こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

701 四月尽

2020-04-30 21:49:35 | 時間
今日で4月も終わり。あっという間という気もするし、長かったような気もする。週末にどこかに遠出するということもなく、月曜日から日曜日までが同じような感じで過ぎていった。

「今日は何曜日だった?」と思うことも少なくなく、曜日の感覚も、日にちの感覚も薄れていくような気がした。これがあとどれぐらい続くのか。先が読めない。

入学式も通常の授業もないままに、とりあえず2020年度の12分の1が、今日で終わった。

702 顔を見るとホッとする経験

2020-04-29 23:08:21 | 生き方
メールは文字で用件を伝える。便利な手段だが、ときに、思いが伝わらないもどかしさを感じるときがある。

スカイプやラインで顔を見ながら話をすると、ホッとするのはなぜだろう。会って話すという行為に近いからなのだろうか。

電話とはまた違う何かが、そこにはある。その感覚はとても面白いと感じる。

703 北からの風と雷

2020-04-28 20:55:11 | 自然
ゴールデンウィークも近いというのに、気温が上がらない日が続く。風は北から吹いてきて、雷も鳴ったりする。

4月下旬にしては涼しい日は、ヨーロッパを思い出させる。北海からの冷たい風が、大地を通り過ぎていく。

明日からは気温が高くなり、明後日は夏日だという。今年のゴールデンウィークはどこにも出かけず、家にいることになる。

散歩のルートを新たに開発することが必要になるだろう。そこに何があるのか、楽しみにしながら。

704 スカイプ会議

2020-04-27 21:53:32 | 生き方
このところ、スカイプを使って論文指導や共同研究の会議をおこなっている。何事も回数を重ねることで上達する。スカイプというオンラインの会合も、また同じ。画面を共有したり、記録をメモ帳に打ち込んだり、横に置いたiPadで資料を見たり。パソコンに向かって話しながら、いろいろなことが同時にできるようになってきた。物理的に同じ空間を共有するということができない今、スカイプは同じ時間を共有するための道具として機能している。

705 この先が見えないということ

2020-04-26 21:40:19 | 時間
新型コロナウィルスの感染拡大が続いている。急速に拡大しているのか、徐々に拡大しているのか。発表された感染者数の数値だけ聞いているだけでは、判断することができない。2週間前の対処が、数字に表れると言われている。それもまた、判断が難しい要因となっている。

これから先、感染が収束するのか、それとも、このまま続いていくか。それもまた分からない。こうして先が見えないなかで、不安も募っていく。

改めて考えてみると、未来というのは、未だに来ない先々のことであり、分からない部分が多いものだ。もしも未来が完全に分かったとした、人生は分かり切ったレールの上をひたすら歩いて行くだけの味気ないものになるだけだろう。

今私たちに分かっているのは、このような状況のもとで、これから先、私たちのこれまでの生き方が確実に変わっていくということだ。その方向が吉となるように、自分の足元をしっかりと見つめることが大事である。この先の人生を歩いて行くときに頼るになるのは、自分の足なのだから。

706 書に親しむ

2020-04-25 22:17:59 | 書道
こんな時だからこそ、心を落ち着けて書に親しむ。

「十年帰不得」
十年帰ることを得ず。

日本でも世界でも、故郷を離れて暮らしている人々が大勢いる。日本では、震災や原発事故で家を失い、今でも避難生活を送っている人々がいる。世界に目を転じれば、戦争や民族対立で、祖国を離れざるを得ない人々がいる。そうした人々の望郷の思いを浮かべつつ、書に親しむ。


707 目が欲しくなる

2020-04-24 21:16:14 | くらし
レジで精算を終えた人たちが話をしている。自分の買った品物をトートバッグに詰めていると、会話が聞こえてくる。耳に栓はできない。

「見てると、ついつい買ってしまう。目が欲しくなるから」。

その気持ちは痛いほどよくわかる。図書館も映画館も営業を停止していて、行くことができるのは、公園かスーパーマーケットぐらい。公園のベンチに座って、野鳥の声を聞くのもいいが、ときにはスーパーにも行ってみたいと思う。

スーパーの陳列棚を見るのが、楽しいことだと思ったのは、今回の状況以来だ。見るもの見るもの欲しくなってくる。「目が欲しくなる」のだ。そういう気持ちは抑えきれない。スーパーに行けばそうなるのは分かっているので、買い物に行かないのが一番ということだ。

買い物に行くか、行かないか、それが問題だ。ちょっとオーバーかもしれないが、気をつけねば。

708 空想の旅

2020-04-23 23:26:32 | 生き方
大学生の頃、時間はあっても、お金の余裕がなくて旅行に出かけることはできなかった。

そして、今。時間はあるが、新型コロナウィルス感染拡大を予防するために旅行に出かけることができない。

そこで空想の旅に出る。楽しかった思い出を振り返る旅。行ったことのない土地を巡る旅。

そうした旅ならば、自由気ままにどこへでも行けるし、ウィルスとも無縁だ。

さてと、今日はどこへ行ってみようか。どんなことが待ち受けているのか、楽しみだ。

710 自転車に乗って

2020-04-21 22:54:05 | 時間
初めて自転車に乗れるようになったのは、中学1年のとき。その当時やっていた部活で帰りが遅くなるときがあり、自転車で学校へ行くことが許された。そのときに自転車に乗る練習をしたのだが、かなり痛い思いをしながら、やっと乗りこなせるようになったのを覚えている。

