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梅雨前線が活発です。金曜日から雨が随分降りました。九州中南部では豪雨の模様。
僕は終日持ち帰りのデスクワークを。今月末が激務になるので,その下準備であります。やれるときにやっておく・・・・・と言いつつ,生来の怠け者(^^ゞ、遅々として事は進まず・・・であります。
休日なので大曲を。
これは、名盤の誉れ高いものだったのですが、なかなか入手できなかったものです。もっとも、長い間廃盤だったので、その間に「名盤」の評が一人歩きしたのだという人もいるのですが。
CD化によって音がとても良くなっているようであります。
■ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
■演奏:ルドルフ・ケンペ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
■録音:1971年11月12・13日、チューリヒ・トーンハレでの録音。Somm Recordings盤
LP時代にTUDERレーベルで発売されていた名盤のCD化。
リマスターが良いのだろう、素晴らしい音で蘇っている。今から40年前の録音とは思えない、瑞々しい音が心地よい。特に金管群の音が新鮮で輝かしく、聴いていて至福の境地になる。
響きも素晴らしい。残響成分が少し多めで、ホールの最上席でゆったりと聴いている気分を味わえる。
ケンペは鳴らすべきところでは大いに鳴らす。ダイナミックレンジが広いので、フォルティシモのところでは肝をつぶすくらいの大音量になる。しかし、爆発的な音響でこの演奏は素晴らしいのではなく、ケンペの真摯で誠実、作品を持って意味を語らせようとする姿勢が何より素晴らしいのだ。
音は大きくても、派手な演奏にはならないし、かえって音楽の表情は素朴であって、語りは木訥な感じさえする。
楽器のバランスが良い。ふっくらとした響きで聴き手に迫ってくる。第1楽章はもちろん、第2楽章もスケール雄大。
そして、神が音楽を語るとも云うべき至高の第3楽章。もうこれ以上の演奏は考えられないのではないか。アンサンブルは良好だし、なによりテンポが良い。悠久たる大河のように音楽は進んでゆく。そして強烈なフォルティシモ。
ああ、やはり第3楽章こそ、ブルックナーの最高の音楽と思う。
フィナーレは緩急自在にして、豪快な鳴りっぷり。
金管の爆発は壮麗無比だし、弦楽セクションの頑張りもスゴイ。
チューリヒ・トーンハレの音響がとても心地よい。
幸福な気分で音楽を聴けました。
フィナーレでは熱いものがこみ上げてきます。
ケンペは、本当にいい指揮者でしたね。
僕は終日持ち帰りのデスクワークを。今月末が激務になるので,その下準備であります。やれるときにやっておく・・・・・と言いつつ,生来の怠け者(^^ゞ、遅々として事は進まず・・・であります。
休日なので大曲を。
これは、名盤の誉れ高いものだったのですが、なかなか入手できなかったものです。もっとも、長い間廃盤だったので、その間に「名盤」の評が一人歩きしたのだという人もいるのですが。
CD化によって音がとても良くなっているようであります。
■ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
■演奏:ルドルフ・ケンペ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
■録音:1971年11月12・13日、チューリヒ・トーンハレでの録音。Somm Recordings盤
LP時代にTUDERレーベルで発売されていた名盤のCD化。
リマスターが良いのだろう、素晴らしい音で蘇っている。今から40年前の録音とは思えない、瑞々しい音が心地よい。特に金管群の音が新鮮で輝かしく、聴いていて至福の境地になる。
響きも素晴らしい。残響成分が少し多めで、ホールの最上席でゆったりと聴いている気分を味わえる。
ケンペは鳴らすべきところでは大いに鳴らす。ダイナミックレンジが広いので、フォルティシモのところでは肝をつぶすくらいの大音量になる。しかし、爆発的な音響でこの演奏は素晴らしいのではなく、ケンペの真摯で誠実、作品を持って意味を語らせようとする姿勢が何より素晴らしいのだ。
