こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

ホタルブクロ

2008-06-25 21:47:31 | 自然
14ひきのあさごはんにも出てくるホタルブクロ。
こんな可愛い花をお面にかぶったら、にっくんのようになれるかな。








こんな素敵な光景が、庭先をちょっと出たところに広がっている。南大沢の自然に乾杯!!


新しい本が出ます

2008-06-20 23:09:00 | 心理学
『働くことの心理学』が、もうじき出版されます。

派遣労働、非正規雇用、フリーター、名ばかり管理職、リストラ、長時間労働、成果主義……。今の世の中、働くことに関して、さまざまな問題が山積しています。

そうした問題が生じる原因を、若者個人に起因させる論調も広く見られます。「働く意欲がない若者」「がんばって働こうとしない若者」などなど。

就職して3年間で仕事を辞める若者は、中卒7割、高卒5割、大卒3割にも達します。七五三と呼ばれる現象です。こうした状況が何年にもわたって続いている背景には、社会構造的な原因があるにちがいありません。それに目を向けて、しっかりとそれをとらえることが、事の本質を理解するには必要であると考えます。

今回出版される本は、若者と労働と社会、仕事と生活と人生を包括的に論じていこうとするねらいを持っています。もうじき発売です。書店で見かけたら、手にとってみてください。

働くことの心理学


■まえがきより転載■
 第1部では、現代の日本社会における労働法制や労働政策の歴史的変遷にふれつつ、そうした状況下での労働の実態や職場で働く労働者の意識のありようを、各種の統計や調査のデータにもとづきながら詳述していきます。
 第2部では、青年が社会において働くことを通して獲得していくものは何かということを論じていきます。働くこととコミュニケーション、シティズンシップ、自分さがし、アイデンティティ、自己実現との間の発達的な関連性を検討します。
 第3部では、生涯発達の視点から、働くことの意味を論じていきます。ワーク・ライフ・バランス、ディーセント・ワーク、SHEビジョン、ジェンダー・ギャップなどの検討を通して、人間が尊厳を持ちながら一生涯働くことの大切さを考察します。
 第4部では、心理学研究において働くことがどのように研究されてきたか、その歴史を振り返って学びつつ、今後の研究の発展の方向性を論じていきます。社会歴史的な視点から、働くことと人間の発達の関連を考察します。