札幌市内を流れる豊平川では、札幌市さけ科学館が9月16日(水)に帰ってきたサケの第一号を確認しています。
21日(月)には第二号も捕獲しています。ともに札幌市さけ科学館が放流したサケだそうです。トップの写真は南1条橋からの豊平川です。
豊平川では、放流魚だけではなく、自然生まれのサケも多くいます。その割合について、札幌市さけ科学館では調査を行っています。昨年では、7割が自然産卵、3割が放流魚という割合になっているそうです。
調査結果が確定するのは2011年の回帰までかかるようです。
サケが産卵するのは、川床から伏流水や湧き水が供給されている所を好むそうです。新鮮な酸素が供給される。これらの水は水温がほぼ一定であり、9月には川の水温が高く、冷水を好むサケはそこに、逆に12月には川の水温が低く、暖かい水の流れる所を産卵場所にしていると考えられています。
豊平川でも同様のようです。
豊平川の伏流水を好むのはサケだけではありません。トップの写真に「千歳鶴」の文字が写っています。札幌の地酒メーカー、日本清酒株式会社も酒造りの仕込水に、豊平川の伏流水を使用しています。
同社の酒ミュージアムで、この水を味わうことができます。



地下150mから汲み上げて、酒造りに使用しています。水は生ぬるく感じました。味はたいへんまろやかで、優しいです。
札幌市は豊平川の扇状地に築かれています。札幌市内には元々、アイヌ語で「メム」と呼ばれる泉が数多くあり、そのメムのある所に街が創られました。飲料水の確保のためでしょう。
サケと酒造り、そして人々の生活と豊平川は密接な関係があります。やはり豊平川は、札幌の母なる川だなと思います。


豊平川では、放流魚だけではなく、自然生まれのサケも多くいます。その割合について、札幌市さけ科学館では調査を行っています。昨年では、7割が自然産卵、3割が放流魚という割合になっているそうです。

サケが産卵するのは、川床から伏流水や湧き水が供給されている所を好むそうです。新鮮な酸素が供給される。これらの水は水温がほぼ一定であり、9月には川の水温が高く、冷水を好むサケはそこに、逆に12月には川の水温が低く、暖かい水の流れる所を産卵場所にしていると考えられています。

豊平川の伏流水を好むのはサケだけではありません。トップの写真に「千歳鶴」の文字が写っています。札幌の地酒メーカー、日本清酒株式会社も酒造りの仕込水に、豊平川の伏流水を使用しています。




地下150mから汲み上げて、酒造りに使用しています。水は生ぬるく感じました。味はたいへんまろやかで、優しいです。

札幌市は豊平川の扇状地に築かれています。札幌市内には元々、アイヌ語で「メム」と呼ばれる泉が数多くあり、そのメムのある所に街が創られました。飲料水の確保のためでしょう。

サケと酒造り、そして人々の生活と豊平川は密接な関係があります。やはり豊平川は、札幌の母なる川だなと思います。