イスラミック・ブルー

スペイン、エジプト、イラン、トルコ、チュニジアへ、イスラミックな旅へ。
スペイン/地中海レストランガイド

青い国、チュニジアへ

2009-03-18 23:31:17 | チュニジア編

 行方をくらまして、
 しばし青い国を満喫。
 旅先からはお手紙。これに尽きる。
 海外携帯の番号を知っているのは、異国の友達だけ。
 私はどこでしょう。
 いつかえるのでしょう?
 いつ、どこへ…?
 遺跡に鳴り響く携帯電話のメロディが懐かしいのは、
 それが、全部エジプトからなのか?

 「アロー?アッサラーマ・アレイコム(もしもし、あなたに平安あれ)」
 電話を取った私の返事に、人々が振り返る。

 「アフバラク・エー?アンタ・クワイエス?(お元気ですか、あなたに問題はありませんか?」
 と、人に会った時、電話の最初のお決まりの文句が続くと、すれ違う人は立ち止まり、電話が終わるのを待っている。

 「あなた、エジプトから来たのね!東の方の人に見えるけど、だいぶ近いわ!」と、話しかけられる。
 アラビア語は国によってそれぞれ口語がある。
 話すとどこの出身かがすぐわかってしまう。
 私のアラビア語はエジプト方言。
 「パパか、ママがエジプト人なのね!」と、よく言われた。
 「私の血は全部、日本の血よ」と答えると、「はっはっは。その言い方がエジプト人みたいですよ!では、ご主人がエジプトの方なのですね」と、私が単なる日本からの観光客であることを誰も認めてくれない。
 ダンマ・ハヒーフ(血が軽い)と、エジプト人は私に言う。
 「気さくないい人」と言った意味であるが、この言い方、チュニジアにはないようである。

 アラビア語とフランス語が公用語の国。
 町の中はフランス語が溢れかえっている。
 私にはちんぷんかんぷん。
 レストランでアラビア語のメニューがないとさあ大変!
 もっとも、お料理もフランス料理。
 アラビア語で注文するよりも、フランス語で注文できたらなんていいでしょう!

 ボンジュールな国で、やくざなエジプト方言を武器に歩き廻る謎の東洋人。

 地中海を満喫してきた旅の香りをお届けします…

 

 

 

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