クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

「中庸」の魅力 小沢/BSOの「春の祭典」

2005年04月30日 05時53分16秒 | 管弦楽曲
小沢/ボストンSOの「春の祭典」。LPでは持っているのだが、この間、近所の古本屋でゲットした。280円。バカ安である。LPの時代から、時々取り出しては聴いていたのだが、CDで聴き直してみてそのエレガントさに再感動した。小沢の指揮は、ピリピリしていない。各楽器が見事に溶け合って、ホールトーンも含めて大変美しいのが特徴だと思う。「春の祭典」と言えば、鮮やかな色彩感、音色は原色の激しさ、強烈なリズム感・ . . . 本文を読む

ブーレーズの幻想交響曲

2005年04月29日 15時48分24秒 | 交響曲
この幻想交響曲はブーレーズの再録音盤。オケはクリーヴランド管だ。まず、音が鮮烈。録音が抜群なのだ。ブーレーズの演奏はクールで精妙なのが特徴。この演奏も、精妙・繊細でニュアンスが豊富なのだが、決してクールではない。いや、逆に「熱く燃えている」・・・・。録音は1996年だったかな。第1楽章から、「熱い音」がわがリスニングルームを満たしてゆく。2楽章のワルツなど、腰を浮かして踊りたくなってくる。第3楽章 . . . 本文を読む

緑の中を走る

2005年04月28日 09時01分26秒 | 近況や季節の話題
今朝も5時40分から、いつも通りのジョグ。今月の目標は合計180?だったが、どうも150?止まりになりそう。上旬が忙しかったので、仕方ないかな。昨日はバリウムを飲む日だったのでお休み。休んだ翌日は実に好調。過去最速の41分30秒で走れた。距離は7.5?。1?を5分30秒程度のジョグ。自分にとってはかなり速いペースだった。5時過ぎには、四国伊予路も、もう十分明るい。西の方に下弦の月がうっすらと見える . . . 本文を読む

緑の季節 ~オルフェウス室内管のモーツァルト協奏曲集~

2005年04月27日 21時46分40秒 | 協奏曲
新緑の季節。どこも緑の香りで一杯だ。今日のような気候・天気で1年間過ごせればどれほど快適だろうか。何とも贅沢な、今日はそんな日和だった。さて、今夜の1枚はオルフェウス室内管のモーツァルト協奏曲集。フルートハープのための協奏曲とクラリネット協奏曲。どちらも、モーツァルトの「奇跡」のようなコンチェルト。フルートとハープの、陳腐な言い方で赤面ものだが、まさに「妙なる調べ」。掛け合いがたまらない。cl協奏 . . . 本文を読む

スウィトナーのブラームス第2番

2005年04月24日 16時46分03秒 | 交響曲
久しぶりの休日で、前々から考えていた、書斎の掃除を。パソコン関係の書籍・雑誌を処分した(というか、「BOOK OFF」に持ち込めば買い入れてくれるだろうか?DOS時代のアプリ本や昨年度の日経パソコンなど・・・・さてさて(^^ゞ・・・・・)綺麗になったところで、休日らしく、ブラームスの「田園」たる交響曲第2番を聴く。今日もまたスウィトナーだ。オケは、ベルリン・シュターツカペレ。1984年だったかな、 . . . 本文を読む

スウィトナーの「田園」

2005年04月23日 22時02分43秒 | 交響曲
DENONのクレスト1000で復活したスウィトナーの名盤。オケはベルリン・シュターツカペレ(現在の首席はバレンボイムだったかな・・・・)。確か、1980年のレコード・アカデミー賞(交響曲部門)を受賞したはず。『レコード芸術』は、この年から新譜月評が2名制となり、大木正興と小石忠男の2人が交響曲の担当になった。(小石忠男はあれから25年も担当しているのか・・・・すげぇなあ・・・)。特に大木が絶賛して . . . 本文を読む

ザンデルリンクのブラームス1番 ドレスデン・シュターツカペレ盤

2005年04月21日 05時27分41秒 | 交響曲
ヤフオクで「DENON マイ・クラシック・ギャラリー」66枚組を安価でゲットできた。DENONの「クレスト1000」シリーズと多くがダブルのだが(だから、結局ダブリ買いになってしまう・・・(^^ゞ・・・・)、サヴァリッシュのモーツァルトやコシュラー指揮の何点かは見かけなくなってきたので貴重かな。で、今夜の1枚はブラームスの交響曲第1番。ザンデルリンク指揮のドレスデン・シュターツカペレ。オイロディス . . . 本文を読む

