こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

将来の夢

2005-04-10 22:39:29 | 希望
小学6年生のとき、将来は医者になりたいと思っていたことがある。国語の教科書に出てきたパスツールに影響を受けたらしい。そんな夢を抱いていたことをずっと忘れていたのだが、あるときたまたま出てきた文集を見つけて、そういう夢をもっていたのだと改めて感じたものだった。このエピソードは、希望の心理学の第2章で紹介してある。

子どもの頃の夢は、たわいもないものかもしれない。しかし、夢をもつとは、未来に何かを賭けることだと思う。夢には、生きるエネルギーのようなものがたくさんつまっているのだと思う。

教育学者の子安潤さんが、小学生の興味深い教育実践を紹介している。教室で子どもたちに、「1.自分の好きなこと2.自分の失敗・成功の経験、3.将来の夢」をカードに書いてもらい、その後に、誰がどのカードを書いたのか当てるゲームだ。名づけて「私だけが知っている」。詳細は、こちらで

確かに、それぞれの子どもの夢には個性が反映されている。また、お互いの夢や好きなことなどを知るのは、とても大切なことだ。子どもたちが、面白がっている様子が目に浮かぶようだ。もしかすると、大学生でも、こうした「ゲーム」が意味を持つかもしれないなどと思ったりした。


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葬儀と結婚式

2005-04-10 00:49:02 | 時間
昨日はローマ法王、ヨハネ・パウロ2世のお葬式。CNNもBBCも、朝からずっとその映像を流していた。ローマ市内に集まった弔問客は500万人というから、ものすごい数だ。

そして、今日はイギリスのチャールズ皇太子の結婚式。元々は8日に予定してあったのが、法王の葬儀と重なるので一日延期された。今日のニュースは、ずっとその映像ばかり。ウィンザーの公会堂の周囲には、大勢の人が集まっていた。

葬儀と結婚式。どちらも人生のなかで、大切な出来事だ。世界中が注目するような葬儀と結婚式が連続したのも何かの偶然なのか。「人生って、こんなふうに、あれこれあるものなのだな」と思わずにいられない。

じごくのそうべえは死に損なったけど無事に生き返り、ダスティン・ホフマンはキャサリン・ロスを結婚式の途中で奪っていく。現実には、そんなことは滅多にあり得ないかもしれないけれど、そんなハプニングを内包しているのが人生というものだろう。