クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

ワーグナーの「パルジファル」 前奏曲と聖金曜日の不思議 ティーレマン/フィラデルフィア管

2006年10月31日 05時21分31秒 | 管弦楽曲
今日はワーグナーの舞台祭典神聖劇「パルジファル」の音楽から。クリスティアン・ティーレマン指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏。1997年4月、ニュージャージーでの録音。DG原盤のティーレマンによるワーグナー管弦楽曲集から。「第1幕への前奏曲」は荘厳な金管が良い。この甘く深く鮮やかな響き。素晴らしい。キリスト教や聖杯伝説等には無縁のワタクシだが、「パルジファル」を聴いていると敬虔な気持ちになるから、音 . . . 本文を読む

ワーグナー 歌劇「リエンツィ」序曲 テンシュテットのワーグナー・ライヴより

2006年10月30日 05時26分29秒 | 管弦楽曲
晩秋のワーグナー特集です・・・いやいや、特集なんてものではなくて、ワーグナーの毒に当たるとついつい聴き続けてしまうだけのことです。ホンマ、この作曲家は麻薬的な人でありますな。Niklaus Vogelさんからいただいたコメントで、「リエンツィ序曲」が話題になりました。そういえば、「リエンツィ」全曲はホルライザーが指揮したドレスデン・シュターツカペレ盤があったが、最近、見かけないぞい。序曲も、様々な . . . 本文を読む

マゼール/ベルリン・フィルのワーグナー 「ニーベルングの指環」管弦楽曲集

2006年10月29日 06時18分20秒 | 管弦楽曲
ワーグナーは中毒になります。毎日毎日聴き続けないと気が済まなくなる、麻薬のような作曲家であります。一度はまると逃れられない・・・・いやはや媚薬のような快感があるんでしょう。阿漕なワーグナーの浮気にズブズブとはまってしまった女性たちの気分が何となく分かるような・・・・・(分かるはずもないか(^^ゞ)・・・・。ワーグナーの「毒」であります。毒ついでに、今日は毒のある指揮者で。マゼール編曲版の「ニーベル . . . 本文を読む

ワーグナーの「タンホイザー」序曲 カール・ベーム/ウィーン・フィル

2006年10月28日 05時43分36秒 | 管弦楽曲
今日もワーグナーを聴いています。ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲。カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏。1978年から80年にかけて録音されたベーム/VPOのワーグナー管弦楽曲集から。コレ、LPでは2枚分売だったものだが、CD時代になって再発編集されて、1枚もので有り難くも聴けるようになった。ジャケットのワーグナーの横顔が気に入っております。ワーグナーは悪漢だけれど(流行の「チョイわるオヤ . . . 本文を読む

アバドのワーグナー 歌劇「ローエングリン」 ハイライト

2006年10月27日 05時20分16秒 | 声楽曲・オペラ
昨日からワーグナーづいています。秋の夜長にワーグナーの楽劇を・・・・・と云いたいところですが、ここのところ帰宅が遅いので、せいぜいクラシック音楽を聴けるのは1時間くらい。これじゃ、ワーグナーは聴けません。そういうときに、ハイライト盤はエエですね。今日取り出したのは、ユニヴァーサルから出ているPANORAMAシリーズ2枚組のワーグナー。PANORAMAシリーズは、国内発売当初2000円だったのが、今 . . . 本文を読む

カラヤンのワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲 ドレスデン・シュターツカペレ

2006年10月26日 05時46分46秒 | 管弦楽曲
秋の夜長はオペラがエエですね。ひところ、オペラに凝った時期がありました。CDが出始めた頃です。LPに比べて、扱いが便利で枚数が少ないCDのオペラ組物を買うたびに、CD時代の恩恵を感じておりました。ただし、価格はベラボウでしたが(^^ゞ。この頃、オペラをゆっくり聴く時間が取れずに、また聴いていても途中で飽きてしまうので、「つまみ聴き」ばかり。アカンなぁ・・・・久しぶりに取り出してみるか。そこで、今日 . . . 本文を読む

バレンボイム(Pf)/クレンペラーのモーツァルト ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503

2006年10月25日 05時34分54秒 | 協奏曲
今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503。ダニエル・バレンボイムのピアノ独奏、オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管の演奏。1967年3月の録音。EMI原盤だが、フィリップスの「20世紀の偉大なるピアニスト」2枚組シリーズの1枚。これは、職場の同僚で盤鬼・盤友から一聴を勧められた1枚。「とにかくスゴイから聴け」と。どうも、後年のバレンボイムの弾き振り、イギリス室内管 . . . 本文を読む

