しなしなの記録

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沖縄戦で破壊された首里城ですが、復元され、今は世界遺産の文化遺産となっています

2012-07-05 20:13:27 | Weblog

 6月23日(土)、那覇空港には17時少し前に着きました。那覇空港内郵便局に行ったあと、時間があるので、首里城を見に行きました。夏至近くですので、暗くなるには相当時間があります。

 何とも言えない城壁の稜線を眺めながら、首里城に近づいていきます。

 

 これまで見てきた城の城壁とは異なります。やはり琉球王朝の独自の文化だからでしょうか。

 

 遺跡の石垣と復元された石垣を示す所がありました。

 

 使われている石は、何だか大谷石(凝灰岩)のようだなと思いましたが、石灰岩だそうです。風化が進むと丸みを帯び、独特の味わいになるようです。土木屋のせいか、やけに石垣ばかりになってしまいました。

 首里城は1429年から1879年まで存続した琉球王朝の政治・文化の中心でした。中国の支配下にありながら、薩摩藩や江戸幕府にも従属するという特殊な移置で、独特の文化を開花させました。内郭と外郭からなっています。内郭は15世紀初期にできたそうです。外郭は16世紀中期だそうです。1930年に大修理が行われましたが、残念ながら、1945年の沖縄戦で焼失しました。

 首里城公園の入口に守礼門があります。トップの写真です。

 2000円札(沖縄では流通していると聞いていましたが、今回、どこでもお目にかかりませんでした)に描かれています。1527~55年に建造されたそうです。現在のものは、昭和33年に復元されています。

 そして、歓會門です。

 

 こちらは、1477年~1500年頃造られたそうです。現在のものは、昭和49年に復元されています。

 そして、正殿が現れます。こちらは平成4年に復元されています。

 

 正殿には、王が座る玉座、うさすか(御差床)があります。

 

 建築物も中国的ですが、うさすか(御差床)はかなり中国的です。北海道の函館市の関帝廟(中華会館)の中を見た時の印象と同じです。

 最後は城の外にある円鑑池と弁財天堂です。昭和43年に復元されています。

 

 円鑑池は人工の池だそうです。美しいです。しかし、かなり中国的な景観です。

 2000年12月、「琉球王国グスク及び関連遺産群」が日本で11番目の世界遺産の文化遺産に認定されました。首里城跡はその筆頭です。
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