音は大きくても、派手な演奏にはならないし、かえって音楽の表情は素朴であって、語りは木訥な感じさえする。
楽器のバランスが良い。ふっくらとした響きで聴き手に迫ってくる。第1楽章はもちろん、第2楽章もスケール雄大。
そして、神が音楽を語るとも云うべき至高の第3楽章。もうこれ以上の演奏は考えられないのではないか。アンサンブルは良好だし、なによりテンポが良い。悠久たる大河のように音楽は進んでゆく。そして強烈なフォルティシモ。
ああ、やはり第3楽章こそ、ブルックナーの最高の音楽と思う。
フィナーレは緩急自在にして、豪快な鳴りっぷり。
金管の爆発は壮麗無比だし、弦楽セクションの頑張りもスゴイ。
チューリヒ・トーンハレの音響がとても心地よい。
幸福な気分で音楽を聴けました。
フィナーレでは熱いものがこみ上げてきます。
ケンペは、本当にいい指揮者でしたね。
今回エントリーのケンペ/チューリヒ・トーンハレのブル8は素晴らしいですね!実はこの録音、うぐいすにとってのベスト盤なのです。おっしゃるとおり、楽器を鳴らすところは鳴らしていて豪快なんですが、なによりも表現が素直というか、飾りのないところがとても好きです。この録音、携帯に入れて電車の通勤途中によく聴いています。(通勤に1時間半かかるので、片道1曲まるごと聴けて重宝してます)
それでは、今後とも、よろしくお願いいたします。
そうですか、ケンペ盤はうぐいすさんのベスト盤でしたか。これは良い演奏ですよね。豪快なところもあるんですが、それが音だけ大きいのではなく、意味深くしかも誠実というか、実に味わい深いんです。
返す返すも、早世が惜しまれます。
こちらこそ、またいろいろ教えて下さい。
このCDは、数年前に店頭でやっと探して買ったものです。ブルックナーは苦手だったのですが、ケンペのお陰でしょうか、何とか最後まで聴けるようになりました。最近は遠ざかっていたので、明日聴いてみます。
これからも素敵な音楽のコメント、楽しみにしてます。
このレコード(CD)の存在を知ってはいたのですが、
なぜか縁遠く、未だに持っていません。
ヨッフムや、カラヤンのモノ盤で満足しているからかも
知れませんが、是非聴いてみたいです。
このCDは渇望された1枚でしたね。ずっと廃盤だったので、幻の名盤のように云われた時期がありました。
ケンペがとても自然に誠実に振っている感じの演奏で、無理していないのに、得られる感動が大きいのです。名演奏だと思います。
ボクもながいことブルックナーは苦手でした。4番ロマンティックだけが若い頃から好きだったのですが、8番などは長大なだけに敬遠していたんです。40歳を過ぎた頃から、ようやく親しめるようになりました。クラシックは時間がかかりますね。
このCDは発売当初は実に高価だったです。渇望されていたので高め設定だったのかも。今は随分安価で売られているようで、ちとガックリしてます(笑)。
ヨッフムのブルックナーは今もLP全集で大事に聴いています。ドレスデン・シュターツカペレの方です。これ、アナログ末期のEMIの素晴らしい録音が味わえますね。CDになると、もう、それはヒドイ音になってました・・・・・。トホホです。
ブルックナーの8番は僕の大好きな曲です。
そして僕にとってのベスト盤がケンペ/チューリヒ・トーンハレなんです!
若かりし頃レコードで買って持っていたのですが、我が家では再生できずCD発売がひたすら待っていました。
昨年でしょうか、ようやく購入することができました。いまやこのCDはとても大切な1枚です(実際は2枚ですが・・・笑)
よんちゃんさんも、ケンペ盤がベストなんですね。このCDは音も良くなっていて聴きやすくなっていると思います。
思えば、ケンペは独墺系の交響曲で、素晴らしい録音を遺してくれました。ブルックナーはもちろん、ベートーヴェンやブラームスも良かったです。どれも、等身大の演奏を聴かせてくれて、作品に言葉を語らせる達人であったと思います。
ケンペ盤、評判イイですね。聴いているとケンペの人柄までうかがえるような、誠実な演奏。やっぱりエエです。いまHMVのマルチバイでは1400円くらいのようです。発売当初は軽く3000円以上したのに・・・・(T-T)。
カラヤン/VPO、ヴァント/BPOもスゴイ演奏と思います。ハイティンク/VPO、ジュリーニ/VPOも好きです。マゼール/BPOのも力演ですし・・・・この曲には名演盤が多いですね。名曲だからでしょうか。