ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア北部・乗鞍岳(2436.7m)

2015年04月30日 | BCスキー
2015年4月27日(月)

天候:晴れ

これまで、20日の休み以外で久々のお休みである(←下界のお仕事)
20日は雨でどこへも行けなかったので、山は実に25日ぶり。
体鈍っているので、機械力使ってトレがてら行く。
朝に仕事終わってその足で栂池スキー場へ。
さすが平日である。ガラガラ。
ゴンドラとロープウェイ乗り継いで自然園へ。しめて1920円だったか。



左尾根を上がる。縦溝があるが雪が緩んでいるので問題なし。


天狗原斜面


天狗原斜面その2


天狗原から白馬三山、唐松岳など

稜線はどこも雪解け早い。大雪渓などはまだまだありそうである。
天狗原の祠のところで一本入れる。


はくのり斜面

天狗原もだいぶ樹が出てきた。祠周辺は雪なし。
はくのり斜面も縦溝あるが下から見て右斜面は皆さん滑って熟れてきている。
程なく、はくのり山頂台地へ。三角点のある所は手前でスキー脱いで、夏道行く。


乗鞍岳三角点


上から見た天狗原

あとはザラメの斜面を大回転かまして、天狗原を直滑降でこなし、成城大小屋に出る。
ここで知人と会う。
あとは、林道行ってゲレンデを行く。


ゲレンデ途中にある看板

ここから自己責任で中間駅へ。中間駅からは無料で乗車出来る。
久々で足パンパンになったが、いい運動となった。


信州北部(関田)・鍋倉山(1289m)2回目

2015年04月07日 | BCスキー
2015年4月2日(木)

天候:ピーカン

当初この日は、4月の貴重な休みであったが、諸般の事情により昼仕事へ。
ということで、3月に続いて2回目の鍋倉山にご来光山行に出かけた。
飯山のすき家で腹ごしらえをして、温井を3時半出発。
前回に比べ、気温も高く雪もグサグサ。量は、少し減ったかなくらいである。
あっという間に小屋に着き、そのまま尾根に取り付く。
杉が出てくる辺りで明るくなる。随分、夜明けも早くなった。



千曲川にかかる川霧が綺麗である。
一休みしてから、陽が上がる前にもう少し上に行きたい。
ちょうど、ブナの台地に乗った所でご来光。





越後三山方面から陽が上がってきた。



ブナの木にも陽が当たる。しばし、写真撮影。


関田峠方面

峠方面を見ると、新潟県側から滝雲が流れてきている。幻想的。


ブナとご来光



滝雲はみるみる山々を隠してしまった。
さて、まったりブナ浴しますか。
今回同行のヨーさんも写真撮りまくり、まったり。





上に行くと少し堅くなるが、クトーつけるほどではない。
山頂直下は霧氷が着いていた。



そして山頂へ。




地球は丸い???

山頂は、少し風あるものの穏やかだ。
先日行った、海谷の山々も見える。妙高火打もどーん。


妙高山、火打山、右端に一ノ倉川源頭

先日、雪洞に一緒に行ったもーすけ姉さんからいただいた、何とか言うおさるさんとぼぼちゃんミニをお連れした。



そして、ひだっちも登場して山頂は大賑わい(笑)





川霧がほんとにいい感じで出ている。



時間が経つのは早いもので、久々に山頂に長居して7時にドロップ。
今回は、登って来た正面尾根の1本左の尾根から谷に落とすことにする。



山頂直下から少し堅い斜面であったが、前回のカリカリ君に比べたら快適。
陽が当たる部分は、いい感じのザラメに変わってきていた。





中間部以降は、快適である。





あとは小屋手前で合流し、トレースに乗る。トレースは堅いのでいい感じでスキーが走り平面も快適。
30分もかからず下山。これだからスキー登山はやめられない。



この辺はまだまだ遊べそうな雪量である。
そして9時過ぎには帰宅し、出勤する。
4月は下界で慌ただしくしていますので、しばし山旅はお休み。。。とほほ


海谷・昼闇山(1840.9m)~一ノ倉川

2015年03月30日 | BCスキー
2015年3月29日(日)

