こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

塩豚

2006-08-30 21:18:14 | 料理
新聞で読んだレシピをもとに、料理をするのもまた楽しいものだ。今回は塩豚。素麺など、あっさりしたものばかり食べてしまいがちな夏に、タンパク質を補充するのに欠かせないレシピ。

豚バラ肉のブロック(400グラム前後)に大さじ半分の粗塩をまんべんなく刷り込む。ラッピングして冷蔵庫で3~4日寝かせる。ほどよい頃に取り出して、3ミリ程度の厚さに切り、油を引かずにフライパンで両面を焼く。表を1回、裏返して1回。フライパンの代わりに、魚焼き器で焼いてもよい。油がほどよく落ちて、これまたよし。

すっきりとした塩味が食欲をまた増す。ビールのおつまみに最高。

アーティチョークの蕾

2006-08-27 11:44:23 | 時間
今日はやがて明日になり、全てものは形を変える。
そして巨大な花が咲くように宇宙はひろがってゆく。

           ヴィクトル・ユゴー


アール・ヌーヴォーの作家、エミール・ガレが1900年パリ万博に出品した「アザミ文花器」に刻まれている詩。ガレの故郷ロレーヌ地方の象徴であるアザミとは、アーティチョーク。その蕾が象嵌されている。清里北澤美術館所蔵。

受難の季節

2006-08-20 11:56:47 | 季節
我が家の愛犬ルル。彼女にとって、夏は嫌な季節だ。小屋の周りをうるさく飛び回る蚊。容赦なく照らす太陽。ふかふかの毛皮を着たルルには、夏は過ごしにくい。部屋のなかに入れると、一番涼しい場所をさっさと見つけて、そこにゴロリ。我が家の動く温度計だ。

もう一つルルが嫌いなものがある。それは花火。バーンという音が嫌なのだ。花火大会がある日は、昼頃に合図の花火が鳴る。それを聞くと、急いで避難。夕方はもっと悲惨だ。5時、6時と、バーンとなれば、散歩の途中でクルッときびすを返して家に一目散。これじゃゆっくりと用も足せない。本番が始まれば、玄関に隠れるように寝転がっている。

8月一杯、どこかで花火大会がある。ルル受難の季節はまだまだ続く。

虫の音

2006-08-19 21:26:59 | 季節
夕方になって、風が吹くと涼しい感じがする。温度が下がると、セミの声が一時だけ止む。そのときに聞こえてくるのが、虫の声。そこはかとない鳴き声に、秋の訪れを感じる。

しばらくして、温度が上がってくると、再びセミの声。それがずっと続く。ヒートアイランド現象の影響だろう。いつまでも暑い夜。セミの活動は終わらない。

夏の夕暮れ

2006-08-12 20:45:34 | 季節
今日の昼過ぎは、関東地方でも雷をともなう雨が降った。ここら辺では雷の音だけで、雨は少し降った程度。都内はすごかったようだ。雷雨のおかげで、とても涼しい夕方になった。

気持ちがよいので、ルルを散歩に連れて行った後、一人でプラプラと家の近くを歩いた。街路灯が灯り始め、向こうの空はうっすらと夕焼け。丹沢あたりの山並みも見える。夏の夕暮れ。蝉たちの大合唱が聞こえる。


北京的吉野屋

2006-08-10 21:30:14 | 土地
我去吉野屋。






我吃牛肉飯。很好吃。




『自己コントロールの檻』(森真一著・講談社メチエ)のなかで、北京のマクドナルドでは人々は並ばないという文章がある。マクドナルドには入らなかったが、吉野屋では実際に、その光景を目の当たりにすることができた。

2年前、全く中国語を話せなかった私が取った戦略。小さなメモ用紙に、「牛肉飯 並盛 2」と書いて、それを店員に見せる。その際、待っている人の中に割り込んだのは言うまでもない。郷にいれば郷に従へ。

注文が通じた後に、店員が何か言った。一瞬だけ考えて、すぐに右手でカウンターを幾度か叩いた。たぶん、「店内で食べるか、持ち帰りか」を聞いたのだ。右手の合図は通じたようで、無事に丼2つを手にすることができた。日本での経験が役立った。感謝。多謝。

北京的夏天

2006-08-09 13:20:06 | 土地
北京的夏很(熱) 。那里是(曇)天。





我不看太阳。我想公害的影响不好。

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飛行機が北京空港に着いた時に、一面真っ白だったに驚いた。日中なのに霧が出ているのかと思ったら、これがスモッグ。高度経済成長期の日本のように、空気は悪く、昼でも太陽を見ることがなかなかできなかった。

( )で囲んだのは、当て字。中日翻訳辞書で調べてみると、本来の文字を画面表示できるのだが、ブログ上では正しく表示できなかった。

前年的夏天我去北京

2006-08-08 14:49:31 | 土地
去北京的目的是心理学的研究。我話我的研究国際心理学大会。


北京国際会議中心。




第28届国際心理学大会。




一昨年のちょうど今日(8月8日)から一週間ほど、国際心理学会議に出席するために北京を訪れた。最近始めた中国語の勉強を兼ねて、そのときの写真を紹介しようと思う。

六甲山縦走弁当

2006-08-07 15:52:22 | 料理
週末をはさんだ出張の折、『あたたかな気持ちのあるところ』で、神戸に旅した健太くんが昼食にした六甲山縦走弁当を食べる。経木風の包装紙が、子どもの頃を思い出させてくれて、懐かしかった。




オニギリは、麦飯と十穀米の2つ。小ぶりだが、しっかりしている。おかずは、だし巻き卵、鮭塩焼き、鶏肉煮、牛肉煮、ゴボウ酢漬け、味付けタコ、昆布巻き、イカナゴ釘煮、かまぼこ、ニンジン、絹さや、そして、奈良漬け。少しずつコンパクトに入っている。



食後の感想。満足、満足。

蝉時雨

2006-08-03 21:55:47 | 季節
梅雨明け十日。晴天が続く毎日。蝉の鳴き声もやかましいぐらいだ。

夕方、ルルの散歩に出かけると、虫取り網をもった少年たちと出会う。

子どもの頃の夏休みを思い出す。蝉取りで忙しかった毎日。

ふと目を凝らすと、蝉の抜け殻を見つけた。さっきまで、そこに居た蝉は、今頃、どこの木で鳴いているのだろうか。