次のお題は「照明と磁気状況」です。
1.8 Lighting and magnetic conditions:
1.8.1 Teams must come prepared to calibrate their robots based on the lighting conditions at the venue.
1.8.2 Lighting conditions may vary along the course in the rescue arena.
1.8.3 Every effort will be made by the organizers to locate the rescue arena away from magnetic fields such as underfloor wiring and metallic objects. However, sometimes this cannot be avoided.
1.8.4 Spectators take pictures, and cameras will introduce IR and Visible light into the arena and to the robots. Whilst efforts will be made to limit this, it is not possible for organisers to strictly control factors outside of the competition arena. Teams are strongly encouraged to build and program their robots so that sudden changes (eg. camera flash) do not cause major problems. This is good practice in all robotics, both in competitions and in real life situations.
Hint: It is recommended that teams design their robots to cope with variations in lighting and magnetic conditions, as these vary from venue to venue. Teams should come prepared to calibrate their robots based on the conditions at the venue.
1.8 照明と磁気状況
1.8.1 各チームは競技会場の照明条件に合わせてロボットを調整できるようにな準備が必要です。
1.8.2 レスキューの競技アリーナのコースの場所によって照明条件が変化することがあります。
1.8.3 主催者は、床下の配線や金属などから離れた位置にレスキューの競技アリーナを設置するなどして、磁場の影響を受けないように、できるかぎりの努力をします。 しかし、磁場の影響を避けられないかもしれません。
1.8.4 観客が写真を撮るときに、カメラが赤外線やフラッシュをアリーナやロボットに向けて照射するかもしれません。 これらは主催者が制限をしますが、競技場所以外で徹底することはできないかもしれません。 チームは突発的な問題(例えばカメラのフラッシュ)が発生しても問題を引き起こさないようなロボットやプログラムにすることが望まれます。 これらは、ロボットに対して、競技でも実生活でも通用する良い勉強となります。
アドバイス: 照明条件や磁気条件は会場によって異なるため、各チームは条件の変化に対応できるようにロボットを設計しておくことが望まれます。 各チームは会場の条件に合わせてロボットを調整できるように準備してください。
こんな感じでしょうかねぇ。
新しく追加された1.8.4 ですが、結構過激なことが書かれています。
観客が赤外線を照射したり、フラッシュを焚くかもしれません・・・某国の「赤外線攻撃」を肯定するのでしょうか?(笑)
これについて、質問したところ・・・このルールの目的は、「どんな状況に置いても誤動作しないロボットを作る」ことが目的だということです。 多少の光の変化や、外部からの赤外線ぐらいでは誤動作しないロボットを目指して欲しい、ってことらしいです。
だからといって、観客はフラッシュを焚いたりしてはいけませんよ!
そのうち、逆に審判がフラッシュを焚いて、ロボットが誤動作しないか試したりして・・・
磁気状況の方はどうなのでしょうか?
現代社会において、室内(建物内)で磁気状況が良いところなんて有るのでしょうか?
我が家のように木造建築の一般家庭ならまだしも・・・鉄筋コンクリートの建物の中で、磁気状況を保証しろ・・・と言われては主催者も困ってしまいますよね。 ということで、あらかじめお断りしておきます・・・が 1.8.3 なのでしょう。
ただ、地磁気センサーを搭載したロボットは今後も増えていくことが想定されます。
強力な磁石を密かに競技アリーナの下に貼り付ける・・・とかの妨害工作とかも発生するんでしょうか? (笑)
逆に、磁石をフィールドに貼り付けて、地磁気を狂わしたり、点滅するランプを設置して、光センサーを混乱させる・・・という障害物があっても面白いかもね。