こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

大晦日

2010-12-31 06:58:00 | 時間
大晦日。
やり残したことがないようにと思う。
それでも何かをし忘れる。
それを忘れて年を越す。
去年も一昨年も、その前も。
同じようなことの繰り返し。
それでも区切りをつけること。
それはやはり大切だ。
一年の締めくくり。
まずは黒豆だ。

土に還る

2010-12-30 07:46:25 | 自然
秋の終わりから冬にかけて降り続けた落ち葉。遊歩道の植え込みの脇に山のようになっていた落ち葉のかさがだんだんと少なくなってきた。少しずつ土に還っていくのだ。そうやって自然は循環していく。今年もあと二日。


グレーと灰色

2010-12-29 06:46:01 | くらし
灰色から思い浮かべるもの。
モモに出てくる灰色の男たち。
鉛のような灰色の空。
火鉢の灰。
灰色は白と黒の中間帯。
灰色を英語で言うとグレー。
灰色とグレーではちょっと違う印象。
グレーの方が灰色より怪しい感じ。
グレーゾーンは限りなく白から、限りなく黒まで幅広い。
グレーな奴には用心が肝心。


風変わりな枯葉

2010-12-28 08:37:29 | 自然
ケヤキ並木を歩いていたら、植え込みのツツジの上に、風変わりな枯葉を見つけた。ハチの巣付きのケヤキの枯葉だ。しっかりと、まだ巣は枯葉にくっついている。主はとっくにどこかに行ってしまい、巣だけが残されている。寒くなる前は賑やかに往来していたのだろう。季節とともに、葉は枯れ、ハチの巣も古建築物となった。これが転成というものか。



退職後のくらし

2010-12-27 06:00:39 | くらし
お世話になった人から手紙をいただく。
今年いっぱいで仕事を辞めるという。
あこがれの年金生活を始めるそうだ。
好きなことをやって生きていく。
そういうくらしは楽しそうだ。
それはまた人ごとではない。
近未来には自分にも訪れることなのだ。
そのときになってから考えるのもあり。
そのときを想定して考えておくのもあり。
新たなくらしの始まりは今のくらしの終わりである。
終わりがなければ始まりはない。
たった一度のことだけに難しく悩みもあることだろう。
それを超えていけば新たな地平が見えると信じて行くしかない。

あと6日

2010-12-26 06:06:40 | 時間
今年も残すところ6日。
本当に限られた時間だ。
こうなったら、一つ一つ片づけていくしかない。
終わるかどうかわからないが、終わらせるしかない。
そうやって終わったと思ったところで、今年が暮れる。

暮れたと思ったら、また新しい年が始まる。
そうしたら、また一つ一つ片づけていくことになるのだ。
それしかない。
いつでも同じようにやっていくしかない。
やり方はいつも変わらない。
残りわずか6日になって、そんなことをいつもより強く意識し始めただけなことに気づく。
それもまた大切なことなのかもしれない。



日本語の語感

2010-12-23 04:14:29 | 文化
このところ日本語の語感について、いろいろと考えさせられることが多い。そんなときに、『日本語 語感の辞典』(中村明著 岩波書店)が出版されたという新聞広告を見つけたので、早速購入する。

「寒い」という語を引いてみると、次のように書かれている。

気温の低さがつらいほど不快に感じられる場合に、くだけた会話から硬い文章まで幅広く使われる日常の基本的な和語。「冷たい」に比べ、全身で感じる場合が多い。「暑い」と対立。

そこで「冷たい」を引いてみる。

大気や物の温度が低く、それに触れたときに冷ややかに感じられる場合に、くだけた会話から硬い文章まで幅広く使われる日常の基本的な和語。全身で感じる「寒い」に比べ、体の接触した部分に受ける感覚で、不快に感じるだけでなくむしろ心地よく感じる場合もある。

「冷ややか」とは。

「冷たい」意で、改まった会話や文章で用いられる、いくぶん古風な感じの和語。「―な目で見る」「―に笑う」のように冷淡の意味で使う例が多い。

ついでに「涼しい」も引いてみる。

暑い時期の相対的に低い気温が全身に快く感じられる場合に、くだけた会話から硬い文章まで幅広く使われる日常の基本的な和語。

こんなふうにこの辞典を引いていると、なかなか面白い。
ちなみに、「面白い」は積極的な評価を表に出した表現であるのに対して、「興味深い」は個人的な印象を客観化して述べる慎重な表現とある。フムフムと納得。


冬至

2010-12-22 05:53:23 | 季節
今日は冬至。
日の出は6時47分。
日の入りは16時32分。
昼が一番短く、夜が一番長い一日。
昨夜来の雨がまだ降っている。
この時刻、外はまだ真っ暗だ。

このところ焦臭いことばかり起きている。。
一陽来復を願いたいものである。

リテラシー

2010-12-21 05:49:55 | 教育
リテラシーとは、近頃よく聞く言葉。読み書き能力のことである。近頃の若い人は(若い人に限らないと思うが)本を読まない。活字離れが著しい。などと言われる。

江戸から明治に替わった時期に、リテラシーがやはり問題になったようである。その時には、筆で文字を書くという習慣が次第に少なくなっていき、行書や草書で文字を書くというリテラシーが次第に低下していったというのである。同時に、新聞などの楷書である活字を読めない人もいたという。

今であれば、楷書を読むことができても、草書や行書を読めない人はごまんといる。

リテラシーと言った時に、活字をすぐに思い浮かべるのは近代人の発想であることに気づかされた。こういう発見があるから、異なる学問領域の人との交流は面白い。

かまぼこ

2010-12-20 05:17:36 | 季節
電車の中で、かまぼこの広告を見つけた。おいしそうに写っている。もうそういう季節なのだ。


かまぼこ(蒲鉾)
白身の魚のすり身に調味料を加えて練り、蒸し煮あるいはあぶり焼きした食品。長方形の板に半月形に盛り上げる板付きかまぼことすることが多いが、板を用いないものもある。古くは細い竹を芯にして筒形に塗りつけ、その形がガマの穂に似るところから、この名がついた。(広辞苑)