本日は、杉並区立科学館でロボット杉並21のロボットコンテストが開催されました。
M&Yが2005年に参加して以来、M&Yの原点となるロボットの競技会です。
(もう、さすがにMもYも参加していませんけど・・・)
参加したチームの皆様お連れ様でした。
チームメンバーの親御さんや先生、スタッフをしてくださった科学館の方達、お疲れ様でした。
私は、2年前から区民代表としてお手伝いをしています。(させてもらっています。)
今回のロボットコンテストでは、規定競技(レスキュー)が8チーム、自由演技(ダンス)に4チーム参加していました。
運営は、勿論科学館の皆さんがされますが、ダンスのチーフを中島先生が、レスキューのチーフを私がやりました。
そして、ダンスとレスキューの審査員として・・・そうそうたるメンバーが召集され、関東ブロック大会と間違えちゃうほどの豪華な顔ぶれでした。
最初に謝っておきます・・・閉会式で、レスキューの総評で大したことをいえなくて申し訳ありませんでした。
と、ちょっとすっきりしたところで・・・(笑)
本日の雑感など・・・
やっぱり、子供の発想ってすごいと思います。
いろいろなアイディアが盛り込まれていました。
しかし、本番で発揮できなかったり、動かなければしょうがないですね。
質問すると「時間がなかった」「練習ではうまくいっていたのに」・・・
いろいろあると思いますが、本番で成功するように、うまくプロジェクトを運営して欲しいと思います。
(時間を有効に使うこと、確実性を高めること、ですかねぇ。)
じゃあ、もうちょっと・・・
印象に残ったチームのインプレッションなど・・・
チーム「エコロン」
輪ゴムを使った4輪駆動はアイディアだと思います。
普通は4輪駆動にするには、ギアを組み合わせて作ります。 でも、ギアの組み合わせではスピードバンプで乗り上げてしまったそうです。
さらに、2階で被災者を運ぶ為に、缶をホールドする機構を持っていました。
チーム「MPC」
ロボット本体は20分で作製した・・・ということなのですが・・・
なかなかどうして、シンプルで無駄の無い良い機体だったと思います。
チーム「レスキュー252」
今回の競技会で、練習会の時から観察していて・・・
質問しながら地道に頑張ってきたチームです。
ロボット前方に大きく伸びたカブトムシの角のようなアームで缶を引っ掛けて避難場所に運ぶ仕組みになっていました。
競技では残念ながら、その勇姿を見せることはできませんでしたが・・・
競技後のエキシビジョンで、被災者を見事に避難場所に運び入れることができました。
光センサーにカバーを付けて外光からの影響を受けないような工夫もしていました。
チーム「レスキューポレポレ」
もう、2年目の参加です。 機体の完成度は、とても高かったと思います。
ロボットを持ち上げるための把手が付いていたり、ランプが装備されています。
ロボットの前面を大きく覆うバンパーで、タッチセンサーが有効に機能していました。
スピードも無理せずゆっくりで、確実に進んでいました。
4輪駆動で、坂道でも尻尾にある5輪目が有効に働いていました。 その5輪目にはLEGOの部品ではないバネを工夫して取り付けていました。
このチームも光センサーに工夫してカバーを掛けていました。
ただ、ギアのところが、ちょっと緩んでいてカーブに掛かると「ギリギリ」音がして、ちょっと痛々しい(笑)
もっと、ガッチリするようにしましょう。
チーム「NXTセンサー」
もう、得点はダントツでした。
競技進行停止が少ない(無い)のは素晴しいです。
午前の競技ではうまく被災者を見つけて運んでいました。
チーム「チーム.K」
新生M&Yを発見しました。
Y君(お兄さん)とMちゃん(妹さん)の兄妹で参加しているチームです。
う~ん ?年前のM&Yみたいです。
最初4輪のロボットだったらしいのですが・・・進化の過程で3輪になり・・・最後はクローラになりました。
競技直前に電池を交換したら・・・急に元気になっっちゃた・・・と言っていました。
運転手がちょこんと乗ったロボットが、さすがに女の子の居るチームといったところでしょうか。
午前の競技では、残念ながら途中でゴムのクローラが外れてしまい、リタイヤしてしまいました。 でも午後の競技は、結構がんばりました。
横に着けた超音波センサーで被災者を探します。 このチームも光センサーにカバーを掛けていました。
チーム「KU-TA」
このチ-ムも地道に頑張ってきました。
ちょっと前後に長いので、小回りが利かないのが難点ですが・・・
ライントレースは、クイックイッと回転しながら、軽快な動きでした。
障害物の回避にとても苦労したようなのですが・・・なんか、見たことも無い特殊な動きで回避していました。 普通は、左転回⇒直進⇒右転回⇒直進⇒右転回⇒直進⇒・・・となるのですが・・・すごく曲線的に回避します。(う~ん 言葉では表現できない!)
私も世界大会なども含めて、いろいろなロボット(の動き)を見てきましたが・・・初めての動きです。 (なかなか新鮮な驚きでした。)
そして最後が「KOYO-Robot」です。
残念ながら、自作のセンサーが完成せずに、結局「一歩も動けず」でした。
でも・・・
全く動かすことができなかったのに、きちんと競技場に来て、チームアピールをして、インタビューに受け答えしてくれました。
本日の一番うれしかったことです。
うん、なかなか勇気のある行動です。
最後に、缶を掴む動作をエキシビジョンで見せてくれました。
(センサー以外の)ロボットの完成度は高かったと思います。
今回の競技会では、2010年ルールを基にした「杉並スペシャル」ルールを私が勝手に作成しました・・・車検ではルールの大きさの制限も無くなったのですが、車検で、ゲートをくぐる大きさか、という確認をして、あとはロボットの特徴や苦労した点などを確認を審判がしてくれました。 チームメンバーも一生懸命に説明してくれました。
さらに、被災者(缶)を置く場所を固定したので、決め撃ちで缶を運ぶことも出来たのですが・・・きちんと光センサーや超音波センサーで缶を探して発見するチームが多かったです。
表彰式では、規定競技(レスキュー)と自由演技(ダンス)の優勝チームには優勝カップが渡されました。 このカップは毎年の持ち回りなので、勿論一年後には返却するのですが・・・カップにくくりつけられたリボンには歴代の優勝チームのチーム名と学校名が刻まれています。
沢山付いたリボンがロボット杉並21の歴史を物語っています。
M&Yもそんな歴史に組み入れられているのが・・・ちょっと誇らしいです。(笑)
最後に・・・
杉並区が、このようなロボット教育を推進してくれていなければ、我家は普通の家族だったでしょう。 ロボット教育を推進してくれているおかげで、M&Yは普通の家族が体験できないような、素晴しい世界を垣間見ることができました。
改めて、杉並区(と科学館)に感謝いたします。