天候:曇り

この日の予報からすると昼には雨が来る感じである。
その前に行ってしまおうと、夜も明けぬうちから出発の計画。
よって、前日に車泊してということになった。

土曜は仕事が入っていたため、終了後にあーさんと待ち合わせ、一路糸魚川へ。
昨年行けなかった、すし活で久々に回っていないお寿司いただく。うまかった~
時間もあまりないので、かにの道の駅で車泊。
サクッと寝てから、焼山温泉に向かう。
いつもならもう少し林道進める。かと思いきや、雪が多いので駐車場の所までたっぷりで、まだ林道まで雪かきしていなかった。
先週はヘリスキーがあったようで、ピステンのかかった旧スキー場を行く。
土曜はピーカンであったので、シュプールやトレースは多くあった。
いつもは少し途切れ気味になる林道も積雪充分。サクサク行く。
たまに水滴落ちてくるが、気にするほどでない。
アケビ平入口の橋の辺りで明るくなってきた。随分陽が長くなったものである。


アケビ平の杉林と鉢山、阿弥陀山


アケビ平入口の橋

橋にも雪たっぷりで、いつもよりアップダウン少ない。
東側は少し雲も切れて陽が当たってきたりしている。


アケビ平から朝光浴びる阿弥陀山

アケビ平上部行くと阿弥陀山と烏帽子岳が近づく。


阿弥陀山と烏帽子岳、その下に吉尾平

今回は、吉尾平行くトレースの所から昼闇谷へ入る。


アケビ平から下りるところから昼闇山

デブリもなく快適である。たまに陽も当たる。


昼闇山下部

いつもの所で左岸台地に上がる。


左岸台地から昼闇山と昼闇カール

台地の所にモロ大があったのはいただけない。紙も回収しましょう。土曜に行った方。
今日は気温も高く雪は柔らかい。トレースは堅いのでジグを新たに切ったりはしたが、総じて登りやすい。
昨年は新雪の下にカリカリで随分時間かかったが。


左岸尾根

順調に高度を上げていく。たまに太陽も顔を出す。



稜線へ出る手前でウサちゃんがいた。無木立斜面トラバースして逃げていったが、ウサ通っただけで結構スラフ出た。
海谷へは何回も来ているが、海谷ウサ見たのは初めてであった。
今日は誰も来ないだろうと思っていたら、下から何パーティーか来ているのが見えた。
さすがに旬の山である。
稜線に上がると、風もなく快適であった。雨飾山や天狗原山などが見える。北アはある標高から上は雲の中であった。
何故か明星山には、ずーっと陽が当たっていた。


稜線から昼闇山頂


雨飾山


天狗原山と金山

当初、広い尾根のアップダウンを行き、雪壁をジグを切っていく。
肩の辺りの昼闇谷ドロップ地点の上はちょっとしょっぱかったが、何とかクリア。


肩から昼闇谷

昼闇谷へ下りるのはここが快適。
一登りで山頂に至る。


山頂と焼山、北面台地上部

焼山方面は雲がかかり気味。火打山は雲の中であった。
山頂で休憩しながら、あーさん待っていると、後続の富山の方々到着。随分と早い。
山頂に女性がいたと何故か驚いていた。
少しお話をして、ドロップ準備していると、霰のようなものも落ちてきた。
そろそろ怪しいかな?
早々に準備して、一ノ倉川源頭部へ。山頂を少し下ってトラバース。
数日前に降った新雪がちょっと重くてスキーが回しにくい。


山頂にお別れ


源頭部稜線から高松山

以前行った高松山も少し下に見える。
雪庇のないところから下を見ると素敵な斜面が。


一ノ倉川源頭部

上部の雪は重く、スラフも出るが少し下へ行くと少し快適になってくる。




ボトム付近


高松山からと合わせる所



斜度は緩み、スキーもほどほどに滑るので快適になってきた。
幸い妖怪板つかみは現れず。


中間部付近

ゴルジュの辺りも意外と広く、デブリもそんなに出ていなくて良かった。


下部右カーブ手前

程なく登り返しトラバース地点へ。


新田山と登り返し地点



ここで休憩しながらシール装着する。ここへ来たら陽も当たり、暑いこと。
休憩していると後続パーティーが来た。山頂で会った人たちとも違う。高松山からドロップしてきたようであった。
そして、土、石混じるデブリの所をトラバース気味に上がる。