愛聴盤・マリナーの「惑星」

2005年04月20日 15時47分44秒 | 管弦楽曲
アムステルダム・コンセルトヘボウ管の響きは落ち着きがあって、しっとりと美しい。特に、ホールトーンが素晴らしい。弱音が、徐々に空間に溶けて、抜けてゆくように消えてゆくのが、特に美しい。フィリップスの録音が、何と言っても最高だ。デッカの録音ではこうはいかない。コンセルトヘボウが、原色で鮮烈で輝くような音になる。(だからといって、デッカの録音が嫌いなわけではない。シャイーとのマーラーなど、堪らなく美し録 . . . 本文を読む

PCM録音~~~スウィトナーのベートーヴェン全集が廉価盤に・・・・

2005年04月18日 09時10分25秒 | クラシック音楽その他
ここ数年、DENONの廉価盤攻勢が激しい。クレスト1000シリーズなんか、名盤が非常に安く買えるようになった。喜ばしい限りだが、DENONは大丈夫なのか?早いとこクラシックに見切りをつけて、今ある音源を売り切ってしまおうとでも考えているのではないか?(^^ゞインバルのマーラー全集が6000円程度でブリリアントの輸入盤で買えちゃう。エレーヌ・グリモーのDENON録音も、ブリリアントでバカ安だ。DEN . . . 本文を読む

アンチェル/チェコ・フィルの「展覧会の絵」

2005年04月17日 19時07分31秒 | 管弦楽曲
先日わずか140円でゲットした「展覧会の絵」。DENONの廉価盤で、アンチェル/チェコ・フィルの演奏。発売は10年以上前。録音は1960年代。カップリングはセルジュ・ボドの指揮でボレロや亡き王女のためのパヴァーヌ。録音の出来はこの時期としては標準レベルかな。チェコ・フィルの、あまり派手でないが独特のシルキーな弦楽の響きや、管楽器のひなびた感じがよく出ている。演奏も、受け狙いな感じは全くなく、地味で . . . 本文を読む

カラヤンのチャイコフスキー管弦楽曲集

2005年04月15日 21時47分32秒 | 管弦楽曲
カラヤンの指揮するチャイコフスキーの管弦楽曲集をじっくり聴いた。大序曲1812年、イタリア奇想曲、フランチェスカ・ダ・リミニ序曲、スラヴ行進曲の4曲。演奏は勿論ベルリン・フィル。1966年の録音だからカラヤン/BPOがいよいよ全盛期に入ろうとしているときのものだ。10年近く前に、同朋舎が発売していた「グレート・コンポーザー」シリーズの1枚。昨年、ヤフー・オークションで全集(66枚だったかな・・・? . . . 本文を読む

バレンボイムのブルックナー7番

2005年04月14日 11時13分17秒 | 交響曲
3月にHMVの通販で購入したバレンボイムのブルックナー全集を通勤の車で聴いている。オケはベルリン・フィル。1990年代の最新録音が廉価盤になって9枚で4990円だった。安いなぁ。今日は7番を。きれい。とにかく、綺麗な演奏。バレンボイムの棒に、ベルリン・フィルがきちんとついていって、まるで破綻がない。世界最高峰のオケだから、当然なのだろうが、それにしても上手い。響きも透明感があって、とってもきれい。 . . . 本文を読む

ブーレーズのドビュッシー

2005年04月13日 06時03分53秒 | 管弦楽曲
一昨日の古本屋激安CD(1枚140円でゲット)の1枚。ブーレーズのドビュッシー管弦楽曲集。1966年のCBS録音。指揮者としてのブーレーズの最も早い時期の録音。交響詩「海」、牧神の午後への前奏曲、夜想曲、バレエ音楽「遊戯」の4曲入り。オケはNPO。夕食後にのんびり聴いていると、ついウトウトしちゃう(^^ゞ。今夜も疲れのせいか半睡状態だった。尤も、ブーレーズの音楽、ドビュッシーの音楽は、相性が悪いみ . . . 本文を読む