カンボジア日記  ゆめきの日々

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2013-12-23 05:02:21 | 予てからの記述
プノンペンに於ける政治集会と政治街頭デモの話

プノンペンにある公園で、ティ・リエン・プロチィア・パタパイ=通称プロチィア・パタパイ。
※正式名称を発声することは無く、プロチィア・パタパイが一般発声語句です。
(クマエ語発声は、パタパイのパイのパの部分をとても小さく発生するのですが、日本語発声音には無いと思いますので聞き取りにくいはずと思います)
※英語では、freedom-park と言いますけれど、当地はクマエ語でしか発声しませんので、英語名は外国人専用の語彙となりますので通じないのが大多数。
ワット・プノン近くの、CNRPの政治集会が開催されている公園です。

プノンペンでは、連日政治集会が開催されまして、午後の時間には街場に繰り出す政治行進デモも連日行われています。
【無許可の街頭行進デモ】
※日に三度の食事配当がされているので、子供連れの人々が常時公園内外周辺には1,000人程度はおり、デモに参加しない人たちも数多く居ます。
※連日のデモに参加し、足が痛いとかの体調不良で公園内に留まっている人達です・・・地方からの参加者の荷物を監視している人等・その他多数。
(サムレンシーも、21日のデモの時には足が痛いので今日はトュクトュクで行くとの話をしていましたね)
デモの開始時間とデモが通る道筋を予測する事は、許可された内容のデモの場合でも予告通りに実施されるのは少ないはずですから、此の不明な領域を予想する事は通常困難でして、公園内に参集する人々でも実施されるデモの予測は困難ですから、皆勝手に今日はこっちからデモが出ると思い、めいめいが勝手に並んでいるのが現状です。
ですから、前回の参加デモの時には、早く到着し公園に並んだ時には先頭と思いきや、デモ隊が出るときにはデモ隊の殿に位置する状況になったりしまして、一言先頭に追い付くのに大変でした・・・記述済
※デモ隊の出る方向が発表される場合と無い場合があるし、参集する人々で柔軟にデモの道筋が変化するので、当日その時にはしか不明と記述しています。
(関係者だけには通知されていると思いますが、デモ参集者は最初に出発するデモ隊の旗を目印に後に続く感じですね)
※いずれは改善される話と思いますが、現状の状況でも誰も不平不満はありません。


デモの継続性

継続してデモが開催されるはずですし、街頭デモも連日実地されるはずです。
勿論、CNRPの所持する資金と参集する人々の人数で変化が考えられますが、現状に変化の兆しは無いので無許可デモですが連日実行されるはずです。
ただ、現政権側のCPPおよびフンセン総理が苦言を何度もテレビ公表というか発表していますから、この部分が不明な領域です。
理由
フンセン総理は、何があっても再選挙は行わないはずですし、選挙直後に政治的要求のあった議席に対する応分の閣僚人事に対する要求も妥協せずに全て拒否してきましたし、後の要求も全て拒絶する選択肢しか考えられません。
街頭デモは、中国語表現ですと「集団的抗議示威行動」となりますので、日本語的受け止め方と当地の現状とはかけ離れた漢字での表現ですので誤解しやすい部分もありますが、錯誤なさらないように願います。
(平たく説明しますと、同一の漢字表現でも中国語での意味と日本語での意味が異なる場合もあるという事です・・・単なる無知ですが、この点を同一視する日本人が大多数)
※現実には、連日平穏なデモになっています。
しかし、対する現政権の反応は厳しく、フンセン総理が右手人差し指で指し示しながら苦言を呈するようになりましたから、将来は治安当局が連日継続されているデモに対する何らかの法的規制が行われるはずです。
★私は、以前から選挙のたびに半年程度は「侃侃諤諤」の悶着が繰り返されてきたと記述しています通りで、今回もこの例に倣った政治無許可デモですが、要はフンセン総理から指し示される苦言に対して、現政権影響下にある刑部と軍部の対応次第と思います。
(軍部=軍隊 刑部=検察・警察・司法・・・古代中国語での表現方法)
結論
どのような規模の悶着に発展するかは、治安当局の任意と解釈します。
だだし、当地の治安当局者は、政敵と目される人物に的を絞っての取り締まりですから、一気に本人を逮捕する手段が過去に採用されてました。
★★フンセン総理は政治家ですから常に用意周到でして、現段階では苦言を呈しても自ら何らかの指示はしないはずです。
現段階では、外国の意向を気にしながらの状況に変化はありませんので、相当の日時をかけて外国の説得という根回しになるはずと思いますが、治安当局からの突発的事態は考えられます。
ただし、状況によっては外国から問題提起される場合もあり得るので、自己の主張する苦言に対しての対応した人物に処罰せねばならない事態は説明がつかない事になり、CPP内での求心力が著しく損なわれかねません。
★★★
其処で取り策は、暫く様子見となるはずですので、この点を見据えたCNRPの政治街頭デモが連日行われているという事になります。


デモの参加者の話

現政権側の指示により、治安当局によるデモ隊への無差別銃撃かの可能性が話されるようになりましたが、田舎から来ている年配のデモ参加者は、何にもしゃべらずに歩いているだけなので撃たれることは無いよときっぱり言い切っています。
この意味は、余計な事をしゃべらずに歩いているだけなら、何ら危害を加える理由が無い話なので治安当局は何もしないはずと考えるのが妥当で、ともかく治安当局に逆らわない。

CNRPの対応
デモ隊が移動する前に、事前に人員が配置され交通整理をCNRPの関係者が積極果敢に取り組んでいましたので交差点ごとの移動がスムーズだったのですが、警察官が関与している交差点は警察官の任意による交通整理なので、デモ隊が途中で千切れたり、CNRPのメンバーに交通整理を行わせないので交差点ごとで右往左往する光景が見られるようになりました。
交通整理を行う警察官の陣容が相対的に少なすぎるので、交差点全体を掌握しきれないので交通整理がままならないという事ですが、無届デモなので一方的には批判できないです。
※無届デモと言う解釈は問題ありと思いますが、デモ申請をしても必ず却下されるというか否定されるのでは、無許可デモにならざろう得ない事も事実です。
(言葉の表現は、無許可デモ表現でも無届デモ表現でもどちらでもいいですけれど、簡単に書くと許可の裁定がされないデモ申請ですので双方に問答無用の領域です)

決定
暫くは、連日デモが開催され、毎日かなりの市内渋滞が予測される。
治安当局による市民への発砲については、過激的行動が無ければ現場警察官も発砲しないはずなので、現状のままが暫くは繰り返される。
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