クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

シューマンの交響曲第1番 変ロ長調 作品28「春」 シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ管

2008年01月29日 04時25分50秒 | 交響曲
寒い日が続きます。先日の大雪以来、チト体調不良、土曜日から喉がイガイガしております。
久しぶりに風邪の症状なので、さて、誰かにうつされたかな?
イガイガしているだけで熱はないので、インフルエンザではなく、ただの風邪なんでしょうが、気分は良くないですなぁ。「大寒」以降、あまりの寒さにジョグもウォークもサボっているので、身体が緩んでしまったせいかな?・・・・アカンアカン、気合いを入れ直さなくちゃ。

こういうときは、気分スッキリ、待ち遠しい「春」を聴こう!

・・・・と思ったら「春」が来ない・・・・・(^^ゞ

先日、HMVにシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のシューマン交響曲全集をオーダーしたんですが(すでにHMVでは発売済み)、まだ届かない。「マーラー編」ということで期待しているのに、「春」が来ない。
それもそのはず、同時に注文したのがカラヤン生誕100年記念のEMI激安ボックス2つ。HMVの「3点で買うたらかなり割り引きまっせ」セールでオーダーしたので、2月上旬にカラヤンBOXが発売にならんと、来んのです・・・・。

やっぱり、立春過ぎんと、「春」は来んのですかいなぁ・・・・・。

しゃあない、シャイーの旧盤でも取りだそう・・・・とゴソゴソしたのであります。

前置きが長くなりました。
今日はシューマンの交響曲第1番 変ロ長調 作品28「春」。
リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管の演奏。
1988年9月、コンセルトヘボウでの録音。DECCA原盤。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管の響きが明るい。DECCA録音の特徴とも思うが、フィリップス録音に比べて、近接音が多く、キラキラと鮮やかな感じがする。ホールトーンはさすがにコンセルトヘボウ、素晴らしい残響で、これはいつ聴いても気持ちがよい。

第1楽章、シャイーの指揮は一気呵成のカンタービレ。よく歌うし、実に精力的。シューマンのロマンに満ちたこの曲を、若々しい青春交響曲に仕上げてゆく。
ああ、時は春。やがて樹木が芽吹く春が来る。

第2楽章も旋律を十分に歌わせてゆく。シューマンの夢見るような想いが伝わる。コンセルトヘボウ管の響きが美しい。アンサンブルが良いのだろう、透明感さえ漂ってくる。金管や木管の少しくすんだ感じの音も、味わい深い。

第3楽章はスケルツォ。弾むと云うより、ここでも歌う演奏。
シャイーのシューマンはカンタービレなのだ。

フィナーレは春たけなわ。サウンドは暖かく、鮮やか。こぼれるような春の日差しを思わせる。ラストは一気。春の勢い。若者の勢いを感じさせる演奏。

ああ、部屋に春が来ました。外はみぞれ模様、氷雨の冬です。
しかし、間もなく「春」は来るでしょう(^^)V



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