昨日「株安に連動する形での東京発の下落は、一時的なものではないかと思われる。つまりショック安であって、構造的なものではないということ」と書いたが、株式市場が落ち着いたら案の定TOCOM(東京工業品取引所)も落ち着いた。この後は海外市場とりわけNYの展開に関心が集まるが、560ドルの水準を妥当化する材料は今のところ見当たらないのが実情で一昨日「ストレッチ相場」としたのはこのためだ。1月は国際的にいく . . . 本文を読む
それにしてもライブドア・ショックの破壊力は大きい。株式市場のプロも、ここまで一般株に下げが波及するとは読んでいなかったみたいだね。熱気が横溢していた東証マザーズがこの“ハチの一刺し”で飛ぶのは想定内ではあるが、東証1部がこれだけ短期で売られるのは?ということらしい。急落の引き金は、報道によるとマネックス証券がライブドアを含む関連5銘柄の信用取引の担保掛目の引き下げを顧客に通知したことという。・・・ . . . 本文を読む
さすがに本日の東京先物市場(東京工業品取引所)も取引の中心になっているものは、いわゆる「行って来い」の展開。2117円始まりで高値2137円、引け前に急速に売り込まれ2094円に沈んだ後に2101円で取引終了。今日のところは勇者のタッチは、先の高値(2155円)に届かなかった。午前中は前日の余韻もあってイケイケドンドンのモメンタム相場だが、ふと我に返ると「果たしてこの値位置は妥当なの?」と疑問に思 . . . 本文を読む
ドイツ銀行が2006年と2007年の金価格の見通しを上方修正した。06年を従来より16%上げ570ドルに、07年は26%上げ660ドルに変更という。ここで各社の価格見通しの上方修正を取り上げるのは初めてだが、単にここまであまりに修正の数が多かったので、取り上げなかっただけの話。一応ドイツ銀行は、ロンドン現物価格値決め(フィキシング)のメンバーなので、敬意を表して取り上げることにしたが、たぶん同社も . . . 本文を読む
以下は年始に書いたニューズレターの一部抜粋だが、日本のみならず株式は海外市場も好調に推移している。ソウル、フランクフルト、シドニー、パリ、モントリオール、ロンドンその他もろもろ連続して52週高値(年間高値)を更新中となっている。過剰流動(金余り)の為せる技。例えが古いけど、皆で渡れば怖くない・・・状態かな。国内では秋のポスト小泉も相場のネタになりそう。竹中さん(?)ねぇ~。立案は元より見掛けからは . . . 本文を読む
「550ドル突破からさらに高値追いというには材料不足は否めない。動きが止まれば手掛かり難に陥り、次の材料を欲しがるだろう。モメンタムも一巡すればレンジ相場に移行し、値固めという展開だろう」と書いたのが一昨日のこと。その動きが止まらない。翌日にイランがEUの制止を振り切って核開発に進む意向を示し、それに対し英仏独がこの問題を国連安保理に付託(報告)することで合意、という急展開が刺激材料として取り上げ . . . 本文を読む
昨夜のNYを見ていても、下げたところ(いわゆる“押し目”)は空かさず買われるという状況が続いている。利食い売りは出るものの、その売りもので下げたところは新規の買いが入るという2wayマーケットは、ずいぶん変わったもんだという印象が正直なところ。それだけ厚味が増しているということだよね。
そういえば、上海に行っている間に東京でジム・ロジャーズ先生(個人的に師事しているわけではないけど)を招聘しての . . . 本文を読む
昨夜、上海から帰ってきた。帰ってきたら東京は少し暖かくなっていたのでホッとした・・・などと書くと雪で苦しんでいる地方の人には叱られそうだね。さて“中国の買い”や“中東情勢”などいろいろ言われているが、今の金市場は動くもの、方向につくtrend-followingのモメンタム相場と書いたが、さっそく中国の買い増しの話は割り引かねばという地合になってきる。そりゃそうだろ、どの程度を想定するかによるが、 . . . 本文を読む
中国、インドというと高度成長で明るいイメージが先行しがちだが、問題も多いのは言うまでもない。とりわけ両国とも貧富の格差拡大は社会問題化しつつあるのも今ではよく知られている。といっても日本にいる我々としては、メディアを通してそうした情報が入り、知識として「貧富の格差拡大が問題」などと頭に入ってはいるが、現実味の薄いのも事実だろう。今回は裏町を歩いたり、今まで足を踏み入れたことのない地域にも行ってみた . . . 本文を読む
今日も上海は快晴。相変わらず靄の中(煙っている)。寒い。昨夜のNY市場ではファンドの買いに金価格は25年ぶりの高値へ。NYコメックスの先物取引で12月12日のザラバ高値544.50ドルを突破して勢いづき、一足早く550ドルのラインを突破。それを見た現物市場(スポット)も追随する形でここまでのところ552ドル台まであった様子。週末に流れた中国の外貨準備見直しの話や中東情勢の先行きなどが材料となってい . . . 本文を読む