金属中毒

心体お金の健康を中心に。
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ぼくとけっこんしてくにになろうその12

2012-12-26 17:36:21 | APH
  古いことや、今のことをいろいろ考えているフランシスであるが、考えている量に対して具体的に行動したのはほんの少しのことである。個人用に利用している携帯でまずスペインに「アロー麗しいお兄さんだよ。久しぶりに飲み会どう」と誘った。残念ながら、スペインの返答は「あかんわー」であった。最近補佐官が代わり、私生活にうるさく監視・干渉してくるらしい。
 いくつか雑談した後ついでのように「最近ギルとも飲んでないし、」フランシスがはさむ。「ちょっとギルちゃんともおうてへんなぁ」ほぼ予測通りの返答がスペインから返る。
 スペインのちょっとは幅が広い。うっかりするとレコンキスタの後のことは全部「最近のこと」扱いされてしまう。だからスペインと話すときはいつだったかを具体的に指定しなければならない。ドイツはこのラテン的いいかげんさを苦手としているが、そこは話し手の腕しだいである。
 前回3人で飲みに行った店の女の子の話をし、その後の世界会議後の飲み会ににギルが来ていなかったことを続ける。
するとすぐに返答が返ってくる。「北のほうにおるんやろか」
これでスペインに約半年間ギルが足を運んでいないことは確認できた。

 スペインは国土をイスラムに長い間占領されていた。それをレコンキスタで取り返した。国民の血で大地をコーティングする方法で。そういう過去を持つあの熱いくには大地とのつながりが強い。スペイン自身ははっきりと気が付いていないようだが、他国が足を踏み入れると何となくわかるらしい。
 うまく質問すれば確実な返答が来る。
 


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