こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

カネタタキ

2010-09-30 06:41:05 | 季節
部屋の中に迷い込んできたカネタタキが、チッチッチッチッと鳴いている。こちらで鳴いたかと思うと、場所を変えて、今度はあちらで鳴くという具合。一晩中、鳴き声が聞こえてきた。秋も深まり、今日で九月も終わり。カネタタキと過ごす夜も、また楽しというところか。

 カネタタキ秋の夜長の添い寝かな  遊

健康診断

2010-09-28 20:28:44 | 自己
年に一度の健康診断は、数字で表された自分と向き合う時間。いろいろな検査の待ち時間に、イスに座って、3年間の検査結果をひたすら眺める。ああ、この数値は高い。この数値もまた高い。でも二年前は低かったし、たまたま昨年は調子が悪かっただけなのだ。などと、いろいろと自己物語を作りながら検査を受ける。その結果がわかるのは、1、2ヶ月してから。そのときにはまた、新たな自己物語が誕生するのである。人生は一度。なるようにしかならない、との思いを強くする日でもある。

秋来る

2010-09-25 05:55:43 | 季節
暑さ寒さも彼岸まで。
この言葉通り、お彼岸の中日を境にガラッと天気が変わった。
朝は、涼しいを通り越して、肌寒いと感じる。
時は過ぎ、季節は巡る。
それを実感する日々。


 此の秋は何で年よる雲に鳥       芭蕉
 もの置けばそこに生まれぬ秋の陰   虚子
 くろがねの秋の風鈴鳴りにけり     蛇忽
 此石に秋の光陰矢のごとし       茅舎


ソウルへの旅(2)

2010-09-23 06:17:30 | 教育
慶熙サイバー大学。
授業のコンテンツを作成し、インターネットで配信する。
学生数は6000人。
e-learningである。
スタッフは60人。
スタジオが6つ。
サイバー大学専任の教員がいて、こんな授業を作りたいとアイディアを出す。
すると、スタッフがいろいろな材料を揃えてくれるそうだ。
教室で学生に向かって話すのと、カメラに向かって話すのは、別の技能なのだろう。
サイバー大学は一種の通信教育だが、インターネットをフル活用している点が特徴。



ソウルへの旅(1)

2010-09-22 06:18:24 | くらし
ソウルの地下鉄の券売機では、タッチパネル式画面でハングル、中国語、日本語、英語の4つの表示から選べます。とても便利だと思いました。

迷わず日本語表示を選択。
次に行き先を選びます。駅名のアルファベットから選んでもいいし、路線図から選んでも大丈夫です。
次に人数を選択。
すると、金額が表示されます。
デポジットは500ウォン。
お金を入れると、かなり立派な磁気式カードが出てきます。
改札の仕方はSUICAと同じ。
降りた後に、専用の機械にカードを挿入するとデポジットの500ウォンを受け取れます。

日本より、ずいぶんと進んでいる感じですね。

ちなみに、後に写っている看板は売店です。



敬老の日

2010-09-15 16:37:01 | 希望
「敬老の日」は、9月15日と決まっていた。
それが、いつの間にか、年ごとに変わることに。
まるで連休のために、「敬老の日」があるようだ。
「敬老の日」の重みがなくなった。

150歳や140歳のお年寄りが、あちこちに出現。
そんな不思議な現象が起こった今年。
「敬老の日」をその時々に動かすのは便宜的だ。
そんな主客転倒がまかり通ることと符合しているにちがいない。

115歳が、本当の最年長らしい。
長生きをしてよかったと思える幸せ。
それを感じている人が、どれほどいるのか。
そんな思いで歩いていた。

すると、幸せそうな顔がたくさん。
おじいちゃんとおばあちゃんだ。
それぞれが個性溢れる表情をしている。
小さな孫の前で、楽しい時を過ごしているのだろう。

人と人とのかかわりを大事にする。
そういう基本が何よりも必要だ。
無縁社会ではなく、ご縁社会を。
ご縁と出会いを大切に生きていきたいものである。






10万アクセス

2010-09-08 17:58:17 | 数字
このブログを始めたのが2005年3月。
先頃、10万アクセスを超えました。
自分が書いた文章を読んでくれる人がいる。
それが大変励みになります。

ブログを通じて、会った方もいます。
そういう出会いも大切にしていきたいと思います。

とりあえず途切れ途切れでも記事を書く。
そうした積み重ねが何かをもたらす。
それを信じることをこれからも継続します。

季節感のズレ

2010-09-05 22:04:18 | 季節
旅先のホテルでテレビのスイッチを入れたら、シチューのCMが流れていた。天気予報の予想は38度。9月というには、あまりにも暑い日が続いていて、テレビのCMとは季節がかなりズレている。いつまで続くのか、この暑さ。

この夏はコンビニのおでんが売れたそうだ。それもまた季節のズレを感じるニュースだ。冷房の効いた部屋で冷えた身体を温めるおでんを食べる。その光景を思い浮かべると、現代に生きる私たち人間の心理的な矛盾を感じざるを得ない。

セミの死骸

2010-09-02 23:04:23 | 自然
朝の散歩で見かけるのは、アブラゼミの死骸。
あちこちに散乱しているという感じ。
ミンミンゼミの死骸を見かけることはない。

昼間よく耳にするのは、ミンミンゼミの鳴き声。
アブラゼミの鳴き声は、情景に同化しているのか。
あまり意識に上ってこない。

数と存在感。存在感と数。
そういうちがい、ということなのだろうか。

9月

2010-09-01 22:10:48 | 時間
今年もあと三分の一。

何ができるかな。
何をすべきかな。
何をしたいかな。

などと考えてみる。

暑いのも今しばらくだけ。
じきに涼しくなり、寒くなる。

秋の夜は釣瓶落とし。
何もせずに終わらぬよう、
気を引き締めておこう。