こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

喪中ハガキ

2007-11-26 18:23:36 | 季節
木枯らしが吹いて、寒さが厳しくなってきた。落ち葉が風に吹かれて、ガサゴソと音を立てる。昼過ぎの暖かな日溜まりも、日が傾くと、あっという間に消え去っていく。日の暮れるのが早い。

毎日、ポツポツと届く喪中を知らせるハガキ。80歳、81歳、87歳、53歳…。亡くなった人の年齢を見ては、人が生きるということ、死んでいくということについて、改めて思いを寄せる。

まだ20代の若かった頃。自分よりもちょっとだけ年上の知り合いが、相次いで亡くなったことがあった。そのとき、死というものが身近に感じられたものだ。自分もいつか必ず死ぬと。

死んだ人は、年を取らない。いつまでも、その年齢に留まっている。生きている私は年を取る。生命は有限だ。それを享受することが、生きている者の努めなのだと思う。

ハナミズキ

2007-11-09 21:44:00 | 季節
ハナミズキの実が、赤く色づく頃。空は晴れ渡り、吹く風は寒さを増す。
空を見上げて、赤い実を見つけては、季節の移ろいを感じる。

去年の今頃は、何をしていたのか。来年の今頃は、何をしているのか。
今という時にいて、過ぎし日と行く末を思う。

私は私であって、なおかつ、去年の私ではない。

ハナミズキの実を見上げながら、自分とは何かを改めて考える。
それも秋という季節のなせる技か。





レンズ豆を煮る

2007-11-06 22:21:02 | 料理


これがレンズ豆。拡大鏡(凸レンズ)が、この豆の形に似ていることから、豆の名前を取ってレンズと呼ばれたという。豆が先で、レンズ(拡大鏡)が後。

一晩に水につけておいたレンズ豆をたっぷりの水で煮る。しばらくすると柔らかくなる。味付けせずに、そのままサラダに入れて、ドレッシングをかけて食べる。

オレンジ色から黄色へと変身したレンズ豆。庭で取れたバジルとイタリアンパセリも入れて、洋風でいただく。



アイビー

2007-11-05 21:44:18 | 自然


上から下へと徐々に葉の色を変えていくアイビー。
秋の日がそれぞれの葉を照らしている。

青い葉は子ども。
黄色い葉は若者。
黄色と赤の混合の葉は大人。
赤い葉に色づいたのはお年寄り。

そんなふうに葉の色を見てみよう。
上から下へと変わっていく葉の色は、まさに人生を意味しているのだ。

あなたはどの葉?
私はどの葉?


ハートの巨峰

2007-11-04 21:54:43 | 希望
4つ葉のクローバーは幸運の印。
だとすれば、ハートの巨峰は?
たぶん幸運の印だろう。
4つ葉のクローバー以上に、見つけるのは難しいから。
きっと、すごい幸運が訪れるかも。
この写真を見た人にも、幸運が訪れますように。
心からそう祈る。




クリスマスローズ

2007-11-03 20:54:14 | 自然
目を凝らして見つめてみると、クリスマスローズの蕾が上がってきている。

ふと見過ごしがちな世界を、じっくりと見ることの大切さを改めて実感する。

こんなふうに、時間のゆとりがあれば、きっと世の中の見え方も違ってくるにちがいない。

慌ただしく、そそくさと、ゆとりなく、小走りに過ぎ去っていく人は、大切なことが見えないのだ。

そんな人にはなりたくない。そういう思いを強くする今日この頃。






クモの巣

2007-11-01 23:11:20 | 自然
私たちは、このクモの巣のように、さまざまな人とつながって生きている。そのつながりを日頃の生活のなかで意識しないのは、それが空気のような存在だからかもしれない。私たちは、空気を吸って生きているが、空気は目には見えない。誰も、空気がないと生きていけないとは、感じていない。当たり前のことが、とても大事なのだが、当たり前すぎて、感じられないのだ。

ときどきは、遠くにいて、いつもは会わない人のことを思い浮かべてみよう。その人との、懐かしい思い出を思い浮かべてみよう。そんな些細なことから、自分の周囲にいる人とのつながりを感じられるはずだ。そうやって、人と人とのつながりを感じてみる。それが大事なことなのだ。