今回、宮城県の観光地である松島に行き、島の中には人が橋を渡っていける島があることを知りました。前回ご紹介した、福浦島も福浦橋という有料の橋を渡って行くことができます。雄島も橋が有り、行くことができます。
雄島へ行く道に標示看板が有りました。
「立ち帰り またも来てみん 松島や 雄島のとまや 浪にあらすな」という短歌を藤原俊成が詠み、新古今和歌集にあること。雄島は瑞巌寺とゆかりが深く、古くから諸国から集った僧侶や巡礼の人が修行した場所であること。12世紀の初め見仏上人が妙覚庵を建立したこと。十三世紀末に頼賢がこれを継いだこと等が書かれています。
この看板の横にある建物には、東日本大震災の津波被害を示す表示が付けられていました。
1.5m以上の津波が、この松島の雄島にも押し寄せたようです。
切通しの道を進みました。いかにも修行の場にふさわしい景観です。
切通しを抜けると、素晴らしい景観が目に入りました。
橋と雄島が美しいです。
橋にかかると雄島の向こうの島が見えます。ちょうど女の子達が砂浜で、ごみ拾いをしていました。トップの写真です。若さに溢れた良い写真が撮れたと思います。今年のベストショットかもしれません。
雄島からの眺めは本当に美しかったです。私が想像していた以上のものでした。
古くからの修行の場だったとのことでしたが、1285年(弘安八年)の板碑が有りました。
そして、標示看板で知った頼賢の偉業を讃える碑も島の南に有りました。
1307年(徳治2年)に頼賢の弟子達が、その偉業を讃えるために設置したようです。頼賢の碑は、国指定の重要文化財になっています。
観光船で見る松島よりも、この雄島の方が美しいなと私は思いました。
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