こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

霜月の終わり

2005-11-30 20:41:26 | 季節
暖かい日が続いていたが、今朝方から冷え込み始めた。明日の朝は零下になるらしい。子どもの頃の東京は結構寒くて、冬の間に雪が降って、積もることも珍しくなかった。小学生のとき、小さなコップに水を入れて、外に出しておき、翌朝になって凍っているか確かめる遊びのようなことをした記憶がある。今だったら、一冬に何度凍るだろうか。さすがに、毎日そのようなことを試みる気にはならない。毎朝の散歩のときに、寒さを肌で感じるのみ。今日で霜月も終わり。明日からは師走。

礼服を着る自分

2005-11-28 17:15:13 | 自己
昨日は結婚式に列席。2年ぶりぐらい。このところ、お葬式や法事の方が多い。帰国後2ヶ月で、法事が2回、お通夜が1回、そして、結婚式が1回。そのたびに、礼服を着る。

女性は結婚式と葬式では同じ服装はしないのに、男性の服装はいつも同じ。ネクタイだけ取り替えれば、結婚式でも葬式でも一着の礼服で通用する。ネクタイ一本で気分も違ってくる。不思議な感じ。そもそも自分という存在は、ネクタイで替わるようなものなのか?

ししゆず

2005-11-25 17:22:33 | 季節
ナベ料理に欠かせないのがユズ。見た目はゴツゴツしているが、香りがとてもよい。





このユズの名前は、ししゆず、超特大。どれぐらい大きいかと言えば、次の通り。柿やリンゴと較べてみると、大きさがよくわかる。ちょっとビックリ。


食事が決め手

2005-11-24 21:23:43 | 料理
帰国後すぐに健康診断を受けた。そうしたら、コレステロールが前年よりも20%近く高い値になった。そのため、再検査ということに。先週の木曜日に採血して、今日は、その結果が分かる日、ドキドキしながら、待つ時間は長い。30分ほど待って、ようやく順番が来た。看護婦さんに呼ばれて、ドクターの前に行く。すると、コレステロールは3年間の中で一番低い値。??? 結局、半年間のベルギーでの食生活がコレステロール値を引き上げた原因ということだ。納得。肉、チーズ、ハムなどを多く摂取する食習慣はよくないということ。やはり健康には食事が決め手になるのだ。

帰国後すぐの健康診断で、あまり芳しくない結果が出たことで、栄養指導を受けることになってしまった。まあ、それもベルギーでのグルメでグルマンの食事の結果と受け止めるしかないか。

夕焼け子焼け

2005-11-23 12:01:46 | 時間
夕方4時になると、公園などにあるスピーカーから、夕焼け子焼けのメロディーが流れてくる。今の時分、その後しばらくすると、きれいな夕焼けが見えてくる。高台に登って、ルルといっしょに夕焼けを眺める。何気ない日々のなかの幸せなひととき。


夕焼け子焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
お手々つないで みなかえろ
からすといっしょに かえりましょ
子供がかえった あとからは
まあるい大きな お月さま
小鳥が夢を 見るころは
空にはきらきら おほしさま

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2006年10月31日
Bellfieldさんから、歌詞の間違いを教えていただきました。


夕焼け子焼け


夕焼小焼で 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
お手々つないで 皆かえろ
烏と一緒に かえりましょう

子どもが帰った 後からは
円い大きな お月さま
小鳥が夢を 見る頃は
空にはきらきら 金の星


シネマ・バトン

2005-11-22 14:29:58 | 時間
jyakuzuregawaさんからシネマ・バトンが回ってきました。書いてみることにします。

昨年、講演を聴いた山田洋次監督が、「暗闇の中で見知らぬ者が泣いたり、わらったりする。共感がそこにある。映画の醍醐味は、そこにある」と話していました。映画館で見る映画と、家で見るテレビやDVD、ビデオとの決定的な違いとは、そういうことなんだろうと思います。


1.初めて映画館でみた映画

東映の時代劇。大川橋蔵、片岡知恵蔵、東千代之助などが出てくる勧善懲悪のストーリーを三本立てぐらいで、父親とよく見に行った。幼稚園の頃。善が善として超越的に存在できた時代状況を反映していたと思う。いつでも安心して見ることができたし、そうした「ゆりかご」のなかで、人を信じる心が養われていったように思う。

2.最後に映画館でみた映画

誰も知らない(2004年8月16日)

