心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

鳳停寺ー新しい下宿に泊まり、今までにやり残したことをする旅NO8

2019-10-09 | 2019秋韓国旅行
花火大会の翌日です。ゆっくりマウルを出発しました。



ここも実りの秋を迎えています。稲田と遠景の家並み、さらに遠くの山並み、
田舎育ちの私の原風景です。日本の自分の故郷には既にない風景です。

この後は、安東市内でお昼を食べ、周辺を少し散策して、夕方にソウルに帰り着
ける電車に乗れれば〜と緩く考えていたのですが、駅に着いて、荷物を預けられ
るロッカーを見たら気が変わりました。又このロッカー、何と無料です。荷物抱
えてトコトコやってくる、個人旅行客への配慮が行き届いていると思いました。

荷物は、一泊分の着替えと洗面道具ですから小さなリュック一つですが、マウル
入口で売っていた採れたて林檎(安東近隣は林檎の産地です)を、ソウルで見る物
とは明らかに違う瑞々しさ、試食のシャキシャキした美味しさに、思わず買って
いました。

預けて身軽になれたら、安東の見どころの内まだ行っていない鳳停寺(ポンジョン
サ)に、俄然行ってみたくなりました。駅構内にあるインフォメーションで情報収
集すると、少し前にバスが出たばかりで次は、今出たバスが終点まで行って戻っ
て来る二時間後になるので、タクシーで行くことにしました。
タクシーは鳳停寺まで2万ウォン位、日本円にすれば2千円かからないそうです。
一人タクシーで行っても、時間を思えば贅沢ではないでしょう。

又タクシーにしたメリットは、その他にもありました。
韓国のお寺は山の中にあることが多く、最寄りバス停を降りてから境内にたどり
着くまで、かなり歩かなければなりません。日頃の不摂生で完璧メタボ体型の私、
山道や傾斜のきつい坂道は、息があがってしまい苦手です。

タクシー運転技士の配慮で、実際に見学する境内の直近まで乗せて行っていただ
きました。

万歳楼






ここを入ると寺の中央部大雄殿前に出ます。




大雄殿(国宝311号)


仏様


ここの堂内の柱などに施された装飾の丹青(タンチョン)は、長い歴史を超えた
模様の残り具合と、その色合いが絶妙でとても私好みです^^








大雄殿の左側には国宝第15号の極楽殿、これは数年前に永川のオンニと行った
浮石寺の無量寿堂と共に、現存する韓国最古の木造建築だそうです。



仏様



この鳳停寺の奥を右へ少し行くと、付属寺院である霊山庵(ヨンサンアム)がある
というので、そこへ向かおうとすると、僧侶が一人そちらへ足早に去って行き
それを追う様にして犬もススっと通り抜けて行きました。余程その僧侶の事が
大好きなワンコなのかなと後に付いて行ってみました。





僧侶の前で神妙にしています。僧侶は犬にご立腹の様です。

近くにあった記念品売り場の女性が出てきて何やら心配気に見ていたので、どう
したのか聞いてみました。
僧侶が‘食べちゃいけない’と言っていた物を犬が食べてしまって、叱られている
のだとか…
犬の様子が可愛くて、しばらく見ていました。叱られた犬は、僧侶がソッポを
向き続けるや、女性に助けを求める様な仕草をしたり、果てには私に迄すり寄
ってきたり〜
味方が現れなくて、結局は僧侶にコンコンとお説教されていました。

霊山庵








松ともう一本ある2本の木を囲む様にして建物が並ぶ配置がとても落ち着いて
良かったです。

ここの仏様


ここの丹青も素敵です。