人間ドック ってなもんの経験もなく初めての検査入院を体験して来ました。
3泊4日で昨日出てきたんですけどね。
一昨日の記事から、そこでの話しなんですけど。
もう5~6年前の五十路の節目検診で尿に赤血球が二桁混じる(通常は4個までが正常)
ということで半年に一度、泌尿器科で経過観察を繰り返して来たのだが、ここ半年ほど前から
時によっては蛋白が少し降りたりすることもあったので、腎臓内科も紹介されてのこと。
それが検査する日によって++だったり-だったりと慢性化しているのでもないので
とても不思議なことなのだそうだ。
この年になって身体の何処かがくたびれたり機能が弱って来ても、ソロソロおかしくない。
陽性になるときはたいてい前日か前々日に肉体労働をしなくてはいけなかった時だとは
自分では思うのだけれど、元気で特に大きな影響の無いうちにというのと、透析なんかが
必要になってからでは深刻だからとの大学病院の医師の後ろを向いて舌なめずりに
乗ってみることにした。
初日は午前中に通常の健康診断みたいな感じで
身長⇒体重⇒血液採取⇒心電図⇒胸部レントゲン⇒検尿 と進み
午後からはベッドで普通の準安静みたいなもの。
暇で仕方ないかと思いきや、外来の担当医・病棟の担当医・薬剤師・麻酔科医・栄養士と、
医学生のアンケートや看護師見習いなどが、それぞれ微笑んでやってきてはあれこれと
話をしていく。
それがねぇ、外来の担当医は男なんだけれどそれ以外はみんなナカナカの美人で
「やっぱ日頃の行いが善いからか?」なんて鼻の下をチョイと延ばしたりして。
担当の看護師さんなんか山口百恵と相田翔子(元Wink)を足して2で割ったみたい。
血圧測ったり脈をとったりなんてときはもう緊張! (する柄か? と自分で言う)
そんなことはええんです。 本題は食事メニュー
「この際ですから、低タンパク、低塩、低糖食を経験してみてください」ということで
初日のランチ
焼き魚は若干油の抜けた秋刀魚
ご飯は半分麦飯
キュウリとシラスの酢の物
自然薯のすりおろし
これで約650Kcal (アバウトです。細かい数値は省略)
ディナーは
野菜カレー
白ご飯
フルーツヨーグルト
らっきょ
これも約650Kcal
二日目の朝は簡単な手術のために絶食して、術後1時間ほどしてから
無塩パン 2本
フルーツ(オレンジ)
ヨーグルト
ハーフマーガリン
イチゴジャム で、約350Kcal
術後のランチは
豚肉のケチャップ煮
野菜のピーナッツパター和え
自然薯の含み煮
白ごはん
やはり650Kcal程度(ランチ&ディナーは全てこの位)
そしてディナー
野菜天麩羅(さつまいも、カボチャ、レンコン)
ほうれんそうのおひたし
白ごはん
朝のブレックファストは3回とも同じメニューでした。
絶対安静が解除されるまでのメニューはベッドから起き上がれなかったので
自分で撮ることはできず人に頼み、病棟でデジカメを駆使するのも妖しいかとカメラでの
ことなので画像はあまりよくありません。
三日目の昼からは自分で起き上がってよいと許可が出ました。
カレイの煮付け
ワカメの酢の物
オレンジ と 白ごはん
夜は
揚げだし豆腐
鶏肉の甘酢あんかけ
ひじきの煮つけ
白ごはん
それで4日目の朝の無塩パンまででした。
ご飯の量は普段の倍以上有りました。 おかずは半分以下かな?
同じ病室の方(腎臓病2名・糖尿病1名)も症状が進んでいらっしゃるのでメニューは
それぞれ違いますけれど、量的にはほぼ同じで唯一の楽しみの食事が少ないと
嘆いておられました。
でもね、のモーニングショーのお天気お姉さんだと言っても不思議じゃなく可愛い
若い栄養士さんの丁寧な説明と 「是非賞味してくださいね」と真剣なマナザシを
思い出したら・・・美味しくいただけました。
明治~昭和の戦前頃の下流家庭のちゃぶ台の上の食事ってこんなもんじゃなかった
かなぁ って想像しました。
これに味噌汁と漬物が付いていたぐらいなのでしょうね。
お蔭で何もせず(出来ず)にベッド上で居た割には2Kgの減量となっていました。
でもねぇ、起き上がって退院後何かしようとしても力が入らず、風邪で寝込んだ後の
病み上がりみたいにフワフワしていました。