登り返しコル

シール外して、あとは快適な新田山の疎林の斜面を下りる。



あとは林道に出合って、旧スキー場のマッタリ斜面を流す。



意外と天気も持って、いい山旅となった。
焼山温泉で疲れと汗をとり、月徳飯店で糸魚川ブラックいただき、帰路につく。
長野県境付近から雨も降り出してきた。






谷川・仙ノ倉山(2026m)~シッケイ沢

2015年03月23日 | BCスキー
2015年3月22日(日)

天候:晴れ

昨日ほどのピーカンでないにしても今日も天気が良さそうだ。
昨夜は陽が落ちてから程なくで寝たので、超回復の爆睡であった。
4時起きして、朝食摂ってから下山口である土樽へ車を仕込みに行く。
すでに4台くらいあった。
車仕込んでから、火打峠に向かう。昨日の勢いだと6時といえば車多いかなと思いきや5,6台と少ない。


平標登山口駐車場

別荘地はバッチリ雪かいてあるので道路には雪はない。
脇の杉林を行く。雪の堅い林道を行き、いつものようにヤカイ沢へ。


平標山

左沢は相変わらず、全層君がドーンときていたが右沢と中央はまだのようであった。
いつもはたっぷりのデブリがまだない。


いつもはデブリーランドの場所

昨年来た時はアイシーだったブナ林も今年はクトーで登れる。


尾根に上がるブナ林

尾根上も雪切れておらず登れた。


尾根上



平標山頂が見えるところまで来たら、今回は山頂向かわずに仙ノ倉山方面へトラバースする。
我々より早くに出たパーティーのトレースもある。





笹穴沢源頭をトラバース

以前、F師匠といった笹穴沢の源頭をトラバースしコルへ。
稜線は陽当たりいいところはすっかり夏道が出ている。


平標山方面

仙ノ倉方面はかろうじて雪付いていたのでスキーのまま前進。


仙ノ倉山方面

山頂手前にポコが二つ見えているが、これは巻いた方がいい。
わからず稜線通しに行ったら、登ったり下ったり。。。で、谷川連峰最高峰の山頂到着。


仙ノ倉山山頂

すでに1名おられた。ここでは写真だけ撮って、全体を掌握するため少し北側のポコへ。


北側のポコ

視界良ければ、仙ノ倉山頂から直で行ってもいいが、ガスっている場合はこのポコからがいいようである。
仙ノ倉山頂からすぐは毛渡沢右俣に入ってしまう感じだ。


ポコ下からシッケイ沢

山頂着いた頃から雲が出始めた。



さて、ドロップしますか~
出だしは、40度はあるだろうか下は見えない。しかし大斜面であるので怖さも半減。
雪も緩んでいい感じである。


出だし





写真だと斜度ないようにみえるが、結構なもの。



一旦少し斜度も緩む。





緩んでから少し斜度あって、徐々に緩んでくる。
対岸に以前滑った万太郎山西面が。



快適ザラメを雄叫びこらえて?真っ直ぐ落とす。
縦溝なく快適。





2人とも快調に滑っていく。





周囲の山写っていないとゲレンデ滑っているみたい。



スケール非常にでかいのであるが写真だとなかなかスケール感でないですね~
ボトムに行くと狭くはなるが快適なカール。



シュプールも集約されている。





快適度満点である。
下部に来ると万太郎山もだいぶ迫ってくる。



その後は左岸からのデブリーランド。右岸のブナ林からクリアしていく。



程なく、毛渡沢に出合って沢沿いのトレースを行く。
ここまで来るとえらい暑い。
毛渡沢のSBは結構下流までしっかりまだあった。以前来た時は時期遅くて渡渉かましたが。
順調に群大ヒュッテについて、ここで昼食。
あとは林道行くもモービルにトレース消され最悪であったが、後続が先行してくれて快調に土樽へ。
あとはいつもの温泉入って、火打峠の車回収し帰路につく。
腹減っていたが、以前FBで紹介されていた飯山IC手前のきらく園でガッツリ定食いただき超満腹で帰宅した。

二日間とも天気に恵まれ、雪も程よく緩んで快適過ぎる山旅が出来た。












上越国境・巻機山(1967m)~米子沢

2015年03月23日 | BCスキー
2015年3月21日(土)

