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瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

履歴を消し去る

2008年02月09日 | 瞑想日記
次に再読したいミンデルは、『シャーマンズボディ』と決めていた。昨日から読み始めている。タイトルにも示唆されているようにこの本は、従来のプロセス指向心理学から一歩踏み出す内容になっている。しかも全編に珠玉の言葉がつまっており、中味が濃い。

読み出してさっそく、思わず感嘆してしまう言葉に出合った。もちろん最初に読んだときも強く印象に残ったが、今はさらに深く感じるところがある。

人は、何らかのワークや修行をすることで、あるいは年齢を重ねるだけでも、「自分のアイデンティティはいずれ消え去らなければならない」ということを学んでいく。個人のアイデンティティ、ないし個人の履歴は、消し去らなければならない。アイデンティティは、「社会的な役割やコミュニティから期待される型をあなたに押しつけ、あなたの境界を定めてしまう」からだ。

「自分の履歴を自覚的に手放すか、あるいは、それにしがみついて死や病気によってそれが奪われることを恐れるか、どちらかしかない。」(何と強烈な言葉か!)

「自分の履歴を手放すことが、この世に生まれた以上は誰もが必ず学ばなければならない決定的に大切なレッスンである」とミンデルは言う。

夢に現れる敵は、実は自分に強い影響力を持つ「朋友」だ。病気も、家族とのトラブルも、同じように強烈な「朋友」だ。「人生の神話とは、望もうと望むまいと、この朋友との対決の物語だ。」 それは、自分のアイデンティティを消し去るまで、何度も何度も繰り返し襲いかかってくる敵であり、「朋友」なのである。人生は、強固なアイデンティティを手放すというたったひとつの主題をめぐって、学習を続けていくプロセスだともいえる。

私が軽い脳梗塞を体験し、その意味を夢で確認したのは、「自分のアイデンティティを消し去る」という課題に、私がこれまでにもまして真剣に立ち向かわなければならない、ということだったのだろう。

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