇帝に全責任を押し付けてまとまった世界は、またすぐばらばらになる。下手すると一応まとまっていたEUさえも、北や南など分裂して、てんでんバラバラになりかねない。その中でスザク・ゼロに何ができるのか。
シュナイゼルに『ゼロが命じる』と命令して、一つ一つの紛争を止めさせるか。あるいはもはやそれでは間に合わなくて全世界を平和にする方法を考えろと命じるか。
そしてシュナイゼルが答える。最も効率的で犠牲の少ない平和的な方法として、ダモクレスを再開発していると。それを否定できないスザク・ゼロ。
いちおう、超合衆国はまだ現存している。しかし、すでに話し合いで解決法を探るという当初の理念は失われ、強国が利権を公認させるための機関に変質した。今はある小国の党首が代表を勤めている。
 合衆国連合からいち早く抜けた国はなんと中心たる中華。インドとチベットの内乱に対する連合国からの内政干渉に抗議してのものだが、すでに変質しかけていた連合に見切りをつけたというのが真相。中華が抜けた責任をとる形で神楽耶が代表辞任。天子様の大事なお友達にひどい仕打ちのようだが、実質的には神楽耶の名誉や命を守ることになった。後に3代目の代表は数カ国のテロリストに襲われ惨殺されている。

大司馬の公館の病床で中華の工業化を急がせていた星刻は、侵略帝シャルル以前に戻ったかのような世界を静かに見ている。
星刻の腹案ではインドは独立させる。中華がインドを支配する事はもともと無理があったのだ。それができていたのはインドの藩王達の都合。支配するには採算が合わない地域を中華の植民地として押し付けたから。
「インドがひとつの国として独立してくれれば、我が中華にとってよき隣人となる」
星刻は公式の言葉として、インド独立を支持している。
もう一方の隣人である日本に対しては、公式のコメントは無い。
だが「天子様のご友人の安全を守るために」と称して、神楽耶を中華にとどめている。扇からは私的に帰国の要請があるが、星刻は神楽耶に取り次いですらいない。
もともと地政学的に中華にとっての日本は、のどに刺さった骨。うっとうしいがのどに手を突っ込んで抜くのは痛いし・・・。
一番いいのは日本を中華が支配する事。ただ、そうなるとブリタニアと太平洋を挟んで直接にらみ合いになる。だから、日本は調整役として形式的には中立を保ってもらう。必要なときだけ中華のよき隣人であればよい。


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