天候:ピーカン

直前までの予報だと、この週末の天気もイマイチかなと思いきや金曜辺りから好転し、
さてこの週末はどうするかと、いくつか候補あった中から今回このツアー参加の
あーさん、よーさんにお勧めしたい&自分の行きたい所から、昨年良かった巻機山にした。
前回は土曜に西ゼンに行って日曜に行ったが、シュプールあとが凍って登りにくいことなど
考慮して、今回は土曜にした。
転勤時期でご多分に漏れず、金曜は送別会。終了後、お二方と待ち合わせて
いつもの定泊地へ向かう。ここ年々車泊車が増えているような。。。
4時に起きて、途中朝食摂って清水の駐車地へ。
6時にはすでに10台以上はお越しであった。



今年は、昨年よりも時期が早いこともあるし、雪も多く降ったので雪壁登って出発。


井戸尾根とニセ巻機、米子頭山方面

スキーヤーからボーダーなど続々出発していく。久々に人のいるところ来た感じだ(笑)


天狗岩

ヌクビ沢と割引沢の間にある天狗岩が近づいてきた。今日はいいペース。
昨年と違い今年は2度目なのでサクッと井戸の壁に到着。
昨年よりアイシーでないが、ここは担いじまった方が早い。先行パーティーはクトーで上がって行ったが、
途中で何人かシートラに切り替えていた。


井戸の壁

堅い部分とモナカになった部分とあったが、アイゼンつけてキックで行く。
後続は楽だろう。上に上がると周囲の山が綺麗だ。



壁登ると米子沢の屈曲部から下が見えてくる。


米子沢中間部

一カ所、全層出ていたが、他は綺麗であった。
ブナの林を行く。



ニセ巻機方面も綺麗に見える。


ニセ巻機方面

前回は前日のシュプールが堅いところがあって登りにくかったが、今回はそれもなく順調に登る。
ブナの林を抜けるとニセ巻機が近づく。



ニセの手前(上写真右)の斜面にクラック多数で夏道行ったが、今回は雪面綺麗でスキーのまま上がった。


ニセ巻機手前の尾根

尾根に乗っかって後方見ると、後続が続々登ってくる。
ニセ巻機まで登ると、巻機山本峰がようやく見える。


巻機山山頂方面


ニセ巻機山頂

あーさんちょっと遅れ気味であったが、順調にここまで来る。
ここまでの登りは風もなく、暑い、暑い。
この山頂でようやく風があり、1枚羽織った。
さて、もう一登り頑張りますか~
朝一の方々が大斜面を滑っている。


真ん中付近にスキーヤー

一旦、避難小屋のあるところへドロップ。


左のポコに避難小屋埋まっている

今年はほんと雪たっぷり。
最後の一登りして稜線行くと巻機山山頂。





山頂は、下草が出ている。


八海山、越後駒、中ノ岳方面

越後駒など綺麗に見える。守門なども見えている。あちらも今日は登っているだろうな~
さて、少しいつもよりノンビリしてドロップですよ~
時間もお昼ということで、適度に雪も緩んでいい感じです。



若干縦溝もありますが、そんなに気になりません。



お互い写真撮りながら、程よい斜面を大回り、小回りといろいろ遊びながら下ります。



天気いいといいね~
右俣と左俣分ける中間尾根下ると皆さん右斜面をトラバースしています。
見ると昨年はなかった穴というか雪壁が出来ていました。



左が山頂方向です。上から来るとこの雪壁にぶち当たります。昨年は綺麗なカールだったですが。
それをこなすと右壁から全層がチラホラ。



これこなすと快適沢滑降です。



ザラメで気持ちいい~


屈曲部手前

2人仲良く下っていきます。
屈曲部曲がったあと、朝にはなかったデブリが井戸尾根方面から来ていました。



これらを避けながら、メローになった沢芯を行き左岸台地に上がって、駐車地まで。
登りは6時間くらいでしたが、帰りは1時間もかからずでした。
ここは登り返しがほとんどなくスッキリしているのでいいですね~
車は、30台位はいたでしょうか。やはり人気のお山ですね。

