6月23日(土)、那覇空港には17時少し前に着きました。

何とも言えない城壁の稜線を眺めながら、首里城に近づいていきます。


これまで見てきた城の城壁とは異なります。やはり琉球王朝の独自の文化だからでしょうか。

遺跡の石垣と復元された石垣を示す所がありました。


使われている石は、何だか大谷石(凝灰岩)のようだなと思いましたが、石灰岩だそうです。風化が進むと丸みを帯び、独特の味わいになるようです。土木屋のせいか、やけに石垣ばかりになってしまいました。
首里城は1429年から1879年まで存続した琉球王朝の政治・文化の中心でした。中国の支配下にありながら、薩摩藩や江戸幕府にも従属するという特殊な移置で、独特の文化を開花させました。内郭と外郭からなっています。内郭は15世紀初期にできたそうです。外郭は16世紀中期だそうです。


首里城公園の入口に守礼門があります。

2000円札(沖縄では流通していると聞いていましたが、今回、どこでもお目にかかりませんでした

そして、歓會門です。

こちらは、1477年~1500年頃造られたそうです。現在のものは、昭和49年に復元されています。
そして、正殿が現れます。


正殿には、王が座る玉座、うさすか(御差床)があります。

建築物も中国的ですが、うさすか(御差床)はかなり中国的です。

最後は城の外にある円鑑池と弁財天堂です。昭和43年に復元されています。


円鑑池は人工の池だそうです。美しいです。しかし、かなり中国的な景観です。
2000年12月、「琉球王国グスク及び関連遺産群」が日本で11番目の世界遺産の文化遺産に認定されました。
