こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

972

2009-11-19 05:49:28 | 数字
11月17日朝日新聞夕刊の記事。

17日に、「2009年版自殺対策白書」が閣議決定された。2008年中の自殺者は32,249人。前年より844人減った。学生・生徒(小学生を含む)の自殺は、前年より99人増え、1978年以降最多の972人になった。


11年連続で自殺者が3万人を超えている。自殺する人の年齢、理由はそれぞれ異なっているが、これだけ長期間にわたって多くの人が自死を選ぶということは、日本という社会が構造的な問題を抱えているからであろう。そこにメスを入れない限り、対処療法的な提案を繰り返しても事態はよくならない。弱者や子どもを大切にする社会が求められるし、他者の痛みへの想像力が欠かせないと思う。

モンシロチョウ

2009-11-14 05:31:13 | 自然
葉っぱの裏に止まってじっとしているモンシロチョウ。気温が上がったら動き出すのか。霜月の寒さの中で耐えているようにも見える。

ヒラヒラと自由に飛び回るのも蝶ならば、こうしてじっとしているのも蝶。いつもいつも飛んでばかりはいられない。じっくり休むことも、ときには必要なことを押してくれているようだ。



十月桜

2009-11-13 05:46:26 | 季節
ルルといっしょに散歩をしていたら、近くの公園で桜の花が咲いているのを見つけた。




調べてみたら、十月桜というそうだ。今年の春に植えたばかりの木だから、まだまだ寂しいけれど、何年か経ったら、大きくなって綺麗になることだろう。楽しみがまた一つ増えた。


南天の実

2009-11-04 21:28:37 | 自然
白い花が咲いて、赤い実になった。雨に当たると、実がならないらしい。沈丁花の下に生えているので、ちょうど雨よけになるようだ。

せっかく実ったのに、鳥が食べたのだろうか、まばらになっている。どこかに運ばれて、そこで新たな芽を出すのだろうか。

茨木のり子の詩集『倚りかからず』の中の、「木は旅が好き」に、そんな情景が唱われていたのを思い出す。

自分では動くことのできない木々が、鳥によって新しい土地へと旅をする。

自分一人で何かを成し遂げることも大事だが、誰かを頼って何かを成し遂げることも同じように大事。

そういうことを教えてくれる南天。


柿の葉

2009-11-02 21:42:10 | 季節
大小様々な柿の葉。色合いも様々。これを個性というのだろう。一つ一つの柿の葉はそれぞれ全く違いながら、全てが柿の葉という同じ性質を有している。違いがありながら同じである。そして、それぞれが美しい。