こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

クリオン遺跡

2005-08-31 00:47:13 | 歴史
エクスカーションでバスに乗ってリマソールに行った。そのときに紀元前14~13世紀、ギリシャのポロポネソス半島から渡ってきたアカイア人の植民地だったクリオン遺跡を見た。大きな地震で、あっという間に消滅したという。発掘現場からは、母親らしき大人が自分の子どもをかばうように覆い被さったままの状態で発見されたりするらしい。




床に描かれた鳥や魚の文様は、永遠を象徴している。




古代遺跡は、こんなふうにして雨風から守られている。




ニコシアのネコ

2005-08-30 00:44:41 | 土地
カンボジアではネコを使って雨乞いをするそうだ。キプロスでは夏の間、ほとんど雨が降らないが水には困っていなかった。島の中央の山に降る雪を有効活用しているらしい。

ニコシアの街中ではネコをよく見かけた。人を怖がらすに寄ってくる。土産物屋では、ネコのカレンダーやポスト・カードも売られていた。




こういう猫おじさんも見かけた。


キプロスのグリーンライン(緩衝地帯)

2005-08-29 00:51:56 | 歴史
キプロスは地中海の要衝として、歴史的にみて、さまざまな国によって支配されてきた。1960年にイギリスから独立し、キプロス共和国が誕生した。その後、ギリシャ系住民とトルコ系住民との間の対立から1974年に南北(南はギリシャ系住民、北はトルコ系住民)に分離された状態が続いている。首都ニコシアは、国連が引いたグリーンライン(緩衝地帯)によって分割されている。

グリーンラインの向こうを見ることはできるが、そこでの写真撮影は禁じられている。兵隊が見張っている。標語は「犠牲なくして何事も得られない。血を流さずして自由はない」と書かれている。




兵隊の詰め所の掲示。「二つに分離された最後の首都」




一本隣りの通りには、ベルリンという名前の店があった。スナックと飲み物を出す。そこにも兵隊の詰め所があった。




トルコ軍の侵攻(1974年)で行方不明になった人の写真。




街中にも、同じように行方の分からなくなった人の写真が、白く塗られた木にかけられていた。




Ermesというデパートの6階のセルフサービスのレストランから、北キプロスの街並みを眺めることができる。




キプロス大学の空

2005-08-28 13:14:22 | 土地
23~27日、キプロスの首都ニコシアにあるキプロス大学で開かれていたヨーロッパ学習と教育学会(EARLI)に参加した。1500ほどの発表がある大きな学会で、Future as an incentive(誘因としての未来)というシンポジウムで発表した。

毎日32~34度で、セミも鳴いていて、日本の夏を思い出した。違うのは湿度。陽射しが強くてジリジリと焼けるようだが、カラッとしていて、木陰に入ると風がとても心地よかった。

大学の時計台と校舎。空が抜けるように青く、とてもきれいだった。


明日からキプロス

2005-08-23 01:05:49 | くらし
23日から27日までキプロスの首都ニコシアで開かれる学会に行ってきます。その間、ブログはお休みします。3月末にベルギーに来てから初めての国外への旅です。オーストリア航空で、ブリュッセル→ウィーン→ラルナカと飛んでいきます。

ルーヴァンの青空

2005-08-19 16:31:36 | 季節
昨日は暑い一日だった。外を歩くと汗をかいた。水・木と2日間、晴天が続いた。しかし、今日・明日の予報はonweer(雷雨)。明後日は、最高気温が17度にしか上がらないという予報。夏も本当に終わりを告げたということなのだろうか。


ルーヴァン大学中央図書館。


ホワイトアスパラガス発見

2005-08-18 00:20:41 | 季節
いつも買い物に行くデレーズの野菜コーナーに、先週からホワイトアスパラガスが並べられている。白いトレーの上に10本ほど。サランラップが掛かっている。

どこからやって来たのかとラベルを見ると、ペルーのリマ。グリーンアスパラガスと同じ地域だ。飛行機に乗って、遠くベルギーまで飛んできたというわけだ。

値段は3.99ユーロ。旬の頃、サンデー・マーケットで買っていたのとそれほど変わらない。でも、サランラップ越しのホワイトアスパラガスは弱々しく見えて、買いたいという気持ちは起こらなかった。

気になるレストラン

2005-08-17 03:50:06 | 時間
ルーヴァン市内の中心にMuntstraatという歩行者専用の狭い通りがある。通りの両側にはいろいろ楽しそうなレストランが並んでいる。店の前に掛かっている時計がいつも12時10分前を指している店。Samuraiという名前の日本料理店(?)。Domusのもう一つの入り口。

そのなかで気になっている一つが、このレストラン。まだ入ったことはない。



tijdはオランダ語で時間。tijは潮。押しては返す潮のように、朝が来て夜になり、そして次の朝が来る。その波は、遠ざかり、また近づく。撮した写真が、ちょうど看板の真ん中で斜めの影となっていた。これもまた時間が変化していく様子を表す象徴か?


世界で一番小さな町

2005-08-14 00:54:03 | 土地
ナミュールとリエージュの中間にあるデルビュイ(Derbuy)は世界で一番小さな町らしい。石造りの建物が印象的なきれいな町だ。





この町の三つ星レストランはジビエ料理で有名。秋の予約は、すでに一杯とのこと。






ホテルらしき建物をよくよく見ると、見慣れた文字が書いてある。




ようこそ デルビュイへ




世界で一番小さな町にも日本人が大勢やって来るという証拠だ。うーん、と考え込んでしまった。

牛の骨

2005-08-13 03:10:30 | 料理
骨付きの牛肉をビーフシチューにした。全部食べて、後に残ったのが、これ。ハート形をしていたので、きれいに洗って乾かした。こんな風にして、牛の骨を眺めるのは、これが初めてだ。


Domus

2005-08-12 16:37:11 | ビール
ルーヴァンのビールと言えば、Stella Artois。ブリュッセルから列車で来ると、駅のちょっと手前で大きな工場が右手に見えてくる。その建物を見ると、ああ、ルーヴァンに着いたなと思う。

ステラは全世界的に有名で、80ヶ国以上で飲むことができる。もう一つ、ルーヴァンにはとっておきのビールがある。それがDomus

家という名前の小さな店は、自前の醸造所を兼ねている。出来たてのビールが飲めるというわけだ。店内はアンティークな雰囲気。食べ物の値段も手頃。ビールの種類はとびきり多い。中庭では小さなコンサートが開かれたりもする。

ルーヴァンに来たら、Nostradamus(ノストラダムス)ではなく、Nostra Domusを味わってみてはどうか。