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くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

うどん

2011年07月17日 21時24分15秒 | 下町グルメ

うどん」にゃ失礼だとは分かっちゃいるけれど、うどんごときに行列に並んでまで  と思っていました。

日本全国に今日現在555店舗の店を構える『丸亀製麺』というのがあります。
でも、会社は丸亀とは何も関係なくて神戸市にあるカタカナの会社が母体。

先日のでその会社の新人研修だかの話題があったそうで、新入社員に
「香川県に900ある讃岐うどん店をくまなく回って、どういううどんが美味しいか?売れるか?学んで来い。」とミッションを与えたそうな。

そこで各地を回ってきた新人達にうどん店のランク付けをさせたベスト3が発表されていた。
今回、タマタマ休みに草刈と墓参に行ったのだけど、ちょっとそれに便乗してみようとスケベ心を出してみた。

位の栄誉を勝ち取ったのが坂出市加茂町にあるがもううどんサンだった。
    
10時20分頃に到着したにも関わらず数十台は停められる駐車場はほぼ満杯。
店の外にも鉢を持って啜るお客が居たり、行列は20~30人。
「ほんまかいな!?」と言う気持ちにさせられた。ごく普通の民家の土間が店舗。
この行列で待ち時間は20分ほどの回転のよさ。
讃岐のうどん店によくあるように、どっから見ても綺麗な店でもない。

前述の会社新人の選択の理由が
「アゲや天麩羅が大きくて旨くて安い」だった。
確かにキツネうどん用のアゲはデカかった。
天麩羅は讃岐ではよくあるデカいものだったのでそう驚かなかった。
かけうどん(小;1玉)+天麩羅1品+温玉(温泉卵) で 370円。 安い!
二人分で一人のランチ代ほどで食べられる。
味? うーん、まあ悪くは無い。 麺のコシも特筆するほどじゃなかったけれど、咽喉越しは軽く流れ込むように食道に吸い込まれていく。
こりゃ食べるのに時間がかからないから客の回転が速いはずだわな。

うどん好きな人、遠方からで滅多に来られない人  そう言う御仁はその日に5~6軒はハシゴをして食べて帰るのがステータスだとか。
アタシャそんなに好きでもないのでこの日(16日)はこれで満足。

今日(17日)は奈良への帰路に
位の丸亀市土器町にある中村うどんさんへ。(新人達は釜玉がイチオシらしい。)
コチラは市街地のビルの1階にあって、小綺麗な感じはする。
    
行列の数は昨日の店と変わらないけれど、待ってる間に説明書きや注文方法・手順のガイダンスシートが回されてくる。

釜玉(小)を注文して席に着くと 水・天麩羅・おでん・おにぎりのセルフを案内する声が背中から聞こえてくる。
これまたほとんどの讃岐うどん店がセルフなので普通に取りに行く。
    
釜茹でが完了する頃になると呼ばれるのでカウンターまで取りに行くと、他のたいていの店では丼にうどん玉を湯きりして入れて、その上に生卵を乗せる慣わしなのだが、ここは暖めた丼に溶き卵が入って待ち構え、その上にうどんを乗せて出してくれる。

客は自分の好みでネギ、大根おろしなどをトッピングしてダシ(温・冷)か席に備え付けの醤油(薄口ダシ醤油)のいずれかをかけて食べる。
他の店ではうどん+大根おろしORおろし生姜+生醤油でかき混ぜて食べるのが常道。
         
ここで、はダシをかけたものも醤油をかけたものも ちょっとトジうどんに近い食感になる。  その半熟感がなんとも言えず旨い。

相方と二人で釜玉×2、おでん(80円)5品、天麩羅(100円)4品  で満腹。
ココはお奨めできる。

位のお店はに近い場所にある山下という店らしい。
おばあちゃんがやっている店で海老の掻揚げが絶品だと聞く。
次回の墓参に行くことにして今回は引き上げた。
いずれの店も麺にしても天麩羅にしても売り切れ御免なので、遅くとも2時頃までに行かないとありつけないと聞いた。

子供の頃から西讃のコシが強い(カトキチの冷凍讃岐うどんが近い)太めのものばかり食べてきたので、中讃地域の細麺・中コシは物足りなかった気がするが、確かにそれなりに旨かった。

しかしTVやグルメ本・ガイド本は恐ろしい。
讃岐はちょっと走ると本当に幾つものうどん店が目に付くけれど、このの店のすぐ向こうにもっと大きなうどん店があったのだが、コチラは行列、アチラは閑散。         差が大きすぎるやろ・・・。