定泊地で濡れもの干して、魚沼産コシヒカリのおいしいご飯いただいて、温泉入って、大爆睡。








両白・薙刀山(1647.2m)

2015年03月15日 | BCスキー
2015年3月14日(土)

天候:曇り時々晴れ一時雪

早いもので親父が亡くなってから1年。明日は法事のため、準備を全て終えこの日山旅に出た。
金曜に仕事終わって、ゴン降りの雪の中、道の駅白鳥で集合。車泊。
今回は、山は一ヶ月ぶりのあーさん。
この日も何台かの車泊あったが空いている。
深夜には雪も止んだようである。

1台に取りまとめて、石徹白の白山中居神社へ向かう。
まだ除雪方々でやっていた。スタック車も多数だったが、スバルの4駆はスイスイだ。
神社下に車停め、出発。





石徹白川

昨年は4月頭に野伏ヶ岳に行ったが、この辺りは全く雪ないほどであったが、今年はたっぷり。
橋からシールで行ける。林道もたっぷりである。


一段上がる

どうも本日出発一番のようだ。昨日までのトレースがうっすら残っている。
それでも晩に降った雪で、スネラッセル。



林道ショートカットしながらラッセル。吹きだまりは膝上に行く。
牧場跡に出ると、野伏ヶ岳と薙刀山が。


野伏ヶ岳


野伏ヶ岳と薙刀山

昨年、薙刀山見てから来ようと思っていた。
ただ、滑りとしてはそんなに楽しそうでないので、スキー登山と体力練成と割り切ってきた。


薙刀山

ここから見るとまだ遠そうだ。


牧場跡の雪原

雪原を野伏ヶ岳北東尾根方向へ向かう。
途中、中央ルンゼを横切る。


中央ルンゼ

ルンゼというには広い沢であるが。
北東尾根も行ってみたかったので、いろいろ偵察も兼ねている。


北東尾根下部

これからは、すぐに椎高谷へ下りず、帰りのこと考えて登り返さないように山腹を巻いていく。
途中綺麗に晴れてきた。


北東尾根の椎高谷側の沢状地形

雪崩れ斜面何回か横切るが、雪は安定している。ラッセルは続くが。



椎高谷左俣の源頭部に出る。


源頭部


源頭部より下部を見る

コルに向かって登って行くが、風が強くなってくる。



稜線に乗ると薙刀山が再び見えてくる。まだ遠い。
野伏ヶ岳の山頂方向からは声が多く聞こえる。


薙刀山方向

稜線は西からの風あり、雲も多くなってきた。
ラッセルは無いものの意外と時間かかった。もういいかと挫けそうな頃、晴れてきて山頂が近づいてきた。


薙刀山山頂

一般的なタイムより倍以上かかってしまったが、何とか山頂。


山頂から白山方向

この頃は風も弱まっていた。時間も時間なのでそそくさとシール剥がして下りにかかる。


山頂から

パックスノーにその後はプチモナカ。。。
トラバース気味に下ってきて、薙刀平。


薙刀平

相変わらずのプチモナカであるが、登山であるのであまり気にならない。
要は気の持ちようである。
うまくトラバース気味に行き、登りのトレースに出る。
あとはトレースに乗っかると早い、早い。これがスキー登山のいいところである。
中央ルンゼはギタギタであった。


朝とはえらい違い

牧場跡に出てシールオン。少し登り返す。
もう陽も傾きだし、雲の間から野伏ヶ岳に当たっていた。



あとは、杉林からトレースばっちりの林道を快走する。
この日一番いい雪質は、いつもあまり良くない杉林の中であった。
何だかんだで、10時間行動。これからの春山ロングルートに向けて、いい体力練成になった。




飛騨・第三尾根BC

2015年03月13日 | BCスキー
2015年3月12日(木)

天候:雪

このところの雪ですっかり真冬に戻ってしまった今日この頃。
この日も雪でしたが、天気悪い時の第三尾根ということで行ってみた。
結構な降りで、当然他に登る人もなく。



取り付きすぐは、ブーツくらいのラッセルであった。
尾根に取り付くと、いつものように西側の林の方は風でクラスト気味。
なるべく北側の雪のある方を登る。
斜面は、膝ラッセルである。傾斜が落ちて尾根上を行くが風雪が厳しい。



かろうじて視界は確保出来るのでありがたい。



尾根も斜度を上げるとラッセルが厳しい。よって意外と時間かかってしまった。
ということで、夫婦松で打ち切り。
この周辺もいつもよりは雪が多い。
さあ、あとはパウパウいただきますか!



