ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

妙高・火打山(2461.8m)~妙高山(2454m)

2014年07月16日 | 山歩き
2014年7月12日(土)~13日(日)

今回は、今シーズン初テントと言うことで、まったりゆったり行きたいというリクエストにより、
そろそろ花も咲き始めるであろう、妙高へ行ってみた。
昨年5月と今年4月に火打に行ったが、諸般の事情でピークを踏めなかったというのもある。
このルートは、20年近く前に単独テント泊で行って以来である。

第1日目

天候:晴れ時々曇り

まだシーズン早いのか、笹ヶ峰の駐車場はそんなに混でいなかった。


野営場駐車場


登山口駐車場

登山口駐車場は、すでに満杯であった。
準備して、出発。


登山口入口

ブナと白樺などの広葉樹林の森林浴。



最初は木道のこんな所を行きます。
1Pで、黒沢橋。
今年の4月と比較写真を掲載してみました。

 
黒沢橋

4月は、少し下流からです。だいぶ埋まっていますね~
ここで一本入れてから、十二曲りを行きます。


十二曲りカーブ標識

木製の階段など整備されて随分と歩きやすくなっていました。
春は、すっかり看板も周りの藪も埋まっています。
一登りで十二曲り上の尾根に到着。

 
十二曲り看板

この先、尾根上を行きます。


ゴゼンタチバナ

そろそろ花がお目見え。


ムラサキヤシオ

そして、大好きな花の登場。今後いっぱい咲いていた。


キヌガサソウ

可憐ですね~



日陰には少し雪も残っていました。暑くなってきたので、涼しげでいいですね。


黒沢岳

黒沢岳が見えてくると、富士見平はもうすぐ。
この辺、雪の季節は、低木も隠れ景色もいいですが、この時期は低木に覆われています。
黒沢岳のトラバースを行くと、いよいよ火打山、影火打、焼山も見えてきます。

 

ほぼ同じ位置から撮っています。


オオバミゾホオズキ?

トラバースして少し下って高谷池ヒュッテ到着。


高谷池ヒュッテ

テン場はすでに8張りほどありました。
まだ、雪が残っており、乾いたところはすでになく、小屋でスコップ借りて雪整地してテント張る。
残雪あり場所が悪いとのことで、1人100円と格安。
腹こしらえして、火打山頂へ。

 
高谷池と火打山

少し角度違いますが、池もすっかり埋まっています。

高谷池の木道を行くと、キヌガサソウがたくさん。


キヌガサソウ


ミズバショウ


キヌガサソウ

どんだけキヌガサソウ好きやねんという感じですが、あしからず。


高谷池と黒沢岳

高谷池から一段上がると残雪豊富に。




イワカガミとイワイチョウ、ハクサンコザクラ

高層湿原は花が綺麗でいいですね~
丸い葉っぱで白い花は、イワイチョウでしょうか。
紫のハクサンコザクラも多く群生しています。


天狗ノ庭と火打山


ミズバショウ


ツマトリソウ


カラマツソウ

葉っぱからするとカラマツソウですかね。この他、モミジカラマツ、ミヤマカラマツとありますが、葉っぱで見分けます。


ベニバナイチヤクソウ


モミジカラマツ

天狗ノ庭からの斜面にも花が多くあります。

 
天狗ノ庭と妙高山

ほぼ同じ位置からの春との比較写真。


ヤマオダマキ


ミヤマタンポポ


ミネサクラ


雷鳥平から火打山

段々と近づいてきました。


ミヤマキンポウゲ

4月に来た場所まで来ました。


山頂方面

途中、雪渓を登って一登りで山頂です。


火打山山頂

大展望です。


焼山と北面台地その奥に昼闇山


北面台地下部


右から焼山、雨飾山、金山、天狗原山、その奥に白馬連峰と栂海新道方面


空沢尾根と鉾ヶ岳


山頂2


妙高山と三田原山

大展望を楽しんでから下ります。
お宝もチラホラ。。。


ミヤマキンポウゲの群落と妙高山


再び天狗ノ庭から火打山


イワイチョウ


高谷池とテン場

帰ってきたら随分とテントも増えていた。本日のお泊まり18張り。
隣りにデカテントと単独の方が張られ、囲まれてしまった。
デカテントは予想通り、うるさかった様だ。
私は、いつでもどこでも爆睡であるが。。。(笑)


第2日目

天候:曇りのち時々雨

この日は、天候はあまり良くない。ちょっと不安定な様だ。
こんな時は、早めの行動。
3時起床。飯食べて4時半には出発。


高谷池と火打山

夜明け直後であるが、雲も厚い。
黒沢池に向け出発。途中、茶臼山を通り黒沢池ヒュッテへ。


茶臼山


妙高山と大倉山、黒沢池ヒュッテ


黒沢池ヒュッテ

丸っこい小屋が見えてきた。



ここにもいつか泊まってみたい。
一休みして、荷物デポって妙高山へ。


キヌガサソウ

キヌガサソウもいっぱい咲いていたが、サンカヨウも多く咲いていた。


大倉乗越から妙高山

外輪山の一部の大倉乗越についた。妙高山も近づく。


火打山方面


妙高山


長助池

大倉乗越から少し下って、トラバース気味に行くと雪渓。それを渡って、沢状の雪渓を登る。



ここからえらい急登。
頑張っていくと、暗めのルンゼから明るいダケカンバの林へ。
少しで稜線に出る。



たまにパラパラ来るが、それほどでもない。


山頂稜線北方面

途中野尻湖も見えてきた。


野尻湖方面

祠があるところを少しで三角点のある山頂だ。





山頂

山頂は、2445.9mで、その少し南の妙高大神が最高点だ。


妙高大神


山頂方面

ガスもたまにかかるが、白馬連峰もまだ見えていた。
降ってきそうなので、早々に戻ることにする。


シャクナゲ

黒沢池ヒュッテに戻る頃には、たまに来るパラパラ雨もシトシトと降り出した。
パッキングし直して、黒沢池へ。


黒沢池


ハクサンコザクラ


ミツバオウレン


ワタスゲとチングルマ


黒沢源頭方面


ワタスゲ

ワタスゲが綺麗であった。
湿原は風の通りがいいので、雨風あったが富士見平へのトラバースの樹林に入ると落ち着いた。
あとは来た道を下る。
14時に笹ヶ峰着。
久々に苗名の湯に入って、ミサで味噌ラーメンいただき帰路につく。

妙高山加えるとガッツリ山行になる。
マッタリなら妙高山省いて、黒沢池経由がいいかもしれない。
テント泊の初級編にはいい場所である。
あと、高層湿原の山はいつ行っても癒やされるのであった。













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