こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

時は過ぎる

2006-01-31 13:51:47 | 時間
今日で1月も終わり。時の過ぎるのは早い。毎年、この時期になると思い出す言葉。

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。

本当に時の過ぎるのは早い。朝起きたと思ったら、すぐに昼になり、いつの間にか夕暮れになる。今日は昼前から雨。夕方のような景色が、早くも広がっている。

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。

四月になれば春が来て、夏、秋、冬と続いていく。時の過ぎるのは早い。

しかし、考えてもみれば、こうして時が過ぎていくからこそ、忘れてしまえることもある。だから人は、どんなことがあっても生きていける。時が過ぎるのは、人が生きている証でもあるのだ。

時は過ぎる。そして、人は生きる。

幸せを運ぶお守り

2006-01-17 21:48:16 | 希望
どこかの国で、兎の足をお守りにするという話を聞いたことがある。それを身につけていると、幸せを運んでくるのだと思う。

さて、これは何?

我が家の兎、コーヒーの後足だ。カーペットの上に寝転がって、ノビノビしているところを携帯で撮った。この写真もきっと幸せを運んでくると思う。


希望の言葉

2006-01-13 21:18:51 | 希望
10日の朝日新聞朝刊の記事「再生 新生 8」にあった大江健三郎の言葉。

私が生きている間に平和な世界はできないと思います。きみたちの働く未来に希望をかけます。

この時代がよくないからと希望をなくすのじゃなく、よくない現実をしっかり見つめて押し返す勇気を持とう。そう言いたい。

こんなふうに、子どもや若者たちに語りかける言葉は、私たちの心にもずっしりと重く響いてくる。希望とはもともと「希な望み」である。たとえ、かなえられることがなかったとしても、「希望」をもつことで変わってくることがある。そう信じることが現実を変えていく力となる。そう思って人はずっと生きてきたのだ。私たちだって、それができないはずはない。そんなことを強く考えさせられた。

通夜

2006-01-11 22:22:47 | 希望
大学の同僚が亡くなって、今夜がお通夜だった。読経の前に御導師が話をされた。その中で、通夜とは、もともと寺などに籠もって一晩中願い続けることなのだと、元々の意味について触れられた。そして、今日の通夜において、故人を偲びながら、本日ここに集まった人々が一度きりのこの通夜を大切なものとして受け止めて欲しいと話した。

人の死に際して、多くの人が集まり、そして、故人に思いを寄せる。そこに、死者と生者との交わりが生まれ、残された人々の心の中にそれぞれの願いが生まれる。通夜には、そういう意味があったのだと改めて感じながら家路に着いた。

そう言えば、父が亡くなったとき、通夜のあと、一人残って一晩中起きていて、線香をあげ続けたことを思い出した。あの時、私もやはり願っていたのだった。


<広辞苑>
通夜
神社・仏閣に参籠して終夜祈願すること。
死者を葬る前に家族・縁者・知人などが遺体の蕎麦で終夜守っていること。


寒の入り

2006-01-07 10:53:20 | 季節
5日が小寒。20日が大寒。一年で一番寒と言われる季節だ。この冬は12月から大雪が降り、記録的な積雪になった地方も少なくない。今日の朝刊によれば、雪のための死者が53人にもなったという。

近くの公園の池も寒さのために凍り付き、カモたちはわずかに水が残った池の中央の渡り橋の下に身を寄せている。軍手をした手がかじかんでくる。すっかり室内犬になってしまったルルと散歩しながら、春よ来いと願う朝が続く。

東京タワー

2006-01-05 11:30:47 | 希望
新年会で東京タワーの下にある豆腐料理の店に行った。玄関口で新内流しの三味線引きが出迎えてくれた。江戸情緒をちょっぴり味わう。

東京タワーと庭の木の雪つりがちょうどシンクロして、空に向かってすくっと立っていた。まるで希望の象徴のようだ。