オーマンディ/フィラデルフィア管のマーラー 交響曲第1番「巨人」

2006年10月24日 04時41分46秒 | 交響曲
久しぶりの同期会。青春の日々が蘇りました。自分のルーツを確認できたような気分でした。そこで今日は青春の交響曲を。マーラーの交響曲第1番ニ長調「巨人」(花の章つき)。ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管の演奏。1969年5月21日、フィラデルフィアのアカデミー・オブ・ミュージックでの録音。フィラデルフィア管の鮮やかなサウンドが堪能できる一枚。オーマンディは深刻ぶったところがなく、楷書で明晰、 . . . 本文を読む

クーベリック/ベルリン・フィルのベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調「英雄」

2006年10月21日 04時20分09秒 | 交響曲
今日は大名曲いきます。ベートーヴェンの交響曲第3番変ホ長調「英雄」。ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルの演奏。1971年の録音。DG盤。クーベリックが9つのオーケストラと録音したベートーヴェン全集からの1枚。どっしりした、重厚で風格豊かな演奏。テンポはゆったりとしてやや遅め、堂々と歩んでゆく英雄。ベルリン・フィルのヤル気が伝わってくる。これは、このコンビでのドヴォルザークで感じたことだが . . . 本文を読む

シェロモ・ミンツのメンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 アバド/CSO

2006年10月20日 06時10分11秒 | 協奏曲
秋の日の ヴィオロンの ため息の 身にしみて ひたぶるに うらがなしああ、秋の日にはヴァイオリンを聴きたくなる・・・・・。今日はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64。シェロモ・ミンツのヴァイオリン独奏、クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団の演奏。1980年2月、シカゴのオーケストラホールでの録音。DG盤。作曲家のメンデルスゾーンはこの時35歳。ロマンの香りが漂う、これは名品であっ . . . 本文を読む

アーノンクールのモーツァルト 交響曲第40番ト短調 K.550 アムステルダム・コンセルトヘボウ管

2006年10月19日 04時58分10秒 | 交響曲
今日もモーツァルトです。交響曲第40番ト短調 K.550。ニコウラス・アーノンクール指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。(ロイヤル・コンセルトヘボウ管と書くべきか・・・・でも、当時はACOだった)1983年6月の録音。TELDEC原盤。アーノンクールとコープマンによるモーツァルト交響曲集からの1枚。何とも激しい40番。ロココの味わいだの、優美な暖かさだのからは遙かに離れた、激情のモーツァ . . . 本文を読む

ウィルヘルム・ケンプのモーツァルト ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467 クレー/バイエルンRSO

2006年10月18日 05時00分59秒 | 協奏曲
「のだめカンタービレ」が始まりました・・・・・(って書くのが1日遅いか(^^ゞ)。のっけからズデニェク・マーツァル登場!いやはやビックリしましたな。ホンモノだぜよ。(一緒に観ていた家族に、偉そうにズデニェク・マーツァルのことを説明するスノッブなオヤジであります、ワタシは。)主演の若い二人もピッタリの感じ、演技も上手でした。ふだんドラマを見ないボクは詳しくは知りませんが。知っている役者が竹中直人と秋 . . . 本文を読む

モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 ペイ(バセットcl)・ホグウッド/エンシェント室内管

2006年10月17日 05時16分05秒 | 協奏曲
西条祭りも無事に終了しました。この肩の痛み、今年も充実したお祭りでありました。西条祭りが終わると、四国の田舎ではそろそろ冬の支度です。秋が深まります。そこで今日はモーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 K.622。アントニー・ペイのバセット・クラリネット独奏、クリストファー・ホグウッド指揮エンシェント室内管の演奏。1984年9月、ロンドンのウォルサムストウ、アッセンブリー・ホールでの録音。オワゾリ . . . 本文を読む

西条祭りが始まります

2006年10月15日 00時09分10秒 | 近況や季節の話題
10月15日早朝から西条祭りが始まります。伊曽乃神社の秋季大祭であります。キンモクセイが香るなか、鉦と太鼓とともに「伊勢音頭」が響きます。「伊予の 西条の 名物 名所伊曽乃まつりに 武丈桜」「伊予の 西条は 紀州の分かれよ三葉葵の 紋所」さてこれから宮出しであります。肩が続く限り、だんじりをかいてきましょう。クラシック音楽はしばらくお預けであります。「秋はブラームス」などど云っておりますが、なあに . . . 本文を読む

モーツァルトの弦楽四重奏曲第17番「狩」 ウィーン弦楽四重奏団

2006年10月14日 05時21分01秒 | 室内楽曲
モーツァルトの弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩」。ウィーン弦楽四重奏団の演奏。SONYの家庭用名曲全集からの1枚のようだが、RCA原盤らしい。録音年不明。ウィーン弦楽四重奏団は、第1ヴァイオリンのウェルナー・ヒンクを中心とした団体で、RCAがと録音契約を結んだのが1973年というから、このCDはおそらくその当時の録音だろう。第1楽章から、ふっくらとした深い響きが印象的。残響豊かで、弦楽器 . . . 本文を読む