切なくて、悲しくて、今の世相をよく表現した映画。母親に捨てられた兄弟3人。母親自体も社会から疎外されている。私たちの周囲に、誰も知らないままひっそりと生きている人がいる。そうした現実に気づくこと、そして、それに対して何らかのアクションを起こすことの大切さを訴えた映画だと思う。

3.心に残りつづける映画

エデンの東

高校生の頃に観て、大変感激した。原作(翻訳)を読み、その後、高校の図書館で聖書を借りて読んだ。多感な頃でとても影響を受けた映画。主題歌も大ヒットして、一年以上もベストテン番組の1位だった。世の中がまだゆっくりと回っていた。


4.愛する人とみたい映画

寅さんシリーズ。あるいは、学校シリーズ。どちらも山田洋次監督。「寅さん」は、おかしくて悲しくて、見ていて楽しい。「学校」は、自分の知らない世界がこの世の中に存在することを教えてくれる。


5.ホラー映画

怖いのは嫌いなので見ない。


6.バトンをお願いします。

誰か奇特な人がいたら、バトンを拾ってください。

木枯らし

2005-11-15 17:22:49 | 季節
3日ほど前に、この冬の木枯らし一号が吹いた。それから気温が低くなり、今日はコートを着たくなるような寒さ。八王子は都心よりも2、3度ほど低いので、寒さがちょっと堪える。明日から大学の暖房が入るという。

プラスチックゴミ

2005-11-13 20:25:50 | くらし
本日、町田市廃プラ施設問題を考える 八王子・相模原・多摩・町田市民の会の集会が、南大沢駅前の中郷公園で開かれた。3000人規模の集会だった。テレビ局もいくか取材に来ていたし、八王子市や町田市の市議会議員、東京都議会議員も何人か来ていた。

町田市が秘密裏に進めてきたプラスチックゴミの中間処理施設の計画が明るみに出たのは、つい最近のこと。先月、23日に町田市の説明会があったが、あまりの官僚的な答弁に呆れるとともに、怒りを感じた。

問題点はいくつかある。

プラスチックを圧縮する過程で、数百種類にも及ぶ有害物質が大気中に放出される。このことは、同様な施設が作られた杉並区において、化学種物質過敏症に悩まされ、健康を害した人が多数出たことからも明らかである。

これまでに町田市内の他の地域で建設計画があったが、2度とも反対運動によって建設ができなかった。同施設の安全性が疑われたわけである。

杉並区においては、半径6キロぐらいにわたって、さまざまな被害が出たという。杉並病と呼ばれている。今回の廃プラスチック処理施設のすぐ横には、中学校が建設される予定らしい。何ということだろうか。多数の住民が住んでいる地域に、このような危険性のある施設を近隣住民に対して十分な説明もなしに建設しようとする町田市のやり方には、憤りを感じる。それは、多くの人々が共に感じていることでもある。

同時に、私たちの生活のあり方を点検する必要もあるだろう。ゴミを多量に出す生活から、ゴミを出さない生活へ。私たちや子どもたちの未来のために、いかに行動するのか。それもまた、考えるべき大きな課題である。建設反対運動と生活改善運動。両者の統一が求められる。

そして多くの人に関心をもってもらいたいと願っている。まずは上記公式ブログを見てほしい。

建設予定地は、我が家から直線距離で700~800メートル。


包丁を研ぐ

2005-11-11 10:29:53 | 料理
ベルギーに持っていった包丁・関孫六を自宅でも使っている。ベルギーでも、簡易な包丁研ぎでときどき刃先を研いでいたのだが、料理のあとの始末が悪かったので、だいぶ錆びついてしまった。そこで、時間を見ては、その包丁を研いでいる。一回10分ほど。錆びもほとんど取れ、切れ味もよくなってきた。料理を作るだけでなく、道具を大切にする。その基本を改めて実感している日々。

閘門

2005-11-07 10:34:06 | 土地
4~6日、研究会の集会で三重県の長島温泉に行ってきた。長良川、木曽川、揖斐川に囲まれて、川の水面よりも低いところに人々が暮らしている輪中の土地である。伊勢湾台風のときには、大きな被害を被った。




木曽川と長良川が接するところに、閘門があった。二つの川の水位が異なるので、閘門を閉じたり開いたりして、水面の高さを調節し、船が運行できるようにする施設だ。






シジミ取りの船が行き来することもあるが、今では、大半はレジャーボートだという。平均すると一日に1艘とのこと。