風の当たる場所は、ウインドクラストしているがあとはパウ。



斜度なくなると下りラッセルとなるが、うまくルート取ってこれは短めにした。
下りはあっという間に下に着いてしまった。

スーパーファットこれでいた納めかな???




最近はあまり滑りも快適出ない雪質であったが、この降りで久々にHirapowを味わった。

北ア南部・十石北尾根偵察

2015年03月04日 | BCスキー
2015年3月4日(水)

天候:晴れだったり曇りだったり雪だったりと忙しい天気

今日はロングルートでもとモチ高めで就寝したが、大寝坊。
モチ高めの時は目覚ましいらないくらいサクッと起きるのだが。。。
ということで、ホームの十石へ。
何年も前に東尾根の北側の尾根もいいよとボルトマンかどなたかから聞いたことがあった。
地形図見るとコンスタントに上がっており、地形的にも良さそうだ。
ただ、林道アプローチが長い。まあ行けるところまでいってみますか。

雨、雪模様だった空も7時過ぎに白骨着いた時には止んできていた。


林道

いつもより多い。この辺で昨日から湿雪10cmくらいか。
いつものように杉林から核心のトラバースこなし、夏道分岐まで行く。


途中の看板もまだ雪の中

唐松の中を少し下り、再び林道へ出る。


林道出たところにある建物

いい目印の建物がある。あとはゆるゆると下る林道を行く。
地形通りに道がつけられているので、ウネウネ長い。3kmくらいか。


恒例カーブミラー

セバ谷の橋を渡ると北尾根だ。


セバ谷橋

そういえば、安房からの北西尾根を北尾根と書いてあるHP以外にこの北尾根の記録はなかった。
北尾根とは、セバ谷左岸尾根のことで山と高原地図には十石北尾根と記されている。

橋の前後は岩崖があり、要注意である。
その先へ行くと、唐松林の顕著な尾根がある。これが上りやすい。



コンスタントに登って行く。青空も見えてきたが、寒気が入ってくればすぐ崩れるであろう。
唐松終わると、シラビソ、ダケカンバ、ブナなどの混合樹林。
こちらの尾根には結構大きいブナもあった。
樹林間隔も適度で登りやすいが、陽が当たっている雪は変化して下駄になる。



右側にはガスで隠れているが、目の前に霞沢と焼岳が少し見える。
後ろには、沢渡がすぐそこだ。


沢渡方面

昼近くになって、北方面が全く見えなくなってきた。
こちらも程なく天気崩れるだろうと、1900m位でドロップする。
下り左側に適度な疎林があり滑りやすい。雪は日当たりいいところはシュワシュワ。
日陰にプチパウ、風当たるところはパックといろいろ。
この時期の雪質が一番難しいかもしれない。
橋まで下りたら、シールつけて登り返し。1時間強で夏道分岐に着いた。皆さん方なら1時間かからないだろう。
あとはシール外していつものコースを駐車地まで。
この頃には雪もちらついてきた。


展望台から東尾根

銀山荘で昨年のお礼かねて温泉。スプバンさん寄ろうと思ったらまだクローズでした。

今回往復してみたが、登りで使うより、東登って北下りる感じがよろしかろうと思う。
今度、機会みて行って見たい。



飛騨・輝山(2063m)雪洞ナイト

2015年03月01日 | BCスキー
2015年2月28日(土)~3月1日(日)

以前からお友達の、もおすけ姉さん(おさるのもおすけ日記)から雪洞に大勢で行きたいとのことで、
この日程を押さえておいた。当初他の場所の予定であったが、2転3転してここに決定。
総勢4名での雪洞泊山行となった。

第1日目

天候:晴れ

今週も土曜はいい感じの晴れである。
金曜に降ったので雪もいいだろう。
松本某所で集合して、一路平湯へ。すでに何台か停まっており入っているようだ。


最初のカーブミラーにて

しかし、暑い。


衣類調整

今日は宿泊荷物背負っているので、いつもとは違う。
山スキーは機動力を生かしたLight&Fastで日帰りが可能であるが、たまにはこういうのもやっておかないと。
今回、私とヨーさんがスキーで、もおすけ姉さんがワカン、姉さんの山舎弟コーちゃんがスノーシューと
混成部隊である。
先行者のトレースはシューなので、スキー組は改めてジグ切ったりして行く。