今ではほとんど自転車に乗ることはないが、それでも身体は自転車の乗り方を覚えている。心理学で言うところの手続き的記憶である。街を走っている自動車も少ない今、自転車に乗ってふらりと小旅行するのもいいかもしれない。

711 ネット教育

2020-04-20 22:31:45 | 教育
小学生から大学生まで、対面授業からネットを利用した授業へと、教育の方法がガラリと変わった。

ちょっと前に、デジタル・デバイドという言葉がよく使われた。家庭の経済状況によって、パソコンなどのデジタル情報機器の所有率に格差があり、それが子どもの学習にも影響することを意味する。

学校に行かずに家庭で授業を受けるには、Wi-Fiなどのネット環境が必要になるが、全世帯でそれが揃っているというわけではない。スマホを利用するという手もあるが、小学生が専用のスマホを持っているとは限らない。というよりも、持っていない小学生の方が多いだろう。

そんなふうに考えてみると、ネットでの授業が主流になれば、デジタル・デバイドはさらに激しくなるだろう。それは、子どもだけではなく、大学生も同じ。スマホとPCでは、同じ授業を受けるにしても、その効果や効率は随分と違うと考えられる。

こうしたことから、授業を受ける児童生徒・学生の実態を正確にとらえ、必要なサポート体制を整えることが求められる。

712 約束

2020-04-19 21:01:58 | 時間
緊急事態宣言が出された今月6日以降、面と向かって人と会って話すという機会が皆無になった。その代わりに利用しているのがスカイプだ。ZoomとかWebexとかもあるようだが、新しいものを使いこなすようになるのは時間がかかる。そこで、これまでも使っていたスカイプを活用。小人数で話し合うのは、これで十分だ。週2、3回のペースで、パソコンの画面の向こうにいる誰かと話をしている。

先日、約束の時間を間違えていて、約束していた会合ができなかったことがある。間違えに気づいて、慌ててメールやチャットで連絡を取ろうとしたが、時すでに遅し。その日の会合は流れてしまった。

約束というのは、未来のある時点で、お互いがお互いを「拘束」するということ。未来の時間を互いに共有するというのが、約束の本質的な意味だといえよう。

面と向かって会う約束も、ネット上で会う約束も、質的には大きな違いはない。その時間に遅れてしまえば、相手はどこかにいってしまうのだ。

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#何気ない日常


713 雨のち晴れ

2020-04-18 22:14:14 | 生き方
朝の3時から激しく降っていた雨が、昼の3時には上がった。青空も見えてきたので、外に出た。気持ちがいい。

このところ、車もめっきり少なくなった。空気もよくなったような気がする。世界中が、雨のち晴れ、となるか。

714 ソーシャル・ディスタンス(social distance9

2020-04-17 23:28:49 | 生き方
スーパー・マーケットのレジに、店員とお客の間を隔てる透明な板が設置されるようになった。レジでは、近距離でやりとりをするので、飛沫感染を防ぐという意味があるようだ。透明なので、相手の顔は見えるし、これまでとあまり変わらないようにも思えるが、店員と客との間の関係性は、、j従来とは質的に大きく異なるものになってしまった。

人と人との距離が近いと、飛沫感染のリスクが高くなるということから、レジに並ぶ列にも等間隔でシールが貼られていて、1メートル半ぐらいの間を空けて並ぶようにがなっている。座るときも同じ。椅子と椅子の間隔が離して置いてあったりする。

こんなふうに人と人との距離が物理的に離れる状況が続くと、心理的にもだんだんと人を遠ざけるようになっていくものだ。散歩をしているときに、向こうから知らない人が歩いてくると、何となく互いに避けてしまうことも少なくない。

ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)が広く;遠くなっていくことが人間性に及ぼす影響は、まだ始まったばかりだ。心理学者としては、注視していかないといけない点である。

715 料理は一日にしてならず

2020-04-16 21:57:02 | 生き方
緊急事態宣言が全国に適用されるようだ。そうすると、全国的に、自粛の日々が、5月の連休まで続くことになる。そこで問題になるのは、家での過ごし方だ。

人間生きていくうえで、朝昼晩と三食の食事は欠かせない。普段であれば、朝、家を出て、そして夜、家に帰る。そうした生活パターンを送っている家族メンバーがいる。ところが、在宅勤務やテレワークということになれば、家族が一日中家にいることになる。必然的に、朝昼晩の食事を家庭内ですることになる。

家族メンバー全員の三食の食材を揃えるというのは、それはそれで大変なこと。同時に、問題になるのは、誰がそれを調理するのかということだ。家族4人がいたとして、交替で食事当番を務めるならば、それはいいかもしれない。だが、現実はどうか。仕事はできるが、食事は作れない、食べるだけのメンバーが一人いるとしたら。さらに、それが二人、三人だったとしたら。

いま、どんなことが家庭のなかでおこっているのか。 そういうとkろまで気を配って、対応策を考えないと、正解中のどこかでマグマが一気に爆発するかも。料理は一日にしてならず。とにかく練習しようじゃないか。

という私は、毎日一食は作っていますよ。このブログを始めたルーヴァンでの半年の自炊生活で、料理の楽しさに目覚めたのが幸いしています。