こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

俳句一年

2010-01-31 17:55:16 | 俳句
俳句を始めて、今日でちょうど一年。

 梅の香のふいに現る夕間暮れ

一年前に詠んだ句です。

今日は新年句会でした。いつもとは違う趣向で、新年の季題を自由に3句。3句の総合点で天地人を決めました。

 大海や揺らめき昇る初日の出
 夕暮れてなお赤々と達磨市
 捨て置きし鉢にひょっこり福寿草  遊

天に選ばれました。励みになります。

時間的展望の縦断調査研究 三部作

2010-01-29 18:08:49 | 心理学
縦断調査研究の成果が3冊揃いました。1997年度から2007年度まで、3年+4年+4年=11年に及ぶ研究になります。今から思い返せば、この間にいろいろな出来事がありました。多くの人たちに支えられながら、ここまで研究を続けることができたことを大変有り難く思います。文字通り、「有り難い」(あることがむずかしい)ことが、このような形で世間に公表できたことを深く感謝しています。





大学生の進路選択と時間的展望(2007)
小学校から中学校への学校移行と時間的展望(2008)
中学校から高校への学校移行と時間的展望(2009)


17,950 対 16,362 

2010-01-25 23:14:52 | 数字
名護市長選で稲嶺進氏が当選した。民意は沖縄にもう基地はいらないということを示している。

アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズの読者のコメント欄にも、次のような意見が寄せらられているという。名護市長選の結果に米紙読者から

「第二次世界大戦が終わってもう65年たつのに、なんで5万人もの米軍がまだ沖縄にいるんだ?」

「世界中に米軍展開するなど、もうとっくに止めるべきだ。そんなことをしても、アメリカは世界中から憎まれただけ。もっと自国内の自国民を大事にしろ」

「私が日本人だったとしても、自分の国に米軍がいるのはいやだ。いったんやって来ると二度と出て行かないからだ。アメリカ人として、日本人を全面的に支持する」

「ついに『同盟国』のひとつが我々アメリカの帝国主義に立ち上がって『出て行け』と言おうとしているんだって?」

「日本は主権国家だ。その国の国民が、自分たちの国土に米軍はいらないと言っているなら、アメリカが強制する権利は何もない。アメリカはいい加減、よその国を『手下』ではなく対等な国として扱うべきだ」

「日本やヨーロッパでの米軍駐留は、税金のむだ遣いだ」


ベルギーチョコレート

2010-01-23 10:17:44 | 土地
レジの横にあったので、ついつい買ってしまった。ベルギーの都市の名前がついている18種類のチョコレート。ブリュッセル、ゲント、オステンド、アントワープ、ディナン、ブルージュ、イーペル。それぞれの風景を思い出す。

洒落たBouchardのチョコレートだが、ルーヴァンの名前はなかった。残念。




うずくまった虎

2010-01-22 23:00:47 | 希望
フロムは希望を、うずくまった虎に喩えている。

虎は獲物をねらって静かに待つ。しかし、それは受け身的に獲物がやって来るのを待っているだけではない。獲物が近づいてきて、飛びかかる瞬間が来たときに、一瞬にして跳びかかっていけるように、虎はいつでも準備していなければならないのだ。

フロムによれば、希望をもつということは、「まだ生まれていないもののためにいつでも準備ができているということであり、たとえ一生のうちに何も生まれなかったとしても、絶望的にならないということ」(フロム『希望の革命』)なのである。

『希望の心理学』ミネルヴァ書房(142-143頁)より

〆切

2010-01-19 23:38:04 | 時間
〆切がない原稿は書けない。いつも言っていることであるが、それを痛感する日々。〆切は一つの区切りであり、自分の行為を区切るための手段となる。外的な〆切ではなく、自身が決めた内的な〆切を大切にしたいものである。

73.1%

2010-01-18 22:57:32 | 数字
就職を希望する今春卒業予定の大学生の昨年12月1日時点の内定率は73.1%で、調査が始まった1996年以降、最低となったことが14日、文部科学省と厚生労働省のまとめで分かった。下げ幅も、過去最大だった昨年10月1日時点と同水準の7.4ポイント減で、2000年前後の「就職氷河期」より厳しい雇用状況が改めて浮き彫りになった。(朝日新聞1月15日朝刊)

調査は全国の国公私立大の62校を抽出し、就職希望者に占める内定者の割合を調べたもの。

大学卒業予定者 73.1%
短大卒業予定者 47.7%
高校卒業予定者 68.1%

広島電鉄は、2009年10月に契約社員を正社員に一本化し、待遇差を10年かけて均衡させるそうだ(朝日新聞1月13日12面「窓」論説委員室から)。働く場を保障し、生きる権利を保障することについて、社会全体が考えていかないといけないと強く思う。


宣揚歌

2010-01-17 19:58:46 | 時間
学生時代によく唱った。懐かしい歌だ。昨日の同窓会でも肩を組んで唱った。懐かしさが込み上げてきた。


桐の葉は木に朽ちんより
秋来なば先駆け散らん
名のみなる廃墟を捨てて
醒めて立て男子(おのこ)ぞ我等

日の本の教えの庭に
いと高き学舎(まなびや)ありと
人も知る茗渓の水
よし涸れよ濁さんよりは

同窓会

2010-01-16 23:20:20 | 時間
学生時代を過ごした東京教育大学の建物が今年度いっぱいで取り壊されて、新しく建て直されるという。E号館、G号館の2つである。そこで、1978年に廃学になってしまった東京教育大学の卒業生が集まって、最後の同窓会が開かれた。それに参加するために茗荷谷まで行ってきた。



本館前にあった若竹像は、場所を移してE号館の前で今も健在。建物が新しくなった後も、残されるということだ。そう言えば、卒業式の後に、この像の前で写真を撮った記憶がある。





一歩、二歩とさらに前に進むために、過去のことを思い出し、語った一日であった。


懐かしいキャンパスの写真を見つけた。
東京教育大学キャンパス写真集