来秋に県内で開催される「国民文化祭」のロゴマークについて、同祭実行委が随意契約で
支払った制作費が不当に高額だとして、市民団体「見張り番・生駒」メンバーらが16日、県に
対し、同祭実行委会長の荒井正吾知事に510万円を請求することなどを求める住民訴訟を
奈良地裁に起こしました。
同祭実行委は県の負担金で組織し、事務局は県。
今年3月、熊本県のPRキャラクター「くまモン」のデザインも手掛けた水野学氏の会社と
540万円でロゴ制作の随意契約を締結。
契約は前日の実行委総会で決まり、契約の6日後にロゴが納品されました。
ロゴは県章の蘇芳(すおう)色と白黒の2種類で、花鳥風月に囲まれた鹿を描いている。
2014年に秋田県で開催された同祭のロゴは賞金5万円、東京五輪のエンブレムも賞金
100万円でいずれも公募だったと指摘。
「公平性確保のため公募が通例で、随意契約は異例。適正な支出金額は多くとも30万円だった」とし、支払額との差し引き510万円を損害額と主張しています。
県国民文化祭・障害者芸術文化祭課は、県のキャラクター「せんとくん」の著作権を制作者
から買い取る費用が550万円だったことなどを挙げて「妥当だと考えている」と説明。
「デザイナーに同祭の趣旨を伝えるため随意契約にした」としています。
いやぁ、財政厳しい貧乏県で県議会にも諮らずにすんなり決めてしまう所が怖いです。
マスコミやニュースショーでは連日、東京・築地市場の豊洲移転問題ばかりどの局も取り上げて、もう他所のことにうんざりしていたら御膝元でもこんなこと。
額が大幅に違うから良いというものではない。
他府県でも公費の領収書やらから不正受給が連日暴かれているけれど、どうも税金というのを勘違いしている輩が多すぎる。
特に関西連合にも入らないで頑張っている県とは思えない無駄遣いだ。