クテボク

三尾根方面もドロップ準備の人やらが見えた。


シュー&ワカン組

休憩などのんびりで、荷物も重たいのでいつもより時間がかかっている。


白山

時間が経つにつれ、遠くは霞がかかってきた。


第三尾根

南西斜面にボーダーさん達がいた。


南西斜面

天気もいいのでゆっくり上がって行く。



いつもより時間がかかったが、山頂へ着。


槍穂方面


山頂にて

さて、時間も時間なので早速場所選定して、穴掘り。



2組に分かれて掘ります。


開通式

無事開通し、部屋を広げます。1人は便所掘り。
初めてのコーちゃん、素晴らしいおトイレを作成しました。
あとはお楽しみの鍋。もおすけ姉さん特製豆乳鍋をいただきます。あと自家製野沢菜も。
そして雪洞と言ったらこれ





サルボボ君も地元のお山で喜んでおります。
夜は当初月と星も見えていましたが、徐々に曇ってきました。


お月様

そして、暖かい雪洞で久々の就寝。爆睡でした。

第2日目

天候:雪時々曇り

今日は、低気圧も来ているので下るだけにして、ゆっくり起きます。
麻婆春雨メインに朝食摂って、下山準備



少し登って、山頂。


山頂標識

スキー組はシール剥がしたりして、ドロップ準備。
歩き組は先に行ってもらいます。



昨日は気持ちのいいパウダーありましたが、樹林抜けるとウインドクラスト、モナカ、チビパウ、
融解凍結バーンとめまぐるしく雪質変わり、良い練習となりました。
今日は誰も来ないだろうと思ったら、スキーヤー3名途中ですれ違った。
我々は30分ほどでしたが、歩き組は1時間ちょっとで無事下山。

あとはいつもの温泉、食事をして解散したのでした。





信州北部(関田)・鍋倉山(1289m)

2015年02月25日 | BCスキー
2015年2月25日(水)

天候:曇り

いつものシーズンに比べたらちょっと山行けていないかな。。。
これからもあまり時間取れない。
と言うことで、地の利と時間を生かして早朝というか深夜発山行を実施。
まずは、今シーズンまだ行っていない鍋倉へ。
天気はまずまずで駐車地も問題ないだろう。
道路には行きもなく快適であったが、さすが飯山。いつもより雪が多い。
まだ、誰もいない中、ヘッデンつけて準備。
昨日までのトレースでボコボコの横を行く。
上部の県道が雪でわからず、池のあるだだっ広い所で少し右に振り過ぎて時間ロス。
小屋の前で休んで、尾根に取り付く。地形がはっきりすれば暗闇でも大丈夫だ。
ただ、雪は堅いのでクトーつけて、ボコボコトレース避けつつ登る。
杉の木の辺りで一本入れて、ブナの林に入ると空も白んできた。



少しガスってきたか。
ブナの快適な林を行くとやっと明るくなる。何とかご来光までには上がりたい。



山頂直下は木々も白く綺麗だ。



ガスが上がってくる



程なく山頂。やはりラッセルがないと速い。2時間半くらいか。
山頂に着くと、妙高山と火打山が少し焼けていた。


妙高方面


関田山脈南方面

風はないが少し寒い。そして今回、ニューメンバーのワルボボを連れてきた。


ワルボボ


ご来光その1


その2

予定より早く着いたので、山頂で少しノンビリしてドロップ準備。



下は一部雲海が出来ている。
雪質は、まだ冷えているのでカリカリ君。



ブナの林に癒やされる。





スキーもよく走り、制動で少し筋肉使ったが、これもまた山スキー。
いつもの作業小屋の雪の量も多い。



帰りに気づいたが電線がだいぶ低い。注意です。赤テープ着いてました。



30分くらいで駐車地へ。県外ナンバー2台来られていた。
撤収早々にして、下界の仕事に向かう。
これも山スキーのなせる技である。